【代表幹事年頭所感】

新春を迎えて

写真:加藤 博氏
代表幹事 加藤 博氏

 年始にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 旧年中は、同友会活動に多大なるご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。

 昨年を振り返りますと、米国ではトランプ大統領の就任、国内では初の女性首相の誕生、さらには日銀の政策金利引き上げや日経平均の5万円台突入など、政治・経済ともに大きな転換点となりました。
 本年も、国際情勢には依然として不透明感がございますが、こうした変化を成長の機会につなげるべく、我々経済界としても連携して取組んでまいりたいと考えております。

 本会の本年度の活動テーマは、「日本経済の再浮上に向けて~中部から切り拓く未来~」でございます。
 日本経済は長きにわたるデフレから脱却し、未だ実質賃金はマイナスの状況が続いておりますが、「物価と賃金の好循環」や「成長と分配の好循環」の実現に向けて、新たなステージへ移行しつつあります。企業における賃上げも定着してきておりますが、今後も継続していくことが重要です。

 そのためには、今年度の重点課題の1つである「新たな価値の創出」に取組む必要がございます。良質な製品・サービスを低価格で提供する従来の「コストカット型」の経営から付加価値の高い製品・サービスを見合った価格で提供する「付加価値型」の経営へ転換を図るため、既存の枠に囚われることなく、イノベーションの創出やビジネスモデルの転換に挑戦していかなければなりません。

 加えて、もう一つの重点課題である「人への投資」も重要です。日本のエンゲージメント指数は、米国ギャラップ社の調査で、5年連続で世界最低水準という残念な結果です。この状況を打開していくためには、経営者一人ひとりが従業員と真摯に向き合い、また、十分な投資により人材育成の機会を充実させることで、従業員の意欲を引き出すことが必要です。主体的に行動できる人材を増やしていくことが日本経済の大きな原動力となると思います。

 本年度は、「日本経済の再浮上」をテーマに、世界や日本の第一線で活躍される多様な分野の講師を招聘し、講演会や意見交換会を開催して参りました。月次の例会では、毎回100名を超える多くの方にご参加頂きました。残り数か月ではございますが、引き続き会員の皆様と共にさらに学びを深め、中部から日本経済を力強く牽引できるよう運営していきたいと存じます。
 また、産業懇談会は、会員同士の自由闊達な意見交換や相互啓発を通じて、交流を深めることができる同友会の土台となる活動でございます。引き続き、本年も変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 最後になりますが、令和8年が平和で実り多い一年となりますよう、また、会員の皆様のご健勝とご多幸を祈念して、年頭のご挨拶とさせていただきます。

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【新会員自己紹介】

写真:藤井 和正氏
火曜グループ
藤井 和正(ふじい かずまさ)
常盤産業株式会社
執行役員

【常盤産業株式会社】
〒460-0014 愛知県名古屋市中区富士見町15-31
URL:https://www.tokiwa-group.co.jp/

【会社紹介】
 当社は、東海エリアを拠点に80年以上の歴史を持つ「機械商社」です。
 弊社の特徴は、1,000社以上の仕入先ネットワークと、自社グループのメーカー機能を融合し、自動化、省人化、画像検査、品質管理、環境改善まで、ものづくり企業に幅広いソリューションを提案します。
 豊富な専門知識を持つスタッフが、全社一丸で最適解を追求。 設備選定からセットアップ、アフターフォローまで一貫したサービスが強みです。 日本を代表する大手製造業との豊富な取引実績があります。

【自己紹介】
 皆様、はじめまして。藤井和正(ふじい かずまさ)と申します。 現在は愛知県の日進市に住んでおります。

 私は好奇心が旺盛な性格で、休日は趣味を全力で楽しんでいます。特にゴルフやサッカー観戦(名古屋グランパスファンです!)が大好きです。また、最近はリフレッシュと健康維持のためにサウナに通い、ジムでのトレーニングも始めました。

 愛知学院大学を卒業後、地元愛知を中心に活動しておりますが、今回の中部経済同友会を通じて、様々な分野の方々と交流し、人脈を広げていきたいと考えております。

 共通の趣味がある方はもちろん、新しいお話を聞くのが大好きですので、ぜひお気軽に声をかけていただけますと幸いです。よろしくお願いいたします!

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【2月度産業懇談会のご案内】

 日頃は産業懇談会活動につき多大なるご支援をいただき誠にありがとうございます。
 2月度例会を下記の通り開催いたしますので、ご案内申し上げます。各グループ興味深いお話が伺えるものと存じますので、ぜひともご出席くださいますようお願い申し上げます。

グループ名 世話人 開催日時 テーマ・スピーカー 場所
火曜グループ

屬ゆみ子
富田 茂

2月10日(火)
12:00~14:00

【外部講師】
『産業の心臓部・中部から、失われた「挑戦」を取り戻す~「シニア人材」を活かす、未来への成長戦略~』
株式会社村田製作所 新商品事業化推進部
HR-Tech 事業推進課 シニアマネージャー・弁理士 板谷 昌治 氏

名古屋観光
ホテル
3階 桂の間

水曜第1グループ

足立 誠
篠田康人

2月25日(水)
10:45~16:30

『視察会「株式会社JERA碧南火力発電所」』

株式会社JERA
碧南火力発電所

水曜第2グループ

香川裕子
高見祐次
名倉昌孝

2月18日(水)
12:00~14:00

『取り巻く環境の劇的変化の40年と今』(仮)
株式会社NTT西日本アセット・プランニング
取締役東海支店長 上﨑 真一 氏

名古屋観光
ホテル
3階 桂の間

木曜グループ

河村嘉男
横田成人
吉田憲三

2月12日(木)
12:00~14:00

『鳥取県出向中における地域創生、インバウンド誘客に向けた取り組み』
全日本空輸株式会社
名古屋支店長 木村 みゆき 氏

名古屋観光
ホテル
3階 桂の間

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【3月度産業懇談会のご案内】

 日頃は産業懇談会活動につき多大なるご支援をいただき誠にありがとうございます。
 3月度例会を下記の通り開催いたしますので、ご案内申し上げます。各グループ興味深いお話が伺えるものと存じますので、ぜひともご出席くださいますようお願い申し上げます。

グループ名 世話人 開催日時 テーマ・スピーカー 場所
火曜グループ

屬ゆみ子
富田 茂

3月10日(火)
12:00~14:00

【外部講師】山眞産業株式会社 花びら舎・平出様ご紹介
『べらぼうな花たち~世界に誇る江戸の園芸文化』
公益社団法人園芸文化協会
常務理事 小笠原 誓 氏

名古屋観光
ホテル
3階 桂の間

水曜第1グループ

足立 誠
篠田康人

3月18日(水)
12:00~14:00

『感じるアナログとそれを拡張するデジタルについて~ICTパラダイムシフトの経験談と人の感性を高めるAIへの期待~』
株式会社セキュアDX
取締役社長 森 英俊 氏

名古屋観光
ホテル
3階 桂の間

水曜第2グループ

香川裕子
高見祐次
名倉昌孝

3月11日(水)
12:00~14:00

『新卒就活の変化と若年層の意識』(仮)
パーソルテンプスタッフ株式会社
中部営業本部 本部長 桐渓 克己 氏

名古屋観光
ホテル
3階 桂の間

木曜グループ

河村嘉男
横田成人
吉田憲三

3月5日(木)
12:00~14:00

『ホテルにおけるインバウンド対応』(仮)
株式会社名古屋東急ホテル
執行役員 総支配人 金子 真之 氏

名古屋観光
ホテル
3階 桂の間

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【コラム】

コラム1 【さっかの散歩道】 No.91

長瀬電気工業株式会社
代表取締役 屬 ゆみ子

『 青タン礼賛 』

 私はいつまでこんな重い鞄をもっていなければいけないのだろう?
 そんな疑問がふと湧いた。バックの中身は財布2個(札入れに小銭入れ)A5サイズのハードカバーのスケジュール帳、iPad、携帯、キーケース2個、書類の入ったクリアファイル、貴重品ポーチ、扇子にリップ、歯ブラシ、免許証、交通系IDカードe.t.c.…。きっと会友の皆さんは社用車に手ぶらでお出かけなのだろうと思うと大変羨ましく、いつか身軽になりたいなあ~と叶わないであろう夢を持っている。
 ビジネスマンの平均的鞄の重量は、大体3キロくらいなのだそうで、どんなに重くても体重の10%以下が健全で望ましいのだそうだ。私のはそこまで重くはないのだろうが、しかし、年々重く感じるのは年齢のせいなのか、責任の重さなのか。

イラスト:鞄を持って歩く女性

 人生で初めて重いと思った鞄は何と言っても中学生で持った学生鞄だった。すべての科目の教科書と、英語の辞書など、一度重さを計ったら、なんと5キロを超えていた。これに体操服とお弁当をもって毎朝1.5㎞の通学路を通うなんて、修行か筋トレか、今なら虐待と言われても致し方ない状態だが、当時運動部だった私には、よいトレーニングなっていたようで、高校時代には握力が40㎏を超え、おかげでいいスマッシュを打てるようになった(ということにしておこう)。
 ゴーストライターをしているときも罰ゲームのような重さのショルダーを掛けていた。原稿用紙の束に加え、各局打ち合わせ用の資料を大量コピーし、下手したら会議用の企画書も、自分で人数分レジュメにして持ち歩いていた。とにもかくにも紙は重く、早く一人前になりたいと願ったものだが、一人前になった頃には、そこにやたらでかくて重い携帯電話が加わって、さらに重くなっていた。
 それから月日は流れ、人生で一番重かった鞄は、海外留学の時のスーツケースだ。今でこそ持ち込み重量制限が厳しくなったが、30年前は「留学生なのね」のお目こぼしがあって最高32㎏!!という考えられない重量だった。スーツケースの機能も、当時はやっと2輪のタイヤと伸びるハンドルが出始めたころで、それまでは折り畳みキャリーカーに縛り付けて空港まで運んでいた。
 こんな重いスーツケースを持ち歩くたび、私の脛には多数の青タンができるわけで、一番ひどかったのは忘れもしない、東京の総武線3.4番ホームに向かう地下通路での大コケだ。

イラスト:トランクに乗る人

 前の晩の仕事が祟って、新宿駅から乗るはずだった成田エクスプレスに乗り遅れ、タクシーで東京駅まで飛ばしてそこで乗り継ぐことにし、丸の内の地下通路で、通勤ラッシュアワーの人込みをかき分けながら、当時流行した「オイスター」という片方2輪のスーツケースを引っ張ってダッシュ中、バランスを崩して倒れたスーツケースの上に、まるでウルトラマンが空を飛ぶような格好で乗ってしまったときだ。恥ずかしいとか言ってられず(いや、かなり恥ずかしかった)すぐに立ち上がって、ホームに下りるも、電車はあえなくテールランプの光を私に投げかけ、視界から消えていった。あれは夏のセミナーの時だったか、青タンに加えて擦り傷もひどかった。
 次にひどかったのは、パリからTGVに乗って、ディジョン乗り換えでシャンベリー(サボア)に行く時だった。

イラスト:重ねておかれるトランク

まず、パリ発のTGVで、多分20㎏越えのスーツケースを、よせばいいのに座席上の棚に乗せていて、下ろすときに手が滑って自分の肩に当たる、そして慌ててホームに下り、乗り換えのために地下通路から指定のホームに移動するも、なんと直前に「ホーム変更」の掲示板、そう、フランスは駅構内の放送はなく全部掲示板でのお知らせで、おまけに当時のディジョン駅にはエスカレーターもエレベーターもなく、またもやスーツケースを抱えて移動中、足がもつれてスーツケースごと地下通路まで落ちる。で右足捻挫という始末。こうなるとシャンベリーの駅からアパートまでの歩行は無理なので、タクシーに乗って、運転手さんに頼み込んで4階の部屋まで鞄を運んでもらった。余分にお金を払ったけど、運転手さん、多分その日は仕事にならなかっただろうな。

 それを思うと、今の鞄は随分軽いのかしら?とはいえ心の中の重いものも一緒に入っているかもと思い、正月明けの厄落としで伏見稲荷の御祈祷に、妹と出掛けた。一応喪中なので鳥居はくぐらず、横からご無礼して祈祷に挑むも、宮司が苗字を読み間違えた。「これってどうなの?」と妹と顔を見合わせ、祈祷後に確認すると「すみません!!次の御祈祷で正しく読ませていただきます」そうよね、神様には名前と所番地を正しくお伝えしなければ、サンタクロースよろしくギフトが迷子になってしまう~これで少しは軽くなった…ということにしよう。
 好調な新年の滑り出し~青タンも年齢とともに消えるのに時間がかかり、最近は小さいものでも半年くらい残るので、今年は無傷で!!のつもりだったのだが、すでに月初めの北海道、家の前の雪かきで、駐車場の壁で肘をぶつける。そして帰りの飛行機を降りる時に、スーツケースで脛をぶつけた。ま、そうやって皮膚と神経に電気信号が走ると、アドレナリンが放出されるので、老化を食い止めるにはいい刺激かと思いながらも、入浴中に鏡に映る青タンは、「名誉の負傷」とは程遠く…。血迷った年寄りのシミに見えるのが情けない⤵⤵⤵そして、その痕が消える前に、月末はフランスに行くので、きっとその数はさらに増えるのだろう。せめて顔面打撲だけはしないよう、重いものはフランス人に運んでもらうことにしよう!
 今回のフランス旅は、ブルゴーニュのワインの神様のお祭りです。次回はその報告の予定ですが、お祭り情報は下記URLでご覧になれます。
Saint-Vincent Tournante MARANGES: January 24 & 25, 2026
https://www.youtube.com/@communicationsvt2026

 そんなわけで、私の鞄はまだまだ軽くはならないようです。
どうか力自慢の皆さん!!本年もよろしくお願いいたします。

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コラム2 【師、曰く】 No.56

蒲郡観光交流おもてなしコンシェルジュ 妹尾 鷹幸(ペンネーム)
(株式会社構造計画研究所 名古屋支社長 妹尾(せのお) 義之)

ペンネームは、恩師、田坂広志先生の多重人格マネジメント、作家人格の名。心に鳴り響く言葉を今回も一筆。

『 荒砥石 』

 記憶に色濃く残るアナウンサー久米宏氏が、今月、令和8年元日に逝かれた。大好きなサイダーを飲み干して旅立たれたそうだ。「ぴったしカンカン」、「ザ・ベストテン」の司会、「ニュースステーション」のキャスター等、数々のTV番組で活躍。「ほにゃらら」という言葉を作った人でもあり、特に報道番組にエンタメ的空気を加え、18年余り続けられた「ニュースステーション」、2004年3月26日の最後のシーンは忘れられない。報道を終え、お別れの言葉を本来ならしみじみ語るところで、おもむろに席を立ち、スタジオ後ろの小型冷蔵庫からビール瓶を取り出し、隣の渡辺真理キャスターがたしなめるのを横に、栓抜きを持ちながら語り出した。「もう自分でも本当にね、これは偉いと思うんだ。見てくださった方にはもちろんなんですが、大勢の方が見てくださったおかげだと思うんですが、想像できないくらい厳しい批判、激しい抗議も受けました。もちろんこちらに非があるのもたくさんあったんですが、こちらは理由が分からない、故なき批判としか思えないような批判もたくさんありました。が、今にして思えば、そういう厳しい批判をしてくださる方が大勢いらっしゃったからこそ、こんなに長くできたんだということが、本当に最近よく分かっています。これは皮肉でも嫌味でもなんでもありません。厳しい批判をしてくださった方、本当にありがとうございました。感謝しています。」そして、「これ、僕のご褒美です!」と言って、栓を開けグラスに注ぎ、ビールを一気に飲み干した。惜別とご苦労様と苦笑とが混ざった、明るい笑みがこぼれる名場面だった。

 あの頃は、この “想像できないくらい厳しい批判、激しい抗議、理由が分からない故なき批判をしてくださった方” への感謝の言葉、番組の最後を飾る大人の偽りの言葉だと思っていた。そんな人に、ありがとうなんて言える訳ないだろうと。幼少の頃も、当時も、理不尽極まりない人に憎しみさえ抱いたり、傲慢な厳しさに対して激しい怒りを持っていた。しかし、それから20年以上の様々な出会いの中で、いがみぶつかり合い葛藤し悩み苦しむことを乗り越え、今は憎しみや怒りは消えている。感謝するまでには至っていない人も居るが、多少なりともその人達との出会いに、“意味”があったことは理解できている。

 師、曰く『人との様々な出会いで、摩擦と葛藤を体験する。鬼上司の厳しい指導、気の合わない同僚、あたかも砥石で砥がれるが如く、心が軋む。しかし、少しずつ、エゴの殻が壊され角が取れ、魂が磨かれ成長していく。魂がしなやかになっていく。そして、年を経て振り返ると、その体験が、どれほど我々の心を深め広げてくれたか、どれほど我々の魂を鍛え磨いてくれたか。そのことに気が付くのです。だから、この言葉は、素晴らしい。「荒砥石」』

 いつの日か感謝するまで成長できるだろうか。 修行は続くよ、どこまでも。最後までお読み頂き、ありがとうございました。

写真:滝
(新城のナイアガラ、長篠堰堤の滝)

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コラム3 【げんき通信】 No.29

愛知医療学院短期大学
作業療法学専攻
助教 小山 隆幸

『 暮らしの中にあるウェルビーイング 』

 私たち作業療法士は、食事や入浴、仕事、趣味といった日常のあらゆる活動を「作業(Occupation)」と呼びます。単なる動作ではなく、その人にとって「意味のある作業」を行い、自分らしく生きている実感を抱く状態を、「作業的ウェルビーイング」と言われています。
 この考え方は、日々の暮らしを支える土台となります。作業的ウェルビーイングは、日常生活(作業)を通じて、以下のような要素を経験することで実現されると言われています。

  • 満足のいく生活を送っていると感じられること
  • 作業を通して人、もの、場所、時間とのつながりを感じること
  • 自己表現や自己のアイデンティティに気づくこと

 以前、重度障害を持つ方が描いたデザインを背景にしたポストカードを商品化した事例を知りました。この事例を通して、作業的ウェルビーイングが個人の幸福にとどまらず、社会的な価値も生み出すことを実感しました。
 製作者にとって、絵を描くという作業は、身体的な制約を超えて自己を表現し、社会と対話する大切な「意味のある作業」でした。そこから生まれた作品は、既存の枠組みに捉われない独自の力を持っており、結果として市場価値を生む商品へと繋がっていました。彼ら彼女らのウェルビーイングが、この描画活動を通して、経済活動の新たな源泉となりました。
 現代社会において、ウェルビーイングは組織などの持続可能性を支える重要な指標になってきています。一人ひとりが日々の暮らしや仕事の中に自分なりの意味を見出し、その個性を作業として発揮できる環境は何か、その視点が、暮らしをより活性化させる鍵になるかもしれません。

イラスト:笑っている男性と女性と男の子

参考文献

  1. 日本作業療法士協会
    https://www.jaot.or.jp/about/definition/ (2026-1-10)
  2. 作業療法学概論.第3版.医学書院.2018

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