産業懇談会【メールマガジン 産懇宅配便】 第199号 2018.12.27発行

メールマガジン■産懇宅配便■

平成30年12月度(第199号) 目次
【30年11月度 産業懇談会(水曜第2G)模様】 11月14日(水) 12時00分〜14時00分
【30年11月度 産業懇談会(水曜第1G)模様】 11月21日(水) 12時00分〜14時00分
【名古屋いちばん物語】 No.116
【新会員自己紹介】
永井 研吾氏 名新パイピング株式会社 常務
【産業懇談会「代表幹事講話」ならびに「新年合同懇親会」開催日程】
【2月度産業懇談会のご案内】
【お知らせ】
【コラム】
コラム1 【さっかの散歩道】 No.6
コラム2 【保健師からの健康だより】 No.177
コラム3 【「ほん」のひとこと】 No.122
コラム4 【苗字随想】 No.199
【30年11月度 産業懇談会(水曜第2G)模様】

テーマ: 『 健康増進型保険 ”住友生命「Vitality」” 〜保険のその先へ〜 』


日  時:平成30年11月14日(水) 12時00分〜14時00分
場  所:名古屋観光ホテル 18階 伊吹の間
参加者:23名

スピーカー:
藤沢 直文(ふじさわ なおふみ)
住友生命保険相互会社 
中部総合法人部長

スピーカー:
西野 貴智(にしの たかのり)
住友生命保険相互会社
Vitality戦略部長

藤沢 直文氏

西野 貴智氏


<藤沢 直文氏ご挨拶>
 本日は、「保険」と「健康」がテーマ。私個人も人間ドックを毎年受けているが、お恥ずかしい話、ここ数年の結果はいつも芳しくない。そこで、通知が来た直後は「これはいけない!」と奮起し、ジムに行ったり糖質制限してみたりと頑張ってみるのだが、なかなか長続きしないというのが現実でもあり・・・。
 昨今は、健康経営、つまり従業員の健康管理を重要な経営課題と捉えて、従業員の健康維持向上を通じた生産性向上を目指す企業も増えてきた。そういう中、当社は世界各国で提供され、グローバルで評価されている健康増進プログラムを“住友生命「Vitality」”として7月に発売した。行動経済学の理論や最新テクノロジーを採り入れた画期的な商品なので、その意義や仕組みについて今日はご紹介させていただきたい。

<西野 貴智氏ご講演>
■保険を通じて社会課題を解決できないか
 昨今、SDGsやESGなど社会の様々な課題に対し企業の貢献が求められるようになった。人生100年時代とも言われるが、我が国日本においても、2048年には100歳以上の高齢者が60万人を超える、あるいは、2007年以降に生まれた女の子の半数は90歳以上まで生存するという試算もある。また、人口ピラミッドの想定をみても、若者が老人を支えるという構造はもはや難しくなっている。更に、年金・医療・福祉の社会保障給付費は1970年には3.6兆円だったものが、2016年には118兆円、2040年には190兆円との試算もあり、財政面でも待ったなしの状況だ。これを解決するには、寿命と健康寿命の差(女性12年、男性9年)を縮めねばならない。この課題に住友生命が保険を通じて貢献できないか、その一つの答えがVitalityだ。

■ノーベル賞セイラー教授の理論も活用
 Vitalityは南アフリカのDiscovery社の商品。世界に先駆け20年前から健康増進型保険を販売していた。当社は3年前からDiscovery社と提携し、準備を進めてきた。なお、Vitalityは今では世界各国8社が取り扱い、890万人の契約者のデータが蓄積されている。
 さて、健康のカギは人々の行動変容だ。運動不足・食生活・喫煙アルコール習慣、みんな正しい行動は分かっていても悪習慣は止められない・・・。いかに内発的動機を引き出し、行動を変えてもらえるか、Vitalityには行動経済学の理論がふんだんに盛り込まれている。行動経済学で有名なのが、「達成したらご褒美」よりも「最初にご褒美を与え、怠るととりあげる」ほうが、人々の行動変容に効果があるというもの。以下はVitalityの工夫の一例だ。

  • 15%割引で初年度の契約がスタート。
  • 二年目以降は、加入者のステータス(ブロンズ・ゴールドなど四段階)で保険料が変動する。
  • ステータスによっては最大30%も割引される一方で、最大10%の割増料金もありうる。
  • ステータスは加入者の健康努力の蓄積。例えばスマホ等による運動計測(歩数等)、フィットネスジムの利用、マラソン大会などイベントへの参加によってポイントが加算される。
  • 週ごとに提供されるアクティブチャレンジをクリアすると、コーヒーやスムージーといったパートナー企業からのご褒美(リワード)を貰える。楽しみながら毎週チャレンジすることができる。

 発祥国の南アフリカでは、ゴールドステータスメンバーの平均寿命は、全国平均を大きく上回るというデータもある。「健康になりたいけど、そのきっかけがない」なら、是非Vitalityをそのきっかけにしてほしい。

■保険のその先へ
 保険会社はこれまで、死や万一のこと、すなわちリスクを語って商品を販売していた。だから、保険会社が感謝される時は、加入者が死亡したり万一のことが起こったとき悲しいシーンの時だ。一方で、Vitalityが画期的なのは、初めて皆様の健康を語って販売できるようになったことだ。リスクのカバーではなく、リスクそのものを低減する、これは保険ビジネスの変革に繋がるのではないだろうか。
 Vitalityは最新テクノロジーの活用という意味でも画期的だ。ICT技術により加入者とサーバーを繋ぎ、加入者の健康状況・運動状況・購買情報や安否まで含め様々なデータを蓄積している。我々は産総研や立命館大学とも連携し、このビッグデータをいかに健康増進に役立てていくか研究している。ビッグデータはテクノロジーや商品を進化させるテコとなる。その結果、社会へ広く浸透し、また新たなビッグデータを生み出すだろう。そして、それがまた進化と浸透へと繋がっていくという良い循環だ。
 海外ではすでに日々の生活にVitalityが浸透している。日本でも皆様の健康増進に役立つパートナーとして、当たり前のように日常に浸透している存在になっていきたい。


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【30年11月度 産業懇談会(水曜第1G)模様】

テーマ: 『 プロ用厨房オイシスでの調理実演と試食会 』


日  時:平成30年11月21日(水) 12時00分〜14時00分
参加者:17名

 今秋、東海三県初出店の複合ショッピングセンター「ららぽーと」の開業が大きな話題となったが、これは港区の旧東邦ガス 工場跡地で開発が進められてきたスマートタウン「みなとアクルス」構想の一環。ららぽーとを中心に、運河の景観も活かしながら、集合住宅やスポーツ施設が整備されている。また、当エリアに低炭素エネルギーを供給するのが、東邦ガスのエネルギーセンター。今回、エネルギーセンター1Fにあるプロ厨房オイシスを訪問し、コメットカトウ製オーブンなどを活用した調理実演と試食会を開催した。

<ご挨拶 (株)コメットカトウ 加藤愛一郎社長>

 当社は創業から98年。もともと厨房周りの器具を製造していたが、戦後になって父がガスの調理器具を手掛け始めた。
 大手家庭用ガス器具メーカーさんがいる名古屋で、当社が存在感を発揮するために、業務用調理器具に特化してきた経緯がある。一口に調理器具といっても数百種類あり、その中でも当社はガスや電気による加熱器具を中心に製造している。
 調理実演に使用するスチームコンベクションオーブンは、最初にドイツで開発され、それが世界中に普及した。只のオーブンではなく、蒸気も利用できるのがポイント。「焼き」と「蒸し」を同時ないしは交互に実現できる。また、コンピュータ制御で微妙な温度調整も可能。いちど調理レシピを確立できれば、それを登録しリピートして使うことが可能だ。

加藤愛一郎氏
加藤愛一郎氏

 今回、産懇での講話ということで悩んだが、やはり実際に調理器具の現物を見て、それを使った料理を試食するのが一番。本日は是非、楽しんで頂きたい。

<寺島治シェフ(コメットカトウ アドバイザー)による調理実演と試食会>

 参加者が注目する中、キッチンスタジアム形式で寺島シェフによる調理実演が始まった。料理や調理法に関するトークも盛り込みながら、手際よく調理していく。寺島シェフによると、今年マレーシアで開催されたコックさんの世界会議には、世界100カ国から1000名ものコックさんが一同に会し、寺島シェフも東海代表として参加されたとのこと。しかも、その1000名分の料理を担当したのは、たった15人。素早く作り、なおかつ温かいものを1000人分用意することが問われるが、活躍したのがスチームコンベクションオーブンだそう。料理は五味五法と言われるが、このオーブンは五法(生・煮る・焼く・揚げる・蒸す)のうち「揚げる」が無理なだけで大体の調理が可能、特に同じ料理を数多く作る場合に効果的のようだ。また、最近の料理の潮流は、60〜70℃の低温調理で、しかもヘルシーが求められるが、その点でもコンピュータ制御のオーブンは得意。加えて少子化の影響は日本の厨房にも迫っており、調理場の効率化は待ったなし、ますますこのオーブンの活躍の場が広がるだろうとのことであった。

写真1
寺島シェフとオーブン(コメットカトウ製)

 調理中もそんなトークで参加者を楽しませてくれたが、続々と料理が出来上がる。本日のコースは、「小松菜フランに野菜ジュレを添えて」「柔らかシュプレームチキンのエビス焼き、海老の香草焼き、南瓜リゾット添え」「ココナッツミルクのブラマンジェ」。和・フレンチ・イタリアン・ハラールと様々な要素を採り入れ、なおかつ間近で調理の光景を見ながらの贅沢な食事会に一同大満足の午後であった。

 また、食事会の終了後は、東邦ガスのアテンダントさんの案内のもと、オイシスで展示されているコメットカトウ製器具を始めとする調理器具や厨房周りの設備を見学。高温になりがちな厨房を涼しくするというコンセプトで開発された「涼厨」など調理機器の最新技術に驚きの声があがっていた。

 加藤社長、寺島シェフ、御馳走さまでした!

写真2
写真3

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【名古屋いちばん物語】 No.116

テーマ: 『 「住吉の語り部となりたい」 シリーズ第93回 』

料亭つたも主人
深田正雄(栄ミナミ地域活性化協議会)

栄ミナミの名刹:白林禅寺と政秀寺

 江戸時代の東海山白林寺(はくりんじ)は、南寺町の北端、寛永2年(1625)夏、尾張藩主徳川義直が妙興寺より蘭叟紹秀を招聘して開山しております。現在の矢場公園一帯約5000坪を寺領とした大きな臨済宗妙心寺派の寺院で南隣の政秀寺と相似していることが尾張名所図会からわかります。

<東海山白林寺>
寺の由来は、同寺ホームページによれば:
尾張藩祖徳川義直公が名古屋城天守閣より南方を見渡すと真っ白に覆われた林があったという。よくよく見るとそれはシラサギが群れをなして休んでいる美しい光景であったと。
そこが成瀬正成の菩提を弔う所・白林寺となったそうである。
正成は、永禄十年(1567)正一の嫡子として三河足助郷で生まれ、幼名を小吉といった。幼少にして父と共に徳川家康に仕え寵遇をうけたという。天正十二年(1584)の小牧・長久手の役に出陣して首級を挙げ、家康から備前兼光の一刀を拝領した。時に十七才であった。元和二年(1616)七月義直が駿府より名古屋へ移るのに従って尾張へ入り、翌三年犬山城主となった。正成は、大名になるのが当然視されていたものの、家康に「愛子義直のために」と懇望されて尾張へ赴いたいきさつがある。そのかわり、家老の身でありながら一城を拝領し、一藩に準ずる別格の扱いをうけることとなった。

住吉写真1
尾張名所図会 第2巻より 左(北):白林寺、右8(南):政秀寺 西より望む隣接する両寺

 白林寺は代々成瀬家の菩提所でありましたが、1945年(昭和20年)、名古屋大空襲で山門と御霊屋を残し焼失。その後、元の地に再建され、戦災復興土地区画整理事業により墓地は正成公の墓とともに平和公園に移動しております。開発による接収と土地賃貸のため、現在の面積は600坪くらいとなりましたが、境内には戦前からの数本の楠が名古屋市の保存樹として青々と茂り、南には約50坪の畑もあり都心とは思われない緑の空間です。

 昭和区にある檀溪橋・檀溪通は250年前第五世檀溪徹和尚が隠棲した地と言われています。昔、東郊第一の勝地として、文人墨客が足を運んだ幽邃の仙境であったところです。
 そして、現在の武山廣道住職は名古屋禅センターを主宰され毎週木曜日の座禅会、禅の著作も多く、NHK文化センター講師などで禅の心や「般若心経」について語られています。

住吉写真2
明治2年矢場町地図・南北に
隣接する白林寺と政秀寺
住吉写真3
白林寺案内板と広小路散歩コース
住吉写真4
白林寺山門

<瑞雲山政秀寺>
瑞雲山政秀寺(臨済宗)について、清須越400年事業ネットワークから引用すれば、
織田信長の守役の平手政秀は父・信秀の重臣であった。吉法師と呼ばれた幼少時代、奇行が多くうつけ者といわれた信長の良き理解者とされて来たが、天文22年(1553)信長を諫めるため自刃した。信長はその菩提を弔うために、小牧山の南に政秀寺を建立し澤彦(天正15年寂)を開山とした。その後、戦火で焼失、1585年に清須城下に再建、慶長15年(1610)に清須越しで矢場町に移転した。信秀が京都妙心寺から澤彦(たくげん)を信長の教育係に招聘。信長の名付け、「井ノ口」から「岐阜」の命名、「天下布武」の言葉を教えたのも澤彦といわれています。

 清須越しの建物は北隣の白林寺のモデルとなる本堂、庫裏、座敷、書院でしたが、戦災ですべて焼失、昭和40年前後に再建されました。本尊は木造十一面観世音菩薩坐像で、政秀の墓はかつて本寺にありましたが、今は名古屋市の平和公園内政秀寺墓地に移されています。无名会(むめいかい)という法話会が毎月継続され、名古屋の財界から昭和の名僧「山田無文老師」のお話を聞きたいとの要請でスタート。50年前から本堂で開催され、老師ゆかりの方々から気づきを得られるとのことで話題となっています。また、毎月第4土曜日の夕刻には「ささえあい坐禅会」も開催され、お抹茶をいただきながら気軽に座禅に親しんでいただけることも楽しみのひとつです。

 両寺と守綱寺は尾張藩家老格の菩提寺で南寺町の北端に位置して、万が一の名古屋城への外敵攻撃の最終防御拠点として位置付けられていたと思われます。
 現在は白林寺と同様に周辺の土地建物を賃貸されて運営の一助とされているようですが、昭和30年前後の木造建物が多く老朽化が激しくなってまいりました。寺所有の周辺土地は、建物所有者・居住者が異なり、転貸物件も多く権利関係が複雑に入り組み地域の再開発には課題が多いように思われます。また、一部戦災で焼失を免れた所もあり、戦後の区画整理が不十分な地区で道路幅も狭く電線の地中化も困難となっています。今後は、江戸時代のような寺社を中心とした街づくりを考えていくことも大切に思います。

住吉写真5
政秀寺:庫裏と本堂(栄3-34-23)
住吉写真6
現在の法光寺:昭和区花見通2-3

 政秀寺西の慈雲庵門前は明治4年(1871)に勝鬘寺地子に合併されました。また、真宗大谷派法光寺は戦後、一部再建されましたが昭和40年頃八事山王通り角に移転しております。
 跡地には三重の大同相互銀行と名古屋信用金庫が合併し、株式会社中京相互銀行(現・中京銀行)に商号を変更し、昭和44年(1969)本店を現在地に移転しております。

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【新会員自己紹介】

                 
永井 研吾氏
火曜グループ

永井 研吾(ながい けんご)
名新パイピング株式会社
常務

【名新パイピング株式会社】
〒457-0821 名古屋市南区弥次ヱ町3丁目77番地
TEL:052-614-5800
URL:http://meisin-piping.co.jp/

 この度、産業懇談会火曜グループに参加させていただきます、名新パイピング(株)永井と申します。宜しくお願い致します。

 1955年2月11日 63歳 羊歳生 です。
 プラントの設計施工。(主にボイラー設備設計施工管理)で43年間
 弊社は創立2004年より現在まで、各種プラント工事をはじめ空調配管工事・機器、架台、槽、タンクの製作・メンテナンス工事等を施工してまいりました。
 わたくしは主に製図や管理などを主に行っております。
 10周年を迎えるに際し 活動活発な同友会に入会して更なる飛躍の為に皆さんと交流させて頂き勉強したいと思います。
 平均年齢35歳と若い会社ですが、即座に対応し信頼や実績を積み重ねて、従業員共々の力を合わせてお客様の声にお応えできるよう「人とのつながり」を基本理念とし造りあげております。

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【産業懇談会「代表幹事講話」ならびに「新年合同懇親会」開催日程】

産業懇談会「代表幹事講話」ならびに「新年合同懇親会」のご案内

 毎年恒例の産業懇談会4グループ新年合同懇親会を、下記の通り開催いたしますのでご案内申し上げます。
本年は、須藤誠一筆頭代表幹事からご講話をいただきます。また、年の初めに、産業懇談会メンバーの皆様に親睦を深めていただきたく、あわせて新年合同懇親会を開催いたします。是非とも多数ご出席くださいますようお願い申し上げます。

日時 平成31年1月29日(火)17:30〜20:00
17:30〜18:30 須藤筆頭代表幹事 講話
18:45〜20:00 新年合同懇親会(着席ビュッフェ)
場所 ホテルナゴヤキャッスル 
講演:2階 青雲の間
懇親会:2階 天守の間
ご講話演題 「私の歩んできた道」
本状ご案内先 代表幹事および産業懇談会会員の皆様
平成30年度に中部経済同友会にご入会された新入会員の皆様

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2月度産業懇談会のご案内
グループ名 世話人 開催日時 テーマ・スピーカー 集合場所
火曜グループ

富田 茂
広井幹康
深田正雄

2月12日(火)
12:00〜14:00

『大学生向けインターンシップで2年連続
    日本一となった理念経営の取り組み』(仮)
アチーブメント株式会社
名古屋営業所長 針生 栄司氏

名古屋観光
ホテル
18階
伊吹の間

水曜第1グループ

淺井博司
足立 誠
落合 肇

2月20日(水)
12:00〜14:00
『名古屋大学
 ナショナルイノベーションコンプレックス視察会』

名古屋大学
本山キャンパス
(現地集合)

水曜第2グループ

片桐清志
大倉偉作
見祐次

2月13日(水)
12:00〜14:00

『住友商事グループのサステナビリティ推進及び
                    環境への取組み』
住友商事株式会社 理事中部支社長 犬伏 勝也氏
住友商事株式会社 サステナビリティ推進部
部長代理 中西 正治氏

名古屋観光
ホテル
2階
曙の間
木曜グループ

河村嘉男
倉藤金助
田憲三

2月14日(木) 12:00〜14:00

『名古屋妖怪街道と落ち延び街道』
現代美術作家 山田 彊一氏
名古屋観光
ホテル
18階
伊吹の間

◆2月20日(水)水曜第1グループにご参加いただく方には、詳細案内をお送りします。
◆見学会は、定員がございますので、お早めにお申し込みください。

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【お知らせ】

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【コラム】

コラム1 【さっかの散歩道】 No.6
コラム【さっかの散歩道】

長瀬電気工業株式会社
代表取締役 屬 ゆみ子

『 御手弱女なXジェンダー 』

 産業懇談会忘年会に初参加した。この時期ベートーベン第九のリハーサルが追い込みに入るので、なかなか日程が合わないのだが、今回は自身の参加する火曜日グループと、このコラムでお世話になっている片桐さんが世話役をされている水曜日第2に、顔を出させていただくことが叶った。火曜日は、世代が若めな上、女性の出席率が高いせいか、少しばかりノリが良く、お酒が入ると踊りだしそうなメンバーもいて熱量がやや高め。それに対して水曜日は、しっとりと大人な雰囲気の、ジェントルマンな会で、穏やかに時間が過ぎた。曜日によってこんなにカラーが違うのかと、新たな発見をし、他の曜日もひょっこり覗いて観察してみたくなったりした。

 こうして気がついてみると、最近は男性メインの会に参加する機会が増えた。いかんせん業種柄女性の参画が進まないので、社員にしても、取引先にしても日々男性との会話が殆どで、街中で楽しくランチに興ずる女性たちのような、賑やか時間は余りない。せいぜいワインバーで女性ソムリエールと世間話をするくらいである。そんな毎日にショックを受ける出来事が起こった。

 先日、西川流が主催する日舞エクササイズ「NOSS」に誘われ、丸の内の星城大学内にあるお稽古場まで出かけて行った。西川まさ子氏は数年来の友人で、ずっと誘われ続けていたのだが、今回は何故か私のスケジュールが押さえられていて(多分酔った勢いで、近くにいた友人が私の手帳に書き込んだ)、とりあえず見様見真似のお稽古をすることにした。といってもこの日の参加者は私と、その手帳に書き込んだ友人の二人きり、指導してくださるのはまさ子氏の妹、陽子氏と、ほぼ身内状態のお稽古となった。
 見様見真似で30分、途中、お茶休憩が入る。普通に世間話を始めるのだが、なんだか違和感を覚えるのである。気心の知れた仲間で、尚且つ同じ日本語を使っているのに、何が違うのかと、しばし無口になってみて驚いた、というかショックを受けた。
 私の使っている言葉は「女性言葉」ではない!
 伝統芸能に身を置く陽子氏の言葉は、大変穏やかで優雅さを感じる。話している内容はそんなに変わらないのに、私の言葉は何故かシビアで、可愛げがない。…おかしいな、私も昔はこうやって話していたと思うのだけれど、と陽子氏の話し方に合わせてみようと試みるのだが、頭の中で思いついたことを、2回ぐらい言語フィルターにかける作業をしなければならず、そういう意味では外国語を訳すくらいの労力が必要で、早々に無駄な抵抗はしないことにした。
 確かに男社会に身を置いていると、もちろん女性であることを前面に出している方もいるが、私の場合本能的に女性らしさを消す作業をしている気がする。それは自分にとっての防衛本能だと思っていたのだが、これは少し気負いすぎ、このままではオジサン化街道まっしぐらかも!?と、自省してみた。

 そんな話を、同世代の現役で働く女性にしたところ「仕方ないわよ、私たち“Xジェンダー”だから」と簡単にあしらわれた。出たな!第5のジェンダー!!である。ご存じかとは思うが、LGBTに続き、最近言われ始めたこの形のないカテゴリーは、「男性であり男性でなく、女性であり女性でない」という、両性あるいは性別を超越した無性の存在をさす。確かに、右脳左脳の使い方で、女性的思考、男性的思考というのは一般的な性差であるが、その両方を使い分ける、というか両方使っている人種らしい。
 そう言われると、妙な安心感というか諦めもつくのだが、これもまた統計学の一種で、この形のなさが「なんだか血液型占いみたい」と思わせる。結局人間は、訳の分からいものに、名前を付けて一括りしておくと、自分も周りも安心して、その中で「仕方ないか、私こういうタイプにカテゴライズされているから」と居心地よく居られるのだろう。でもXジェンダーはそこも違うようだ。カテゴライズを嫌い、どのタイプにも属さず、自分流を通す、まるでテレビドラマ「ドクターX」の大門未知子のことかとも思わせる。なんてイメージしてみると、果たして自分は、そんなハイカラな人種なのだろうか?と、正直むず痒い。

 「そうは言っても、愛されキャラでは居たいんだけどね〜」
なんて心の中で囁いていると、西川まさ子氏から一言
 「ゆみちゃん、来年の名古屋おどり、出てね。歌ってね。」
本気ですか?西川さま、私オペラは歌いますが、小唄・長唄は経験がありません。
 「大丈夫〜、オペラ風にアレンジして歌えばいいから〜」
オペラ風小唄って???どなたかご存知ですか??
 こんな難題をサラッと投げかけてくる西川まさ子氏は、言葉使いこそ女性、でも中身は私と同様“Xジェンダー”系なのかもしれない。

 ということで、2018年も暮れてまいります。皆様方良いお年をお迎えください。
 そして、もし来年、名古屋おどりでオペラ風小唄をご披露することになった暁には、ぜひ怖いもの見たさにご来場くださいませ。

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コラム2 【保健師からの健康だより】 No.177
コラム【保健師からの健康だより】

株式会社 スズケン
保健師 稲垣 静香

『 健康増進法が変わります 』

 日本の喫煙率は緩やかに低下していて、2017年は17.7%(男29.4%、女7.2%)でした。時代の流れもあり、普通の紙巻たばこからアイコスやグロー、プルーム・テックといった新型たばこへ代えた方もいるのではないでしょうか。
 これらは「禁煙の助けになる」といわれることもありますが、結論から言うと「電気加熱式たばこで禁煙成功!」にはなりません。電気加熱式たばこは、たばこ葉を加熱して吸うタイプのれっきとした「たばこ」です。いわゆるたばこの葉の部分の入った箱をみると、「喫煙は、あなたにとって肺がんの原因の一つとなり、心筋梗塞・脳卒中の危険性や肺気腫を悪化させる危険性を高めます。」、「未成年者の喫煙は、健康に対する悪影響やたばこへの依存をより強めます。周りの人から勧められても決して吸ってはいけません。」と紙巻たばこと同様の注意がきちんと書かれています。

 今年の7月に改正健康増進法が公布され、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて「望まない受動喫煙をなくす」ことを定めています。基本的な考えとしては、屋内全面禁煙にするか、喫煙室(飲食不可)を設置するかのどちらかになります。経営規模の小さい飲食店においては例外を認めており、従業員を含む20歳未満の立ち入りを禁止すれば屋内での喫煙が可能となります。電気加熱式たばこも規制の対象となっていますが、電気加熱式たばこ専用の喫煙室を設ければ喫煙室での飲食も可能となります。
 東京オリンピック・パラリンピックとういうきっかけを有効に活用し、健康増進に配慮した規制をするため、国よりも厳しい条例を設けている自治体もでています。日本の受動喫煙対策は海外と比べると遅れを取っており、今後さらなる見直しがされるのではないでしょうか。

 さて、平成最後の年末ですね。今年は、地震・豪雨・台風・猛暑など災害による被害が多くありました。「平成」は「国の内外、天地とも平和が達成される」という意味なんだそうです。残り少ない「平成」ですが、来年はたくさんの人におだやかな毎日が訪れますように・・・。

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コラム3 【「ほん」のひとこと】 No.122
コラム【「ほん」のひとこと】

株式会社 正文館書店 取締役会長
谷口正明

『 ベートーヴェン捏造 』
かげはら史帆著・柏書房刊

 ベートーヴェンは人生最後の約10年「会話帳」を使っており、それはベートヴェン研究の第1級資料として信頼されていたものでした。「会話帳」とは、「聴覚を失ったベートーヴェンが、家族や友人、仕事仲間とコミュニケーションを取るために使っていた筆談用のノートのこと」です。
 ところが1977年の国際ベートーヴェン学会の席上で、その会話帳がベートーヴェンの死後に改竄されていることが発表されたのです。犯人は、ベートーヴェンの晩年に秘書役を務め、後に『ベートーヴェン伝』を著したアントン・フェリックス・シンドラー。シンドラーはなぜ改竄をしたのかを、「彼自身のまなざしを通して明るみに出そう」というのが本書です。

 この本は新聞などの書評にも取り上げられ、学術書やドキュメンタリーとして紹介されていました。資料に厳格に基いて書かれているからですが、シンドラーの言葉として表されているところは小説(的)で、とても面白く読めました。

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コラム4 【苗字随想】 No.199
コラム【苗字随想】

片桐清志

「師走」と苗字

 12月のもう一つの呼び名「師走」と苗字の関係に着目してみた。
 「師走」さんは見つからなかったが、「シワス」さんはいて、「十二月」と書く。因みに「十二月」がらみの苗字では十二月一日(シワスダ・ヒズメ)、十二月晩日(ヒズメ)、十二月晦(シワスダ・ヒヅメ)、十二月晦日(ヒズメ・ヒナシ)、十二月朔日(シワスダ・ヒズメ)が見つかった。
 「師」で始まる「師」姓は14種見つかった。一字姓の「師(シ・モロ・ソチ)」もある。ランキングの上位では師岡(モロオカ・シオカ)の4158位、師井(モロイ・シイ)の9782位、師田(モロタ・シダ)の1万2990位、師橋(モロハシ)の1万7932位、師玉(シダマ)の1万9595位がある。ユニークな苗字では師子(シシ・モロコ)が見つかった。
 「師」は下付く苗字の方が多い。その多くは職業と結びついたものが目立つ。ランキング上位では土師(ハジ・ツチシ・ドシ)の3411位、図師(ズシ)の3687位、寺師(テラシ)の4812位、薬師(ヤクシ・クスシ)の6783位、高師(タカシ・タカツカサ・コウシ)の7474位、一法師(イチホウシ・イッポウシ他)の1万1312位、塗師(ヌリシ・ヌシ・トシ)の1万2950位などが見つかった。その他職業関連では網師(アジ)、鍋師(ナベシ)、酒師(サカシ)、漁師(リョウシ)、笠師(カサシ)、桶師(オケシ)、山師(ヤマシ)などが見つかった。
 「走」で始まる「走」姓も10種見つかった。一字姓の「走(ハシリ)」もある。ランキング上位の者はないが、ユニークな苗字では走出(ハシリデ)、走水(ハシリミズ)、走越(ハシリコシ)が見つかった。
 「走」が下に付く姓では犬走(イヌバシリ)、虎走(コバシリ)、熊走(クマバシリ)、蛇走(ジャバシリ)、石走(イシバシリ)、砂走(スナバシリ・スバシリ)、須走(スバシリ)などが見つかった。

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【平成30年12月号編集後記】

 先日、医療法人福智会のクリスマス会に参加した。福智会は精神障がい者のリカバリーに向け「障がいがあっても自分らしく生きる」を目標に、就労や一人暮らしといった、患者が地域社会に参加するための支援に力を入れた活動をしている。
 理事長の福智寿彦先生は産業懇談会の会員で、世界でも屈指の「てんかん」の専門医だ。福智先生は「症状の治療は目的ではなく、人生を取り戻すための手段の一つだ」と言い切る。治療の目的はあくまでも患者の人生のリカバリーだ。どんな障がいを持っていても「主体的に人生を追及する生き方・プロセス」を重視している。治癒できなくても人は再起できる。当事者の持つ力を信じ、メンバー一人ひとりが自分らしい生き方を見つめること(リカバリー)を応援することが治療だと捉えている。治療活動は、あくまで患者の社会参加という考えだ。
 福智会ではそのために約束事をいくつか決めている。その第一は診断・重症度で判断しない、無理な目標だと決めつけない、スタッフも希望を忘れない。そのうえで、情報と選択肢を提供し、サポート体制を活用し、スタッフと当事者の壁をなくす。そして当事者は失敗やストレスから逃げない、スタッフもリスクを恐れない、準備に時間をかけるよりも先ずトライを、と呼び掛けている。最後は当事者の役割で、「居場所」は社会の中で見つける、患者の役割を離れる、仕事や生きがいを得ることを会として共有している。
 クリスマス会もその一環で、「リカバリー」活動の一年間の総決算だ。いろんな部門で頑張った人にドラゴン賞を贈っている。例えば親元を離れて単身生活をできるようになった人、就労できるようになった人など様々な部門を設けている。中にはみんなで選んだ賞もある。単身生活や一般就労を継続できた人には5年、10年の節目で賞を贈呈している。
 表彰式の後は演奏会やバザーや寸劇などのアトラクションも行われる。もちろん出演者はリカバリーに挑戦している人たちだ。スタッフも一緒になって楽しんでいる姿が印象的だった。
 「ハンディがあることは不自由だが、決して不幸ではない」、参加者の顔からそんな言葉を思い起こした。福智会のクリスマスは今年で14回になる。回を追うごとに工夫が積み重ねられていく。立ち止まらなければ、一歩ずつでもゴールに近づく。今年のテーマは「つなげよう、リカバリーのたすき」だ。新たな年も彼らの挑戦が続く。我々経済界もサポーターとして何ができるかチャレンジしたい。

(片桐)