産業懇談会【メールマガジン 産懇宅配便】 第160号 2015.9.30 発行

メールマガジン■産懇宅配便■

平成27年9月度(第160号) 目次
【27年9月度 産業懇談会(木曜G)模様】 9月3日(木) 12時00分〜14時00分
【27年9月度 産業懇談会(火曜G)模様】 9月8日(火) 12時00分〜14時00分
【名古屋いちばん物語】 No.76
【新会員自己紹介】
岩崎 明弘氏

エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社東海支店 支店長

小川 勝美氏

一般社団法人中部産業連盟 専務理事

深澤 元喜氏

株式会社中部プラントサービス 取締役社長

小宮 和義氏

三菱UFJ信託銀行株式会社 常務執行役員

岡田 耕二氏

株式会社サンスタッフ 取締役社長

西 和彦氏

大日本印章株式会社 常務取締役

【9月度産業懇談会 水曜第2グループ振替開催のご案内】
【産業懇談会4グループ合同懇親会のご案内】
【11月度産業懇談会開催日程】
【お知らせ】
【コラム】
コラム1 【保健師からの健康だより】 No.138
コラム2 【「ほん」のひとこと】 No.83
コラム3 【苗字随想】 No.160
【27年9月度 産業懇談会(木曜G)模様】

テーマ: 『 能の魅力 =ワークショップ開催= 』

日  時:平成27年9月3日(木) 12時00分〜14時00分
場  所:名古屋観光ホテル 3階 桂の間
参加者:31名

スピーカー:
久田 勘ou(ひさだ かんおう)
観世流シテ方能楽師


久田 三津子(ひさだ みつこ)
観世流シテ方能楽師

ご紹介者:
柴田 雄次(しばた ゆうじ)
特定非営利活動法人名古屋能楽振興協会 代表理事 理事長


 当日は、ホテルの会場内に特設舞台を設け、能の解説、能面・装束の紹介、ミニ上演会を開催した。

■ 能楽について
 能楽は、観阿弥・世阿弥親子が活躍した室町時代に、現在のスタイルがほぼ確立された。日本の伝統芸能として重要無形文化財に指定され、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている。また、歌舞劇は「能」、滑稽物真似は「狂言」と呼ばれ分類されている。
 能楽には5流派あるが、観世流は観阿弥・世阿弥の流れを汲む最大流派である。豊麗で洗練された味わいが特色とされる。
 能楽師には、シテ方、ワキ方、狂言方、囃子方(笛方・小鼓方・大鼓方・太鼓方)という職掌がある。シテ方は能の主役であり、人間に限らず神・亡霊・天狗などの万物を演じる。対するワキ方は、僧侶・旅人といった生きた男性のみを演じ、シテ方の引きたて役となる。

■ 謡(うたい)
 能における声楽部分が謡である。発声法、言葉、アクセント等に独特のパターンがあり、誰もが聞いたことがあり特徴的なのでご存知だろう。
 はじめに、久田 勘ou先生からお手本をご披露頂いた。次は実戦編とばかりに、参加者全員で「老松」の練習会だ。「はっきり、ゆっくり、大きな声」が基本であるとの励ましを受ける。最後は、会場の皆が能楽師となり、木曜グループ版「老松」を完成させることができた。
 (写真左:「老松」の紙、写真右:「老松」練習中)

写真1

写真2

■ 能面
 様々なユニークな能面をご披露頂いた。(1)般若(はんにゃ)=嫉妬に狂った鬼のような形相になった女性、(2)蛙(かわず)= 水死人、(3)獅子口(ししぐち)=口を大きく開ききばをむき出す獅子、(4)増女(ぞうおんな)=清澄な神女 などである。

写真1

 また、全員が能面をつけ、どの程度視野が狭くなるのか、それにより舞台で演じることがいかに大変なのかを体験した。

写真2
能面(レプリカ)を装着中


写真3
視野が極端に狭くなるため、
立ち上がって歩くことも難しい

■ 装束
 演題「殺生石」でシテ方が演じる「キツネの妖怪」の装束を、ご指名された丹羽鐵株式会社森 俊彦社長に試着して頂いた。派手で豪華な衣装だが、サイズが大きく作られているため、何重にも重ねて衣装を身に着ける。これだけでも重労働であることがよく分かった。
 森様には報酬として「矢で射られたため殺され、最後は石になる」という役柄を、アドリブで見事に演じて頂きました。

写真1

写真2

写真3

写真4

写真5

写真6

■ 仕舞(しまい)=上演会
 久田 勘ou氏と久田三津子氏による仕舞のミニ上演会を行った。演題は「老松」「羽衣」「八島」「高砂」の4つ。産業懇談会の特権をフルに活かした、超至近距離での観劇である。
  美しい型の連続からなる優雅な所作に感銘を受けるとともに、圧倒的な存在感・迫力を体感することができた。

写真1

写真2

写真3

写真4

■ 最後に
 能は「武士のたしなみ」とされ、信長や秀吉も自ら演じていた。鑑賞の楽しみも然ることながら、自ら演じるという楽しみ方もとてもお勧めだ。
 ご興味のある方は、是非日本の伝統文化を代表する能の鑑賞、お稽古を体験されてみては如何だろうか。


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【27年9月度 産業懇談会(火曜G)模様】

テーマ: 『 無人飛行ロボット(通称ドローン)の開発最前線
           −技術は無事故を願い、法は無事件を願う− 』

日  時:平成27年9月8日(火) 12時00分〜14時00分
場  所:名古屋観光ホテル 3階 桂の間
参加者:39名

スピーカー:
富田 茂(とみた しげる)
キャリオ技研(株) 代表取締役

富田 茂氏

 当日は(1)トレーニング用、(2)趣味用(首相官邸墜落機同型)、(3)事業用(火災消火作業)、(4)事業用(探査作業)の、4機のマルチコプタ(ドローンの一種)が展示された。大きさ・性能の異なる様々なドローンを興味深く間近で観察する参加者の姿が印象的であった。

■ 弊社との関わり
 弊社の関わりは2005年頃に遡る。当時、中部経済産業局より自動車産業の次は、航空産業だという時代背景で、自社の若者に飛行機の構造を教えようと模型飛行機で遊ぶことから始まった。飛行機がどのように飛び、また右や左に旋回するのか、失速したらどうなるか等を体験させることが、模型飛行機であればできるからだ。リーマンショックを契機に、官需による開発プロジェクトとして、無人飛行機の開発を委託されてから、いくつもの実績が重なり、ドローンも取り扱う現在に至っている。

■ ドローンの利活用例
 元々は無人偵察機として軍事用に開発されたが、民用に転用されてきている。
無人機としては、「プレデター」「Tホーク」「グローバルホーク」などが知られている。
 ドローンの基本的なしくみは、GPSと地図情報により自らの位置を特定し、搭載されたカメラの映像から現場の状況を確認する。現在、プロが使用する商業用のものでは、最高時速100km程度、飛行時間は25分以上のものもある。但し、これは搭載するバッテリーとカメラの重さで大きく変わってくる。

ドローン説明時の様子

■ 首相官邸ドローン落下事件
 2015年4月に、市販ドローンが首相官邸に落下し大きな注目を集めた。本日、それと全く同型のドローンを持ってきたので、後でご覧になって頂きたい。ちなみにこのドローンは15万円前後でネット経由購入できるものである。
 演者の私見によると、落下原因は、(1)電池切れ、(2)整備不良、(3)操縦ミス、(4)突風、(5)着陸ミスなどがあげられる。いずれにしても、何か目立ったことをやりたかったというのが動機ではないか。この他、いくつかの事故・事件の例が動画で紹介された。
(1)繁華街に墜落(名古屋TV塔周辺) (2)ビルに衝突 (3)人間に衝突 (4)飛行機に衝突

■ ドローンの運用可能性
 世界各国でのドローンに期待される主な運用例が、動画を用いて紹介された。
(1)災害時の被害状況の把握 (2)災害時の要救助者の発見 (3)医療(AEDの搬送)(4)スポーツ中継 (5)商品の配送(amazon)(6)インターネット(Wi-Fi搭載)の中継基地 (7)農場での作物育成管理 (8)測量 (9)建築現場の施工管理 (10)トンネル・橋梁の点検 (11)生態調査 (12)消火作業。

■ ドローン発達の背景
 ドローンがここまで身近に利用され注目されてきた背景を分析すると次の通りである。
<技術的背景>
・ジャイロセンサー、GPS、リチウムポリマー電池、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)の発達と低価格化、ブラシレスモータの発達
<社会的背景>
・自分撮り文化とYou tubeの発達
<文明的背景>
・そもそも人は飛びたい

■ 技術は無事故を願い、法は無事件を願う
 技術者は新しい技術に挑戦し、無事故にすることが最高の望みである。一方で法律の事務方は、法律や規制によって無事件にすることを望んでいる。技術発展と規制のバランスが重要。法律や規制は、遵守する気持ちがある人には有効である。つまり、テロや事件は技術では防げない。一方、人の進化には技術開発が必須で、技術に携わる者として、安易ないたずら(少し前は3Dプリンタの悪用が世間を騒がした。今後は監視カメラ画像認識が問題になるかも!)、安易な規制、技術の悪用などによって、技術開発が阻害されることがないことを願っている。夢を追っているようであるが、技術開発は将来の子孫のために今始めなければならない。現在の社会利便は、先代の技術開発の苦労の賜物である。

 最後に質疑応答の時間が設けられ、「業界推進団体・協議会などを上手く機能させて、規制への対応をしてゆくことが良い」とのアドバイスや、ドローンについての技術的な質問等が投げかけられた。


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【名古屋いちばん物語】 No.76


テーマ: 『 「住吉の語り部となりたい」 シリーズ第54回 』

料亭つたも主人
深田正雄

栄ミナミの路地「むつみ小路」が袋小路に危機一髪!

 栄の路地では最も歴史と文化を誇る飲食街「むつみ小路」をご存知ですか?丸栄デパート南、プリンセス大通り南呉服町繁華街と南伊勢町証券街を結ぶ50軒余りの東西の飲み屋ストリートです。大東亜戦直後の区画整理から地元の店舗が共同して通路の土地を供出、私道の両側にびっしりと小料理屋・寿司屋・天ぷら屋・洋食堂・うなぎ屋・うどん屋・バー・クラブ・床屋・・・が林立しておりました。そして、地域住民が利用する生活道路として人通りの多い路地といえます。(写真1:昭和37年頃店舗マップ・名古屋タイムスより)
 そこに、南伊勢町地区を再開発する(株)平和不動産が路地北「名古屋平和ビル」を2004年竣工、南側も買収して丸善書店ビルの建設が2013年秋に着工され、工事中は「むつみ小路」が一時封鎖されました。今春、地元への説明もなく「ビル完成後も封鎖する」との事が発覚、小路の飲食店は営業上死活問題でもあり、地域で大騒動となりました。むつみ小路が行き止まりの「袋小路」となってしまうと、治安防災上の状況変化も解決しなくてはなりません。
 私道として供出された小路の北南土地とも同社の所有となり、容積率、環境アセスメントなど私権上の要請、そして、「歩いて楽しい栄ミナミ」街づくりグループとの調整が大いなる課題となりました。調べれば、2013年9月13日に大店立地法の届け出は封鎖を条件に提出されていたようですが、2回の地元事前説明会では封鎖予定の報告はなく大混乱!!大規模小売店立地審議会への要請、平和不動産トップへの依頼、名古屋市市民経済局との調整、市長への要望書、弁護士の通知書など・・・栄ミナミの同志パワー炸裂、お蔭で名古屋市当局と同社の英断で、4月28日に丸善オープン、5月13日に封鎖は解除され、無事元の「当たり前の小路」に復帰いたしました。(写真2:開通した境界・丸善から小路へ)
 昭和37年のむつみ小路地図から捜すと、現存する店は2店舗のみ。「キッチンゲラン」:当時バーゲランから洋食堂に転じたばかり、現在もバーカウンターが残っています。ハンバーグのデミグラスソースは本格老舗の味です。むつみ小路発展会会長として地域の取りまとめ、毎朝、愛犬の散歩される素敵なファミリーです。もう一軒は、「いば昇」:井戸水でうなぎを3日ほど笊で生けて調理、辛めのたれでかりっとした焼き方で「チンチンの熱い丼」が名物です。蒲焼のにおいは栄ミナミ・「街のかおり」三名物の一つだそうです。ちなみに、後の2つは南大津通り「妙香園」:ほうじ茶煎り釜、住吉町我が「料亭つたも」:朝の調理場から鰹出汁の香です。(写真3:いば昇・ゲラン)
 以前、両店の間に「小春亭」があり、繁盛しておりました。女将は踊りの名人で西川流あやめ師匠とともに名妓連の指導もされる粋人。お母さんのおでんの味が懐かしく、その後、鶴舞に移転されましたが、しばしばモリシマスタッフと飲みに出かけた思い出がございます。御嬢さんの服部真理子さんは日本舞踊を愛され、プリンセルガーデンホテル東隣・割烹「月」のママとしても大活躍、地域の仲間たちがお世話になっています。
 表通りに面した建設中の山田時計店は、元東海銀行本店向い広小路劇場西隣から移転する前です。時計宝石店から多湖不動産を経て、現在は「牛丼すき家」。西村薬局の息子、栄小学校同級生で女の子をからかうのが大好きな西村雄司君は、2階が住居の便利なドラッグストア。最近まで多湖不動産栄営業所でしたが、今は関連の不動産「アセス」として地元テナント情報を集約され、便利な仲介業者といえます。隣は幼稚園からのやんちゃ坊主のお友達・鈴木正徳君の海苔問屋さんで、漫画雑誌「冒険王」が大好きでいつも見せてくれました。正徳君は小学校4年の時に飛島村に転出、翌年の伊勢湾台風では命からがら生き延びたと言っていました。同君は筏川観光釣り場のオーナーでもあり、村の発展に寄与、また、海部ロータリークラブ会長職も歴任、素晴らしいボランティア活動もされています。その後、「暫」(しばらく)という粋な割烹店でしたが、今は「浪花ひとくち餃子・チャオチャオ」として繁昌しているようです。
 小路の南は「お肉の杉本&タバコ店」明治33年創業の杉本食肉産業さんのご親戚筋で、テナントビルとなり一階は、国際色豊かなトルコ料理店「I am Istanbul」が入居されています。(写真4:プリンセス通りから「むつみ小路」)
 伊勢町側新丸善ビル跡地、角に証券マンでごったがえすそば店「やぶ彦」、気軽な相場情報交換所・理髪店セントラルが繁昌しておりました。ここは、深田ファミリーの行きつけの床屋さん、豊証券の創業者・伊藤さんは大の錦鯉マニアでいつも父との鯉談義に花が咲いていました。その後、万代証券、名阪証券を吸収して地場証券の雄として地域活性化へご尽力いただいております。そして、サンリツビル1階は現在も南・三蔵通りと繋がる飲食街となっています。そして、中央の割烹料理「白菊」やバー「鹿鳴館」も話題の店として多くの金融マンが贔屓にしていたようです。
 数年前まで北側にファッションヘルス店が数店並び客引きも往来して異様な雰囲気でしたが、現在は若い飲食業者が新しいコンセプトで頑張っています。9月15日からのサカエミナミバルには「熟成肉&ワイン・みんなのステーキ栄店」「みんなのエビバル店」も参加し、新しい息吹を感じさせています。(写真5:小路北側の新しいお店)
 是非、戦後70年の居酒屋の変遷を感じさせる、ユニークな飲食店が入り混じった「むつみ小路」に皆さんでお越しください。

写真1
写真1:名古屋なつかしの商店街P74より転載 風媒社

写真2
写真2:丸善ビルからむつみ小路への通路・2015.5.13元の通りに再開通

写真3
写真3:いば昇、ゲラン(現存する2店):むつみ小路南側

写真4
写真4:プリンセス大通りから「むつみ小路」・札幌かに本家栄中央店北

写真5
写真5:むつみ小路北の新しい飲食店・ファッションヘルスから変身

 

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【新会員自己紹介】

岩崎 明弘氏
水曜第1グループ

岩崎 明弘(いわさき あきひろ)
エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社東海支店 支店長

【エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社東海支店】
〒460-0001 名古屋市中区三の丸1-9-1
         NTTコムウェアビル三の丸ビル
TEL:052-684-2222   FAX:052-223-4880
URL:http://www.nttcom.co.jp/

 エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社東海支店の岩崎と申します。
 この度、前任の高渕一幸の後を受け、「産業懇談会 水曜第1グループ」に参加させていただくことになりました。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。

 弊社は、NTTグループの一員として、日本の通信インフラをシステム面で支えるともに、「心をつなぐ、社会をつなぐ」をスローガンに、社会基盤であるICTを支え続けることで、みなさまのビジネスに新しい価値を提供し、豊かなコミュニケーション社会の実現に貢献したいと思っています。

 私事ですが、生まれは三重県伊勢市で、現在は同じく三重県の桑名市在住です。NTTグループ入社以来、東海地区と首都圏での勤務を繰り返しており、それぞれでほぼ半々の期間を過ごしてきておりますが、基軸は地元名古屋圏にあります。

 産業懇談会への参加を通じて、諸先輩方の貴重なお話を拝聴させていただくことで研鑽を図るとともに、中部/名古屋圏の力強さや魅力を再発見していきたいと考えています。何卒ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

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小川 勝美氏
水曜第1グループ

小川 勝美(おがわ かつみ)
一般社団法人中部産業連盟 専務理事

【一般社団法人中部産業連盟】
〒461-8580 名古屋市東区白壁三丁目12-13 中産連ビル新館3階
TEL:052-931-3181 FAX:052-931-5198
URL:http://www.chusanren.or.jp

 中部産業連盟の小川勝美(おがわかつみ)と申します。
 この度、前任者の後を受けて産業懇談会水曜第1グループに参加させていただくこととなりました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 当連盟は、産業界の発展に貢献することを使命として、企業や産業界に対する経営コンサルティング事業と人材育成事業を行っております。また、会員企業約800社に対する会員サービス事業として、マネジメントの最新動向等を月例懇話会や月刊機関紙をとおして情報提供・発信しております。
 企業を取り巻く環境は、中国経済の減速等により先行きの不透明な状況になってきております。国内は景気は回復基調にあり明るさも見え始めていると一部では言われておりますが、企業の業種や規模の大小、地域間での経済格差や慢性的な人手不足等により足元の経営基盤は安定しておりません。
 このような環境下において、企業が持続的発展をするために、実行力のある人材の育成や経営環境の変化に強固かつ柔軟に対応できる組織づくりが必要であり、その実現のために私どもは全力でお手伝いをしてまいる所存です。
 私はスポーツと自動車が好きで、以前はゴルフやモータースポーツ観戦をしておりましたが、現在の休眠状態から復活したいと思っております。
 今回、産業懇談会に参加させていただき、視野拡大・研鑽に努めて参りたいと思っております。何卒、皆様方のご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

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深澤 元喜氏
水曜第1グループ

深澤 元喜(ふかさわ もとき)
株式会社中部プラントサービス 取締役社長

【株式会社中部プラントサービス】
〒456-8516 名古屋市熱田区五本松町11-22
TEL:052-679-1200   FAX:052-679-1245
URL:http://www.chubuplant.co.jp/

 中部プラントサービスの深澤 元喜と申します。
 このたび、中部経済同友会に入会させて頂くことになりました。
 また、産業懇談会水曜第1グループに参加させて頂きますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

 弊社は、昭和36年の創立以来半世紀にわたり、火力・原子力発電所の設備をはじめ、各種プラントの設計・据付およびメンテナンスを行う企業として事業を展開してまいりました。
 これからも社員一人ひとりが強い使命感と情熱を持って、当社のキャッチフレーズである「キラリの技・ホットな心」を大切に「お客さまの求める価値を創出する企業」を目指し、挑戦してまいります。
 創立55周年を迎える来年には、設計・建設から運用まで自らの手で行う木質バイオマス発電所「多気バイオパワー」が完成する予定です。
 さて、私は長野県上田市出身ですが、名古屋に在住して30年余となります。
 すっかり名古屋に慣れたつもりですが、夏の暑さには相変らず参っています。
 最後になりますが、本会の活動を通じて、様々な貴重なご意見を拝聴できることを大変楽しみにしております。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

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小宮 和義氏
水曜第2グループ

小宮 和義(こみや かずよし)
三菱UFJ信託銀行株式会社 常務執行役員

【三菱UFJ信託銀行株式会社】
〒460-0003 名古屋市中区錦3-21-24
TEL:052-239-5910   FAX:052-239-5883
URL:http://www.tr.mufg.jp/

 三菱UFJ信託銀行の小宮と申します。
 この度、前任の浅野誠一郎の後を受け、産業懇談会水曜第2グループに参加させていただくことになりました。よろしくお願い申し上げます。

 弊行は、三菱フィナンシャル・グループの中核企業として、預金、貸出などの銀行業務に加えて、資産運用・管理、不動産、証券代行、相続関連業務など、幅広い商品・サービスを提供する信託銀行でございます。
 「お客様・社会・株主の皆さまからベストとご評価いただける信託銀行でありたい」との思いを込めて「Best Trust Bank for You」を目指す姿に掲げ、全ての社員がその想いを胸に日々の業務に取り組んでおります。
 おかげさまで今年は三菱UFJ信託銀行として統合10周年という節目の年でもございます。皆さまのさらなるご期待にお応えするためにも、お役に立てる優れた商品やサービスをお届けしたいと考えております。

 私は東京都生まれで、今回初めての名古屋勤務となりました。
 まずは、多くの方々にご助言をいただいて名古屋に慣れ親しむべく自己研鑚に励んでいるところでございます。今回、産業懇談会に参加させていただき、中部地域の皆さまとさらに交流・連携を深め少しでも貢献できればと思っております。今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

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岡田 耕二氏
木曜グループ

岡田 耕二(おかだ こうじ)
株式会社サンスタッフ 取締役社長

【株式会社サンスタッフ】
〒448-0858 刈谷市若松町一丁目95番地 名鉄刈谷ビル3F
TEL:0566-24-0039   FAX:0566-24-3434
URL:http://www.sunstaff.co.jp

 株式会社サンスタッフの岡田でございます。
 このたび前任の秋吉英治の後を受け、産業懇談会 木曜グループに参加させていただく事になりました。
よろしくお願い致します。

当社は、株式会社豊田自動織機グループの一員として、豊田自動織機とその関連会社にとどまらず様々な業界で活躍されている企業様、地方行政を担っておられる自治体様からのご愛顧も賜りながら総合人材サービス会社として、一般事務や技術専門職の派遣、開発設計やIP(知的財産)・緑化などの業務委託、生産現場の改善指導や新入社員教育を通じた人材育成等の事業を展開しております。
 事業遂行にあたりましては「豊田自動織機グループCSR方針」に従いまして、全ての事業分野で法令順守を徹底するとともに、「良き企業市民」「地域に根ざした企業」として、社会との共生、地域社会の発展、環境保全のための取り組みを通じて、社会貢献に努めております。
 もちろん、人材を求めるお客様の皆様と仕事を求める方々を結びつけることが、当社のミッションであり、また最大の社会貢献であります。
このことを肝に銘じて、全員で日々の業務に邁進して参りたいと思っております。

 私自身は、地元 愛知県大府市生まれ名古屋育ちの地元産でありながら、毎年、夏にはうだるような熱帯夜に寝苦しさを覚え、冬には伊吹おろしの空っ風に震え上がっております。
 このような私ではありますが、様々な分野でご活躍されている皆様方から、直接ご教授頂ける機会に恵まれます産業懇談会に参加できますこと、誠に幸甚に存じております。
何卒、ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

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西 和彦氏
木曜グループ

西 和彦(にし かずひこ)
大日本印章株式会社 常務取締役

【大日本印章株式会社】
〒460-0017 名古屋市中区松原三丁目16-9
TEL:052-332-5621   FAX:052-332-3447
URL:http://www.dainihon-insho.co.jp/

 大日本印章の西と申します。
 この度、中部経済同友会に入会させていただくことになりました。
 また、産業懇談会木曜グループに参加させていただきます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
 弊社はお客様へ幸せを提供することを企業理念にかかげ“良き人生を”と願うお客様のお力添えになることが使命であると信じ、お客様の人生とともにあるべき確かな品質の印鑑づくりを目指しています。
 お客様の人生が順調に進みますようにと思いを込めて、ひときわ上質な印材を厳選し、印鑑一本一本に手描き・手彫りにこだわった世界でたったひとつ、その一本だけの佇まいをご提供しています。
 さらに弊社では、印章がこれまで辿ってきた歴史を紐解くために、世界各地で貴重な印章や資料を収集。2001年(平成23年)に印章歴史館を設立するに至りました。
 これにより古代メソポタミアに始まり七千年に及ぶ印章の歴史に思いを馳せていただければと思います。
 私自身はご縁がありこの度2度目の名古屋勤務となりました。
 前職では3年半の名古屋生活でしたがこの度お世話になった方々と再交流できることを何よりも感謝しておりますと同時に、地域に根ざして地元名古屋の発展のために少しでもお役にたてるように努力していきたいと思います。
 出身は東京ですが社会人になってから首都圏以外は大阪、ロンドン、福岡、名古屋と勤務しましたが風光明媚な中部圏をあらためてじっくり満喫したいと思っております。
 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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【9月度産業懇談会 水曜第2グループ振替開催のご案内】
名古屋観光ホテルでの開催です。

 9月9日(水)に開催を予定しておりました水曜第2グループの9月度例会ですが、台風18号による悪天候の為、中止となりました。
 つきましては、下記のとおり10月14日(水)12:00〜14:00に日程を振り替えて開催させていただきます。

グループ名 世話人 開催日時 テーマ・スピーカー 場所
水曜第2グループ

片桐清志
見祐次

10月14日(水)
12:00〜14:00
雪印メグミルク(株)中部統括支店
中部統括支店長 佐藤雅俊氏
「日本を取巻く世界の酪農環境と
    乳製品市場の今後について」
18階
伊吹の間

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【産業懇談会4グループ合同懇親会のご案内】

 平素は中部経済同友会・産業懇談会の活動にご支援・ご参加を賜り、誠にありがとうございます。10月恒例の4グループ合同懇親会を下記のとおり開催いたしますので、ご案内申し上げます。本年は創立60周年特別行事の一環として、産業懇談会会員のみならず中部経済同友会全会員の皆様にご案内させていただきます。ぜひご出席いただきたく、よろしくお願い申し上げます。
 さて、今回は水曜第1グループの企画により、A Cappella Unit「黒船」の皆様をお招きいたします。
 「黒船」は、神戸発の女声アカペラグループ「宝船」のリーダー・上北夏味と同じく神戸発の男声アカペラグループ「the XAVYELLS(ザ・ザビエルズ)」による混声ユニットです。
 7声による厚みのあるサウンドで、50’〜60’オールディーズを中心に、グループサウンズ、昭和歌謡、ジャズなど、幅広いパフォーマンスをお楽しみいただけます。当日は弊会60周年を記念に、これまでの時代を振り返るナンバーも取り入れたスペシャルプログラムを予定致しております。
 中部経済同友会会員の皆様はもとより、ご家族・ご友人の皆様もお誘い合わせのうえ、ぜひ多数のご出席をいただきたくご案内申し上げます。

黒船
日時

10月29日(木) 17時30分〜20時00分

場所 ウェスティンナゴヤキャッスル 2階 天守の間
会費 お一人 10,000円 ※当日、受付にて頂戴いたします。
当日の予定
  • 17時00分 受付開始
  • 17時40分〜18時30分 A Cappella Unit「黒船」ライブ
  • 18時45分〜20時00分 懇親会(着席ビュッフェ)
その他
  • 食事の手配など準備の都合上、ご出席の場合は、FAXにて10月22日(木)までに必ずお知らせ願います。また、ご家族・ご友人の方にもご出席いただける場合は、用紙の余白にお名前(漢字・フルネーム)をご記入下さいますようお願いいたします。また、10月27日(火)までにお取り消しのご連絡なくご欠席の場合は、会費を申し受けますのでご了承願います。
お問合わせ先

担当:後藤・山田
電話:052-221-8901

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【11月度産業懇談会開催日程】
木曜グループ以外は、名古屋観光ホテルでの開催です。
グループ名 世話人 開催日時 テーマ・スピーカー 場所
火曜グループ

深田正雄
富田 茂

11月10日(火)
12:00〜14:00

(株)料亭蔦茂 取締役社長 
深田正雄氏のご紹介
落語家 雷門 獅篭氏
「古典を名古屋落語に!」
18階
伊吹の間
水曜第1グループ

落合 肇
飯田芳宏

11月18日(水)
12:00〜14:00
宝和工業(株) 取締役会長 
落合 肇氏のご紹介
中部運輸局
交通政策部長 上田大輔氏
「昇龍道プロジェクトの新たな展開」
18階
伊吹の間
水曜第2グループ

片桐清志
見祐次

11月11日(水)
12:00〜14:00
丸菱工業(株)
取締役会長 河村嘉男氏
「豊かな人生を送るには健康が一番!」
18階
伊吹の間
木曜グループ

河村嘉男
倉藤金助

11月5日(木)
12:00〜14:00

(株)若鯱家
取締役社長 高橋知子氏
「『名物カレーうどん』の若鯱家としての歩み
〜変わらない“美味しさ”と
     進化し続ける“味”を追い求めて〜」
【定員】会場の都合上、定員を20名(お申込順)とさせていただきます。定員に達し次第、申込みを締切らせていただきます。
【詳細】ご参加の皆様には、別途ご案内申し上げます。
【現地集合】
若鯱家中日ビル店
中区栄4-1-1
中日ビルB2F

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【コラム】

コラム1 【保健師からの健康だより】 No.138
保健師からの健康だより

株式会社 スズケン
保健師 鳥巣 妃佳里

『 日常の中の『ワクワク』を大切にしましょう 』

 9月は立て続けに大きな台風が通過していきました。被災された方やご親族、関係者の方々に、心よりお見舞い申し上げます。

 先日2015年のイグ・ノーベル賞受賞者の発表、および授賞式が行われました。ご存知の方も多いと思いますが、イグ・ノーベル賞はノーベル賞のパロディー版とも言われ、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられるものです。今年は大阪でクリニックを営む木俣肇先生が行った「キスをすることで皮膚のアレルギー反応が低減する」ことを実証した研究に対して、「情熱的なキスの医学的な効用を示した」功績を讃えてイグ・ノーベル医学賞が贈られました。他にも、ミツバチに刺されるとどの部位が最も痛いかを解明するために自分の体を25カ所も刺させて確認した研究者に生理学賞、「はぁ?」に相当する感嘆詞があらゆる言語に存在することを発見した研究者に文学賞など、10の部門で賞が授与されました。私はこのイグ・ノーベル賞の発表を、毎年楽しみにしています。どれも本当にユーモアがあって、考えさせてくれるものばかりです。今年はどんな理由でどんな研究や功績が表彰されるのだろう、この人たちは何故その研究に取り組もうと思ったのだろう、と想像を膨らませるとワクワクしてくるのです。私の固くなってきた頭では、諸先生方の発想力や情熱のカケラほども想像できていないのかもしれませんが、それでも興味は尽きません。

 この「ワクワクする」「知的好奇心を持つ」というのは、脳に良い刺激を与えると言われています。人は五感を通じて外界からの刺激を取り入れると、それを右脳・左脳を経由して前頭葉に届けます。前頭葉は、推理、創造、ユーモア、機転、忍耐など人の英知を司るところで、届いた情報から状況判断や対処行動を決めていきますが、この機能は実際に自ら体験すること、感動を重ねること、人とかかわることで豊かになっていくと言われています。ワクワクする、好奇心を持つことで、行きたいところ、したいこと、会いたい人ができます。行きたいところがあるからこそ日頃から出歩き、それがいい運動になり足腰を丈夫にしてくれます。したいことがあるからこそ世の中の変化や情報に敏感で、会いたい人がいるからこそ人との関わりが増え、これらによって多くの体験や感動を重ねることができます。これらはすべて前頭葉への良い刺激になりますし、健康を維持し、人生を豊かにすることにもつながっていきます。

 暑さが和らぎ、空は高く、うろこ雲がたなびく季節になりました。スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋、食欲の秋など、秋は気候が良く、いろいろなことをするのに適した季節です。非日常の特別な体験も大切ですが、日常の中でワクワクし、知的好奇心を刺激するものを見つけることはより価値があります。時には仕事や家庭の役割から離れて、自らのワクワクすること、知的好奇心を刺激することを見つけて活動してみるのはいかがでしょうか。

日常の中で、ワクワクや知的好奇心を刺激するものを見つける達人になりましょう。

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コラム2 【「ほん」のひとこと】 No.83
コラム【「ほん」のひとこと】

株式会社 正文館書店 取締役会長
谷口正明

『 「サル化」する人間社会 』
山極寿一著・集英社インターナショナル刊

 先日、著者の講演を聴く機会に恵まれた。明快で、かつ考えさせられるお話だった。著者は、昨年京都大学総長に就任した世界的なゴリラ研究者。
 「人間とは何か」を探るために生物学的に近いゴリラなどの類人猿を研究してきた著者は、人間の人間たるゆえんは「家族」にあると言う。もともとの人間は、勝ち負けという概念がないゴリラの社会に近かったようだ。一方、サルの社会は純然たる序列社会で、本当の家族は作らない。
 現代の人間社会は優劣を行動原理とするサルの社会に急速に近づいており、人間が人間らしさを保つために必要な「家族」をないがしろにして個人主義が突き進んでいけば社会の平等性も失われていくと、著者は警鐘を鳴らしている。

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コラム3 【苗字随想】 No.160
コラム【苗字随想】

片桐清志

「祝日」と苗字(9)

 10月の祝日は「体育の日」だ。今では「体育の日」もハッピーマンデー制度の対象になったため10月の第2月曜日になったが、誕生したのは1966年で、当時は東京オリンピック(1964年)の開会式が行われた10月10日に固定だった。
 苗字との関係では「体」や「育」を使った苗字は極めて少ない。
 「体」で始まる苗字は見つからなかった。体の関係ありそうな苗字では、わずかに道躰(ドウタイ)が見つかっただけだ。
 「育」で始まる苗字は育村(イクムラ)、育王野(イクオウノ・イオウノ)、育田(イクタ・イクダ)、育野(イクノ)の4種が見つかった。
 11月の祝日は3日の「文化の日」と23日の「勤労感謝の日」の二つだ。両者とも日は固定で、1948年に制定された「国民の祝日に関する法律」で誕生した祝日だ。11月3日は、以前は明治天皇誕生日のため「天長節」と呼ばれていた。その後、昭和になり「明治節」と名前が変わった。文化の日の意義は「自由と平和を愛し、文化を進める日」と謳われている。「勤労感謝の日」は、以前は「新嘗祭」と呼ばれていた。もともと新穀を供え、農作物の恵みに感謝する日だったが、農業から労働全般に拡大した呼び名となった。
 苗字との関係では、「文」で始まる苗字は結構多く66種見つかった。一字姓の「文」さんも居て、ブン・フミ・アヤの他にオサム・カサノ・カサリ・カザリの呼び方がある。ランキング(佐久間 英)では文原(フミハラ:2113位)、文野(フミノ・ブンノ:3127位)、文山(フミヤマ・ブンヤマ:3638位)が比較的上位に登場する。ユニークな苗字としては、文字(モジ・モンジ)、文字屋(モジヤ)、文屋(フミヤ・ブンヤ他)、文庫(ブンコ・フミクラ)、文月(フズキ)、文武(フミタケ)、文殊(モンジュ)、文章(モンジョウ)、文部(アヤベ・フミベ・ブンベ、残念ながらモンブの読み方はない)などが見つかった。「文」を含むユニークな苗字では一文字(イチモンジ)、二文字(ニモンジ)、三文字(サンモンジ・ミモジ)、十文字(ジュウモンジ)、大文字(ダイモンジ)などがある。
 「化」で始まる苗字は少なく、化時(ケシ)、化田(ケタ・ケダ)、化野(アダシノ)、化間(トガ)の4種しか見つからなかった。
 「勤」に関係する苗字は見つからなかったが、「労」で始まる苗字は労等(カタラ)の1種類だけが見つかった。苗字では「勤労」は敬遠されたようだ。
 「感」も少なく、感多(カンタ・カンダ)が見つかっただけだ。
 「謝」はそれでも一字姓の謝(シャ)、謝花(シャカ・シャバナ他)、謝敷(シャシキ)、謝名堂(シャナドウ)の4種が見つかった。「謝」を含む苗字ではランキングは高くないが、与謝野はお馴染みだ。

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【平成27年9月号編集後記】

 9月2日に中部経済同友会の高岡、佐伯の両監事を迎えて、産業懇談会の世話人一同による座談会が行われた。中部経済同友会の60周年関連イベントの位置づけだ。50周年の時にも同様の座談会が行われているため、話題の中心は直近の10年だ。詳細は60周年記念誌でご覧いただくとして、「産懇宅配便」関係のコメント類を紹介したい。
 本誌は4グループに分かれている産業懇談会メンバーの情報共有を図るために、平成14年6月に誕生した。その狙い通り、各グループの例会模様を速やかに入手できることで、例会の様子が欠席者にも伝わり、徐々に参加者が増加した。新会員の紹介は写真入りで、自己紹介のスタイルで行うことで、いち早く従来メンバーに知ってもらうことができるようになった。さらにグループをまたいだ参加も活発化するようになった。
 「産業懇談会」自体が他地区の経済同友会にはない、中部経済同友会の特色ある活動だ。異業種交流を自由にできるような場をつくろうとの趣旨で昭和56年にスタートし、今日に至っている。今では異業種交流の場の役割だけでなく、中部経済同友会全体の活性化にも寄与している。
 座談会での話題は「産懇宅配便」の更なる活用だ。その一つが配信先の拡大で、従来は産業懇談会の希望者に限定していたが、産業懇談会未加入の中部経済同友会会員希望者へは配信するというものだ。中部経済同友会会員は増加を続けているが、産業懇談会の会員が横ばいとなっており、産業懇談会会員比率が低下傾向にある。同友会新会員に対し、今後も産業懇談会を積極的にPRしていこうという考えだ。入会前の産懇宅配便のバックナンバーは同友会のホームページでも見ることができる。
 産業懇談会会員諸兄も、「産懇宅配便」を活用して産業懇談会への入会勧誘を行っていただければ幸いだ。中部経済同友会の60周年は次の10年に向けての新たなスタートでもある。世話人としても更なる活性化の知恵を絞る決意を行った座談会であった。

(片桐)