【代表幹事年頭所感】

 新春を迎えて

写真:尾堂 真一氏
代表幹事 尾堂 真一氏

 年始にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 会員の皆様には、穏やかに新年をお迎えになられたことと存じ、心よりお慶び申し上げます。
 旧年中は、同友会活動に多大なご尽力とご協力をいただき、厚く御礼申し上げます。

 さて、昨年を振り返りますと、これまでの価値観が大きく揺らぎ、不確実性の増した1年でありました。新型コロナウイルスからの経済活動回復による世界的な物価上昇が、経済に深刻な影響を及ぼしました。また、ロシアによるウクライナ軍事侵攻は、国際秩序を大きく揺るがしただけでなく、エネルギー供給不安などから、世界経済を大混乱に陥れ、日本の物価高・円安にも拍車をかけました。「絶対」のない、先行き不透明な時代を体感した1年でもありました。

 こうした中、令和4年度の同友会活動では、「持続可能な社会を目指して~カーボンニュートラル・DXを成長戦略に~」をテーマに掲げ、先行き不透明な時代に、社会の持続可能性を重視した経営への転換について検討を重ねて参りました。
 特に本年度の重点課題として、カーボンニュートラルの理解促進およびアプローチ・方向性の検討、DXを手段とした新たな価値創造の促進、経営面におけるダイバーシティ&インクルージョンの目的理解と実践についても、当地を取り巻く環境もふまえて皆様と共有させて頂きました。

 12月に実施されたサッカーワールドカップにて、日本がサッカー大国ドイツ、スペインに勝利したことはまだ記憶に新しいですが、いずれの試合も選手と戦略を変更した後半に雰囲気が大きく変わり勝利に結びつきました。リーダーの手腕により大きな壁を突破する様は、企業経営にも通じるものであり、改めて経営層の自己研鑽の重要性を感じました。中部の持続可能な企業を目指す経営者の皆様に、今後とも意義ある情報提供や自由闊達な議論を深める場を提供していくべく努力して参りたいと存じますが、産業懇談会は会員同士が率直に議論し、交流を深める雰囲気づくりの土台であり、引き続き多大なるご支援をいただきますようよろしくお願い申し上げます。

 最後に、令和5年が平和で実り多い1年となりますよう、また会員の皆様のご健勝とご多幸を祈念して、年頭のご挨拶とさせていただきます。

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【4年11月度 産業懇談会(木曜G)模様】

テーマ: 『 「車両リース」から「モビリティサービス」への進化~三菱オートリースの取り組み~ 』

  • 日  時:令和4年11月10日(木) 12時30分~14時30分
  • 場  所:名古屋観光ホテル 曙西の間
  • 参加者:19名
スピーカー:
山本 岳彦(やまもと たけひこ)
三菱オートリース株式会社
執行役員 中部営業本部長
写真:山本 岳彦氏

自己紹介

 1985年にセントラルリース(株)に入社し、三菱UFJリース(株)(現 三菱HCキャピタル(株))を経て、2017年より当社で勤務をしている。安城市で生まれ岡崎で育った。休日はテニスやゴルフなどをプレーし楽しんでいる。
 来年は地元で大河ドラマがあり、この場を機会に安城・岡崎市にあるお勧めの4つの「家康ゆかりの地」をご紹介したい。まず安祥城は、松平氏の居城で松平家4代はこの城を本拠地としていた。桶狭間の戦いで織田家が今川家を破るまで、両家が安祥城を奪い合った城として有名である。次の本證寺は、鎌倉期に創建され三河一向一揆の拠点になった。徳川家康の三大危機の一つに数えられ、この困難を乗り越えて三河武士団の結束が高まったと言われている。続いて大樹寺は、松平親忠が創建し、松平家・徳川将軍家の菩提寺として知られている。松平八代の墓や家康公の木像、徳川歴代将軍の等身大の位牌が安置されている。桶狭間の戦いで今川義元が敗れた際、大高城にいた家康は命からがら大樹寺に逃げ帰り、自害をしようとしたが、住職に諭され思い留まったという逸話がある。最後に岡崎城は、徳川家康の出生の城で、浜松に移るまで約10年間過ごした。

会社概要

 1972年に設立し、顧客数は約2.4万社、管理台数は約25万台。特徴として、取扱い車種は国内外問わずマルチブランド、マルチアセットで、豊富な品揃えとなっている。マイカーリースも取り扱っており、「ピタクル」という個人向けのリースサービスを提供している。

オートリースのビジネスモデルの進化

 オートリースとは、リース満了後の中古見込価格にあたる「残価」を元本(車両価格)から差し引いてリース料を算出し、使用期間に応じて割安な費用を支払する合理的なシステムである。また、リース期間中の車検や点検、故障修理のメンテナンスが含まれるものをメンテナンスリースと言う。
 時代の変遷と共に顧客のニーズが変化し、技術の進歩も相まってビジネスモデルは進化し続けている。まず、自動車ローンから車両の残価価値を見込む現在のビジネスモデルへ進化し、仕入と転売の能力が新たに求められるようになった。金融の延長線上ではなく、サービスとして位置づけられる。さらに、メンテナンスや自動車保険等のサービスも加わり、全国にサービス工場とのネットワークを構築し、ビジネスを行っている。
 また、車両管理サービスは時代の変遷と共にも高度化している。例えば、コンプライアンス意識が高まる中で、リスクマネジメントが求められるようになった。急ブレーキの有無や危険運転、車検証のデータなどを取得し、事故の傾向のフィードバックや適正台数・種類の提案を行っている。コロナ禍によって、オンライン会議が増え、台数を減らす提案も行っている。
 オーダーメイドのサービスとして、メンテナンスの支払を代行し、顧客の業務負担の軽減に加え、修理費の内容を整理して代金の比較や傾向などを顧客にフィードバックしている。また、オリジナル車両の製造を行っており、ディーラー選定、架装、オプション相談、現場ニーズのヒアリングなどを行い、多彩な車種を提案している。例として、コンビニ向けのシステム車、小型ボトルカー車、ラストワンマイル向け自社配送車、介護業者向け送迎車などがある。

オートリース会社が「HUB」になる世界

 今後の目標は、当社が提供するMALポータルサイトに、パートナーが提供するカーシェアリングやレンタサイクル、さらには、運転者にとって便利なアルコールチェックや、日報の作成、点検案内などのサービスを加えられるようなプラットフォームを整備していきたい。目指す姿は、オートリース会社が街づくりのHUBになる社会の実現である。
 交通モビリティはスマートシティ実現の要であり、様々なサービスが期待される。その中で当社が手がける「オンデマンドバス」「移動販売車」「EV4 CHANGE」を紹介したい。
 「オンデマンドバス」は、2019年4月に三菱商事(株)と西日本鉄道(株)が福岡県で実証実験を実施し、当社も参画した。街中にある乗降ポイントに立ち、アプリから配車予約すると、近くに走っているバスが来るというサービスである。乗降ポイントはバス停よりも多く設置されており、他の乗車予約が入るとAIが最適ルートを計算して運行する。料金は200円からで、タクシーより便利になる。将来は自動運転に切り替わっていくことが想定される。
 「移動販売車」では、コンビニが高齢者向けの移動販売を行うサービスの支援をしている。EV化だけではなく、充電器を街に設置するといったハード面の提供も行う。
 「EV4 CHANGE」は三菱オートリースが考案したEVコンサルテーションプログラムのブランド名で、次の4つのステップでEVソリューションを提案している。
 まず、企業全体のGHG排出量を算定して見える化をすることがスタートとなる。次のステップは、車の走行データより車のCO2排出量と金額を算定し、EV化した場合の削減量などを計算する。3つめは、車の選定・導入をするために、国内・海外問わず新興EVを含むマルチブランドで、新車から中古車まで最適な車種を提案し、充電環境も含めてフルサポートを行う。新興EVメーカーは、製造体制(品質、メンテナンス、保険など)の基準をクリアし、取引に値する信頼のある会社かどうかの確認も行っている。新興EVメーカーの取扱いはMALにとってチャンスでもあり脅威でもある。EVは使用しないと便利さや不便さがわからないため、無料で1週間程度貸出するキャンペーンを実施している。実際に業務で利用し、EVの使い勝手や充電などの現状を体感してもらいたい。最後のステップの運用・活用面では、利用中のサポートをするために、EV専用のメンテナンスガイドブックなどをドライバーに提供している。当社は、今後も時代や技術の変化と共に柔軟に対応し、「モビリティサービスのこれから」を生み出していきたい。

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【4年11月度 産業懇談会(水曜第1G)模様】

テーマ: 『 「自然」を五感で楽しむサステナブル建築 』

  • 日  時:令和4年11月16日(水) 12時30分~14時30分
  • 場  所:若宮の杜 迎賓館
  • 参加者:19名
スピーカー:
久武 正明(ひさたけ まさあき)
久武正明建築設計事務所株式会社
代表取締役
写真:久武 正明氏

会社紹介

 当社は、「Design for happiness」という幸せを生み出す建築を創ることを目的に事業を展開している。事業フィールドは主に4つ。1つめが「新築の企画・設計・監理」である。企画から施工者選定支援、アフターフォローまでデザイン監修を含めてワンストップで行う。オフィス、研究所、生産施設、ミュージアム、ホテル、福祉施設、ランドスケープや都市計画まで幅広く手がける。2つめは、「リノベーションの企画・設計・監理」で、既存の建物調査からリノベーションの計画、用途変更、耐震改修の計画まで行っている。3つめは「インテリアの企画・設計・監理」で、インテリアや店舗内装、仮設展示、家具のデザインを手がけている。最後は、建築プロジェクトのディレクションや土地・施設の有効活用、施設のマスタープランの提案活動を行う「コンサルティング事業」がある。
 当社のフィロソフィーを「Comfortable × Sustainable」(心地よく、サステナブルに)と掲げ、心地よさとサステナブルを両立させる建築を提案している。まさに日本の伝統的な建築が体現しており、縁側や光庭、天窓などを利用した「自然との共生」や、無駄をそぎ落とした中に無限の豊かさが表現されている「簡素さ」、繊細なディテールの美しさや時を経た豊かさを持つ「素材の力」を大切にしている。日本の伝統的な建築に現代の技術を組み合わせ、より快適でサステナブルな建築を創っていきたい。
 当社の特徴は、デザイン性と機能性と共に、経済性も踏まえて顧客に提案をしている。敷地を最大限に有効活用するレイアウト、デザイン・設備と融合する最適な構造計画、BCPや照明計画を踏まえた設計を得意としている。建築30年の経験から高度な設計技術を用い、プロジェクトに応じて、広範なネットワークから最適なチームをつくっている。

自然を五感で楽しむサステナブル建築

 環境にも人にもサステナブルな建築として、自然を五感で楽しむことができる「パッシブ建築」、「緑の建築」、「木の建築」の3つの建築を紹介したい。

  1. パッシブ建築
     「パッシブ建築」は、パッシブ技術という日本の伝統的な建築の知恵等を活かし、太陽光や熱、通風といった自然エネルギーを有効活用した建築手法である。一方で、太陽光発電やLED照明の使用による省エネはアクティブ技術と言われる。パッシブ技術とアクティブ技術の両輪を動かして省エネや創エネを行い、エネルギー消費量の正味ゼロを目指す必要がある。一般的に、オフィスビルの用途別のエネルギー消費の割合は、空調関連が約40%、照明が約20%を占めており、パッシブ技術によって更にCO2を削減することができる。
     具体例として、奈良県大和高田市にあるオフィスを紹介したい。顧客より、オフィスの他、研修施設やカフェテリアを併設し、地域住民や業界の人が気軽に訪れることができるような建物にしたいという要望があった。コミュニケーションを活発に行えるよう、自然の光や風、緑、水を感じられる建物を設計した。
     特徴は、中庭を配置し、庭に面した部分に大きな窓を設け、水面から建物内に冷気が自然と入る仕組みになっている。また、風の流れを生み出すために光庭を取り入れた。風の流れはソフトウエアでシミュレーションしている。また、天窓から太陽光の取り込みを行い、庇・縁側を設けたことで日射を制御し、温度環境を調整している。中庭の地中には、地下水を貯めるピッドを設け、地下水温を利用して空気の温度を調節し、室内に排出する仕組みを導入した。このように自然エネルギーを活かした設計を行う一方、最新技術であるスマートデバイスによる照明や空調の制御、顔認証デバイス、非接触ボタンなども併せて導入している。
     この他に、学校のリノベーションや複合施設の計画、駅ビルの再開発などについても、様々なパッシブ技術を取り入れた設計を行っている。
  2. 緑の建築
     緑には心理的ヒーリング効果や、眼精疲労対策など多くの効果が期待される。中でも、緑は生き物を表わし、成長することから生命力のあるエネルギーを得られると言われている。「バイオフィリア」という人間には自然と繋がりたいという本能的欲求があり、自然と触れ合う環境を作ることで、健康や幸せといったウェルビーイングを感じられる。昨今では、健康経営やコロナ禍で自然との共生を求める人が増えてきており、注目を浴びている。
     緑を活用したオフィスのリノベーションの事例として、フロア中央の休憩室をインテリアの「中庭」に転換し、ワーカーが室内にいながら自然の緑を感じられるようにした。「中庭」は開閉するガラススクリーンで囲まれ、フロアのどこからでも感じられる。オフィスゾーンは、天井を直天井として開放感を出し、ダクトから各所で吹き出される穏やかな空気や柔らかい間接光など、ワーカーが心地よさを感じられる工夫を随所に施した。
  3. 木の建築
     木材は、CO2を吸収する持続可能な循環型資源である。構造材として利用の他、仕上げ材や家具としても幅広い使用が推奨される。近年、法改正がすすみ、木の建築はますます広がりを見せている。この中で、クロスラミネートティンバー(CLT)という建材は、耐震性や防火性、施工性が高い素材で、欧州を中心に使用されてきたが、日本でも普及が進んでいる。
     このCLTを使用した計画案について紹介したい。敷地の岡山では、木材の生産が盛んでCLT工場が数多くある。これらの工場の近くで、運搬が容易な場所にCLTを建物全体に活用した道の駅、宿泊施設、コワーキングスペースなどの複合施設の計画である。CLTを構造全体に用い、防火の工夫をすることで、床・壁・天井に木を現しで見せ、圧倒的な存在感を出している。建物内には、木の優しい香りが立ち込め、柔らかい触り心地が心を潤してくれる。木材ならではの温かみを感じられる施設を目指している。

 これから地球環境への配慮がますます求められる時代である。環境にとってサステナブルであると共に、人にとって快適でウェルビーイングな環境づくりに、今後も取り組んでいきたい。

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【新会員自己紹介】

写真:佐藤 彰芳氏
木曜グループ
佐藤 彰芳(さとう あきよし)
古庄電機産業株式会社
代表取締役社長

【古庄電機産業株式会社】
〒461-8630 名古屋市中区葵1丁目27番31号
URL:http://www.furusho-e.co.jp/

 2月から入会しました「佐藤彰芳」と申します。よろしくお願いいたします。
 当社は、電気機械器具、工作機械器具、車載半導体などの売買、販売代理業を行っており、今年で創業76年を迎えます。所在地は、地下鉄・新栄町駅から徒歩5分のところにあります。
 私は、中部電力出身で、7年前に当社に移り、2年前に7代目の社長を拝命しました。中部電力時時代は、配電部門(電柱関係の仕事です)の技術者としての職歴が長かったですが、当社に移る前は、総務・営業・人事と事務系の仕事にも長く携わりました。
 名古屋市南区で生まれ・育ち、学生の時には長野でスキーや酒盛りをして6年間過ごしました。社会人になってから、静岡、長野での勤務もありましたが、名古屋の職場が主で単身赴任をしたことがなく、電力会社では異質な職務経験をしていました。
 趣味はウォーキングとランニングで、毎朝星ヶ丘~新栄まで1時間半位かけて徒歩通勤をしています。1日に2万歩から3万歩程歩き、休日など多い日は5万歩位歩く時もあります。
 もう一つの趣味のランニングとしては、全国各地で開催されるマラソンの大会に参加しています。今年は7月:函館マラソン、8月:北海道マラソン、9月:網走マラソン、12月:青島太平洋マラソン(宮崎)、1月:指宿マラソンといった大会でフルマラソンを走りました。これから、京都マラソン、佐賀マラソンと後2回程フルマラソンを走る予定です。
 ここ3年間はコロナにより大会がほとんど中止になってストレスが溜まっていましたが、昨年の夏位から順次再開されてきたので、今まで参加したことのない大会にもでてみようと考えています。 これから、よろしくお願いいたします。

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【2月度産業懇談会のご案内】

 2月度産業懇談会は、下記のとおり開催いたします。
 定員は引き続き、先着30名を目安に、会場収容人数の50%となるよう運営します。
 何卒、ご理解・ご協力賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 2月2日開催の木曜グループおよび2月15日開催の水曜第1グループにつきまして、全てのグループの皆様にご案内しております。

 会合にご参加いただける際は、マスクのご着用・手洗い、積極的なアルコール消毒の励行にご協力ください。発熱の症状がみられるなど体調不良の方は、ご参加をお控えいただきますようお願いいたします。

グループ名 世話人 開催日時 テーマ・スピーカー 集合場所
火曜グループ

富田 茂
広井幹康
深田正雄

2月14日(火)
12:30~14:30

『創業を通じて学んだこと。』(仮題)
株式会社SEALS
取締役社長 上尾 元雄 氏

名古屋観光
ホテル
3階 桂の間

水曜第1グループ

淺井博司
足立 誠
落合 肇

2月15日(水)
12:30~14:30

『PCMH(プロセス・コンサルテーション・メンタルヘルス・ケア)巡回の専門的な取り組み
~個から全体が活きる~』
一般財団法人愛知総合HEARセンター
理事長 小瀬木 尚美 氏

名古屋観光
ホテル
3階 桂の間

水曜第2グループ

大倉偉作
香川裕子
高見祐次

2月8日(水)
12:30~14:30

『シーキューブの「すごい会社」創り
~仕組み作りから実践まで その全貌~』
シーキューブ株式会社
相談役 橋本 渉 氏

名古屋観光
ホテル
3階 桂の間

木曜グループ

河村嘉男
中林直子
吉田憲三

2月2日(木)
12:30~14:30

『人口減少社会に向けて医療機関が貢献できること
~大同病院の場合~』
社会医療法人 宏潤会 大同病院
理事長 宇野 雄祐 氏

名古屋観光
ホテル
2階 曙西の間

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【3月度産業懇談会のご案内】

 3月度産業懇談会は、下記のとおり開催いたします。
 定員は引き続き、先着30名を目安に、会場収容人数の50%となるよう運営します。
 何卒、ご理解・ご協力賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 会合にご参加いただける際は、マスクのご着用・手洗い、積極的なアルコール消毒の励行にご協力ください。発熱の症状がみられるなど体調不良の方は、ご参加をお控えいただきますようお願いいたします。

グループ名 世話人 開催日時 テーマ・スピーカー 集合場所
火曜グループ

富田 茂
広井幹康
深田正雄

3月14日(火)
12:30~14:30

『agleaf クルマから農業へ 新規事業への挑戦』
フタバ産業株式会社
特別顧問 吉貴 寛良 氏

名古屋観光
ホテル
3階 桂の間

水曜第1グループ

淺井博司
足立 誠
落合 肇

3月15日(水)
12:30~14:30

『企業DX推進及びDX人材育成のためのSansan社の取り組みについて』
Sansan株式会社
支店長 酒井 亮平 氏

若宮の杜
迎賓館
1階 橘の間

水曜第2グループ

大倉偉作
香川裕子
高見祐次

3月8日(水)
12:30~14:30

『我が社の人材戦略』
阪和興業株式会社
名古屋副支社長 川口 敏弘氏

若宮の杜
迎賓館
1階 橘の間

木曜グループ

河村嘉男
中林直子
吉田憲三

3月2日(木)
12:30~14:30

『東急ホテルズのご紹介及び賢い宿泊予約』(仮題)
株式会社名古屋東急ホテル
東急ホテルズ中部エリア統括
執行役員総支配人 斉藤 克弥 氏

名古屋観光
ホテル
3階 桂の間

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【コラム】

コラム1 【さっかの散歩道】 No.55

長瀬電気工業株式会社
代表取締役 屬 ゆみ子

『 BONNE ANNEE 2023 』

 あけましておめでとうございます。皆様方には、お健やかに年明けをお迎えのことと思います。そして今年も戯話にお付き合いいただきありがとうございます。

写真:協会
教会、特別なミサもなくひっそり

 今年の初詣は、ボルドー市内中心部にある、St-André(サンタンドレ)教会に行った。元日と言っても日本みたく何か特別なことがあるわけでなく、ショップやカフェも、ホテルや観光客の多い一部を除いて、元旦だけ休日となる(2日からは通常営業)。
 もちろん初詣などという習慣もなく、クリスマス礼拝というビックイベントを終えた教会内は全く静かで、行き場を無くした観光客が、ワイン漬けで年またぎしたちょっぴり疲れ顔で、祈るわけでもなくぶらぶら見学している。この教会は「サンチャゴ・デ・コンポステーラ」への巡礼道にあるので一応世界遺産なのだけど、海外では世界遺産と言ってもピンとくる人は少数のようだ。

 特に何を期待してこの街での年越しを選んだわけではないが、3年ぶりの海外はやっぱりフランスと決めていたし、現地の友人にも会いたかったし、何よりコロナの間も親切にメールオーダーを受け付けてくれていたサンテミリオンのワインショップに顔を出し、変化の激しい(特にコロナで)中堅どころのワイナリーがどうなっているかという情報交換もしたかった。年の瀬29日、成田から3年ぶりのエールフランスに乗り込んだ際は、早くもこれぞフランス人というお茶目なトラブルがいくつもあったが(これは後日談でお話ししましょう) パリを経由し、TGVで3時間半かけてボルドーに入った。

写真:オーゾンヌ
オーゾンヌの標高は100m弱
丘の上のシャトーが優美

 冬の日の出は9時半ころ。日の出前にパリを出発し、途中大雨に見舞われ、ボルドー到着時には何とか雨は上がっていた。まずはサンテミリオンのワインショップを訪ねるべく駅でコインロッカーに荷物を預け、返す電車に乗る。いつもなら一つ手前の駅で降りて往復タクシーをお願いするのだが、飛行機疲れもあって「歩こう」と思い立ち、無人駅のサンテミリオンに降り立つ。ここから村までは、丘(標高約110m)を登ること20分。この道もまた巡礼道の一部だ。5分ほど歩くと村の入り口に到着、そこから左手の丘の上に見えるのはChateau Ausone。何年か前、正式訪問はできなかったものの、お庭だけ拝見した記憶が蘇る。3年間の空白が一気に消え、そこから村へ足取り軽く巡礼道をトレッキング、の予定だったのだが途中の分かれ道で立ち止まる。左の坂道は巡礼道、中世の石畳が続く街道筋。右の道は迂回路。迷わず右に行く。こんな雨上がりで、ただでさえ削れて丸くなった石畳が滑らないわけがない、しかも最大斜度は20度!!とりあえず無事にワインショップにたどり着くことを優先した。丘の上に到着すると、私と同じ電車で到着し、巡礼道で村に向かった観光客が、息も絶え絶え坂を上っているのが見えた。ま、それぞれ旅の目的は違うので、一回くらいは登ってみるのもね~なんて思いながらワインショップの扉を開ける。

写真:Vignoble et chateaux
Vignoble et chateaux
英語対応もします

 「日本から巡礼道で3年かかったわ!」とスタッフに冗談を言いながら、いつも通り日本で買えない小さな作り手のワインを物色し、12本送ってもらうことにした。私もワイナリーを作るのだというと、「メルローは絶対植えるよね、君は好きだから」「多分(実はピノノアール派なのだよ)」と笑顔で答える。このワインも今年の産懇火曜日で皆さんにテイスティングしていただく機会があればと思っている。ちなみにネット購入が可能なので興味のある方はホームページなど覗いてみください、ちなみにここのオーナーはオーゾンヌ一族です。

https://vignobles-et-chateaux.com/

 サンテミリオンを後に、ボルドー市内に戻り、アパルトマンホテル(キッチン付きの長期滞在用ホテル)にチェックイン。夕方には3年ぶりの友人と懐かしの再会。実はこの再会前にも前日パリで彼女の連絡先を入れていたiPadが飛んで、えらい目をして復活させたこともあり、感激ひとしお。彼女が予約してくれていたボルドーで今話題のレストランに向かう。
 年の瀬から私が下顎の歯列矯正をしていたこともあり、事前に「柔らかいものと細かいものとスープとムースじゃなきゃ無理!」と伝えてくれていたせいか、まあびっくり。懐石にも似た手仕事ぶりで歯に一切の負担がかからない。日本なら軽く断られそうなオーダーも見事に仕上げてみせるのはさすがプロと文字通り舌を巻く。

写真:料理1 写真:料理2 写真:料理3 写真:料理4 写真:料理5 写真:料理6 写真:料理7 写真:料理8
思わず全品写真を撮った料理、唯一デザートだけは取り損ねてしまった××

 彼女からコロナ渦と戦争に対峙するフランスの、経済、社会福祉など様々な話を聞いた。例えばフランスは少子化対策を成功させたと日本では言われているが、実のところ子供を産んでいるのはフランス人ではないのだそうだ。不法移民が子供を産むと助成金がもらえるし、養育者としての滞在許可証が出るのでそれで出生率が上がっているのだという。それに、電気代が4割も上がって、各自治体(パリですら)目抜き通り以外の照明は半分消していて、町が薄暗い。そのせいで犯罪の数も増えているのだとか。特に昨年就任したボルドー市長はエコでケチらしく、「ゆみ子さん、カウントダウンは多分ないし、月の港は10時には照明消えるからね、期待しないでね」と言われていたが、本当にその通りで、しょぼい暗い年越しだった。川の彼方では華やかな花火が上がっているのも関わらず、ボルドーでは市民が持ち込んだ花火がつつましやかに打ち上げられるのみ。こんな事なら部屋で100万人は集まったというパリのカウントダウンを見てればよかったと少しばかり後悔した。
 ともあれ、3年分の垢を落とし、何とか帰国(帰りもいろいろあったけどこれもまた後日談で)。良い年が始まりますよう!

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コラム2 【師、曰く】 No.20

妹尾 鷹幸(ペンネーム)
(株式会社構造計画研究所 名古屋支社長 妹尾(せのお) 義之)

ペンネームは、恩師、田坂広志先生の多重人格マネジメント、作家人格の名。心に鳴り響く言葉を今回も一筆。

『 仕事の彼方 』

 どんな仕事にも、夢や誇りをもって取り組みたい。前号のレーシングドライバー佐藤琢磨さんは、夢をもって仕事に挑まれていたが、皆が皆、夢と仕事が同じ道ではないだろう。しかし、誇りをもって仕事に取り組むことは、できるのではないだろうか。振り返れば、2012年から関わったスマホ同士だけでメッセージを送り合えるスマホdeリレー®は、南海トラフ地震の津波避難時の通信手段として、高知市導入まで関わったことは誇らしかった。2015年頃から、おじいちゃんが孫を轢かない為、おばあちゃんが楽に通院する為、取り組んだ自動運転やコネクティッドカー、MaaS等CASEに関わるシミュレーションの仕事も誇らしく、メンバーが国プロSIPの総仕上げに取り組んでいる。誇りをもって仕事に取り組めることは、幸せなことだ。

 田坂講義では、よく「二人の石切り職人」の寓話を話された。ある町を通りかかった旅人が、必死に石切りをする職人に興味をもち、そして、尋ねた。「あなたは何をしているのですか?」一人の石切り職人は、不愉快そうな表情を浮かべ、ぶっきらぼうに答えた。「このいまいましい石を切るために、悪戦苦闘しているのさ。」旅人は別の場所で石切りをする職人にも、同じことを尋ねた。するとその石切り職人は、生き生きとした声で、こう答えた。「ええ、いま、私は、多くの人々の心の安らぎの場となる、素晴らしい教会を造っているのです。」

 多くの経営者やマネージャー、リーダーが集まる田坂講義でこの話を聞くとき、いつも空気が変わった。日々の計画に追われ、数字に追われ、目先のことばかりに囚われがちになる心に、大切なことを思い起こさせられた。社員に、部員に、メンバーに、どのように仕事をさせてきたのか。それ以上に、自身がどのような姿勢で仕事に向き合ってきたのか。顧客に言われたから、会社が決めた数字だから、上長からの指示だから・・・。そうではない。どんな仕事にも、その仕事の先にある物語がある筈だ。ましてや、どのような仕事をしているか、それが我々の「仕事の価値」を定めるのではない。師、曰く、「その仕事の彼方に、何を見つめているか。それが我々の「仕事の価値」を定めるのだ」と。

 今、私は製造業のこの地で、ものづくりの未来を少しでも明るくするため、ほんの一隅に過ぎなくとも一隅を照らすために、日々、石を切っている。その仕事の彼方を見つめ答えた石切り職人のように、日々、生き生きと石を切りたい。

 修行は続くよ、どこまでも。 最後までお読み頂き、ありがとうございました。

写真:オアシス21
(オアシス21とTV塔)

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コラム3 【「ほん」のひとこと】 No.171

株式会社 正文館書店 取締役会長
谷口正明

『 忘れる脳力 』
岩立康男著・朝日新書

 著者は「おわりに――忘れることは良いことである」で次のようの述べています。

 最新の脳科学が明らかにした「脳は忘れるためのタンパク質を作っている」「新生ニューロンは積極的に古い記憶を消去している」という二つの事実は、脳の研究を進めてきた自分にとって衝撃的なものであった。

 最近物忘れが激しい私にとって、安心させてくれる内容の本でした。要するに、脳は、考える領域を確保するために、不必要な記憶をどんどん消去しているということです。答えることよりも、質問し考えることが大切だと強調しています。
 この本に紹介されているドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスによると、忘却は次のように進行するそうです。

 20分後:42%
 1時間後:56%
 1日後:74%
 1週間後:77%
 1か月後:79%

 これを見ると、1日経ってしまうと3分の2以上は忘れてしまうことになります。忘れていけないこと、忘れたくないことは、20~30分以内に復習しておくと記憶の定着がよくなるそうです。

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