産業懇談会【メールマガジン 産懇宅配便】 第240号 2022.05.31 発行

メールマガジン■産懇宅配便■

令和4年5月度(第240号) 目次
【4年3月度 産業懇談会(火曜G)模様】 3月15日(火) 13時00分〜14時30分
【4年3月度 産業懇談会(水曜第1G)模様】 3月16日(水) 13時00分〜14時30分
【4年4月度 産業懇談会(水曜第1G)模様】 4月6日(水) 12時30分〜14時30分
【4年4月度 産業懇談会(木曜G)模様】 4月7日(木) 12時30分〜14時30分
【4年4月度 産業懇談会(火曜G)模様】 4月12日(火) 12時30分〜15時00分
【4年4月度 産業懇談会(水曜第2G)模様】 4月13日(水) 12時30分〜14時30分
【新会員自己紹介】
波多野 宏行氏

三機工業株式会社中部支社 常務執行役員支社長

伊出 俊一郎氏

(株)テクノ中部 代表取締役社長 社長執行役員

小道 浩也氏

中部精機株式会社 代表取締役社長 社長執行役員

加藤 悟司氏

名古屋鉄道株式会社 常務執行役員

田村 富志氏

株式会社スズケン 専務取締役執行役員

吉原 伸和氏

住友生命保険相互会社 上席執行役員兼中部総合法人部長

【6月度産業懇談会のご案内】
【7月度産業懇談会のご案内】
【コラム】
コラム1 【さっかの散歩道】 No.47
コラム2 【師、曰く】 No.12
コラム3 【「ほん」のひとこと】 No.163
【お知らせ】
【4年3月度 産業懇談会(火曜G)模様】

テーマ: 『 中小零細企業における新型コロナウィルス感染症の影響と展望 』


日  時:令和4年3月15日(火) 13時00分〜14時30分
場  所:名古屋観光ホテル 桂の間
参加者:22名
スピーカー:

写真:四元 圭氏

四元 圭(よつもと けい)
株式会社トリニティーホールディングス
取締役会長

写真:成田 健氏

(Web)
成田 健(なりた たける)
株式会社トリニティーテクノロジーズ
代表取締役

写真:近澤 武生氏

(Web)
近澤 武生(ちかざわ たけお)
株式会社トリニティーキャリアマネジメント
代表取締役


■自己紹介(四元氏)
 大阪出身だが高校生時代は名古屋で過ごし、千種高校のラグビー部に所属した。大学は大阪に戻り、関西学院大学に入学したが、ラグビーが弱い大学であったため、アメリカンフットボール部に所属した。大学ではイスラム文化を専攻した。学者になりたかったが、大学院在学中に「学者よりも経営の方が向いている」と思うようになり、不動産投資ファンドに入社した。その後、営業系コンサルティングファームを経て、29歳で経営コンサルタント事業を起業し、現在は東京、大阪、仙台と名古屋を往復する生活をしている。
 ゴルフは300ヤード飛ぶ。クラブヘッドを2回割ったことがあるため、現在はアーメットという特殊で硬い金属のクラブを使っており、飛距離は約250ヤードである。

■会社紹介(四元氏)
 2005年に(株)トリニティーホールディングスを起業し、経営コンサルタントを主な事業としている。もともとは、ハウスメーカーの営業立て直しや外資系ホテルの日本誘致など、大手や中堅企業を対象に事業展開していたが、リーマンショックを機に中小零細企業にシフトした。当時、大手企業はスピード感を持って経営環境の変化に対策をしていたが、中小企業は取り残されているように思えた。手助けをしたいと思ったが、通常のコンサルタント依頼料は、1案件で数千万円〜数億円も必要であり中小零細企業向けではない。検討の結果、当社では月額3万円のプランを展開した。中小零細企業向けのコンサルタントは当社が第一人者であろう。現在は年商5000万〜3億円の企業が主要なクライアント層となっている。経営の立て直しや売上拡大、組織化などの案件が多い。起業からこれまで累計約2500件の契約を行い、常時約400件の案件を抱えている状態である。ある程度新規受付を受け入れるため、終了案件も一定数確保する必要がある。中小零細企業を対象とするため、税理士、弁護士、社労士の業務領域も含め、幅広い分野を見ているため、我々が横断的に行うことで、コロナ禍から脱却できると考えている。
 当社ではグループ内で実証実験も行っている。中小零細企業のM&A効果確認のため、当社が回転寿司屋チェーンをM&Aしたことがある。おかげで鯵だけはさばけるようになった。M&Aや売却を繰り返しているためグループ社数は随時変化しており、グループ会社は現在7社となっている。事業はシェアオフィス事業、中小零細企業向け経営コンサルタント事業、資格者・専門技術者などを紹介する有料職業紹介事業、RPAやkintone等を用いた業務自動化事業、民泊運営事業、不動産売買仲介事業、業務自動化に伴う業務見直しに関連する経理・総務業務請負事業である。

■グループ会社の紹介 〜働き方改革やDXを実現にむけて〜(成田氏)
 (株)トリニティーテクノロジーズは、RPA元年と呼ばれる2019年に設立したRPA・kintone等を利用した業務自動化事業の会社である。人口が減少し労働力が不足すると言われる中、日本のIT化やDX化が促進され多くのITツールが開発された。当社の社員は全員在宅勤務をしており、秋田県、埼玉、三重など遠方に散らばっている。テクノロジーの進化により働く場所に制限されず、RPAを使用した情報の取得と自社用にupdateしたkintoneというデータベースを用いた情報の共有や蓄積により、紙やエクセルすら不要になっているのが現状である。
 DX化に取組んでいる会社は多いものの、しかしその約4割が失敗している。これらの会社を分析すると経営側が完璧を求める傾向にある。ITリテラシーの低い会社がITツールを導入しても、現場が対応できないことが失敗の主な要因である。小さく始めることを推奨する。また、既製品システムを導入し自社に合わせたカスタマイズを依頼すると、莫大な費用を要求されることが多い。費用を抑えるため、目的にあったアプリをシステム上に簡単に作成できるkintoneの導入を推奨しており、当社はこのアプリ作成業務を請け負っている。
 近年叫ばれている働き方改革にITツールの導入は不可欠であるが、自社事業に適したものを導入し業務全体を通してトータル的な流れを作ることが、DXに近づくポイントであろう。

■グループ会社の紹介 〜経営課題解決のための人材戦略〜(近澤氏)
 (株)トリニティーキャリアマネジメントは、日本最大級の全国的なネットワークを用いて、医療、IT、建築・建設、製造、食品、金融、介護、教育等の有資格者正社員の転職支援を行っている優良職業紹介事業の会社である。コロナ禍以降、人の動きは地域を超えており、Iターン、Uターンなど人の動きが加速している。一般的に求人広告に出ているのは、各企業が過去に作成した事業計画・採用計画に基づいた求人である。採用動向は約3か月で変わると言われており、過去の経験に基づいた採用計画では、後手まわってしまうことも多い。当社では、3年後や5年後の事業計画を意識した未来予測での求人を提供している。
 近年、育児や介護、闘病などといった様々な事由により、労働場所、時間、内容を制約されている社員が多数を占めている。共働き家庭の増加や若手の退職率も増加など、働き方、社会構造も劇的に変化している。福利厚生は人材定着に効果的ではあるが、性別と年代によりニーズは異なる。10代女性は子育て支援、40代男性は介護サポート、50代女性はヘルスケアのサポートなど、採用時には対象にあわせた福利厚生の提供が鍵となってくる。個人にとって働きやすい環境にするため、それぞれと福利厚生を含めた雇用契約書を取り交わしている会社も近年増えている。機会を均等に与えるのではなく、結果が公平になるよう、制度設計をする時代が到来している。人材は「集める」から「集まる」のステージに移行すべきであり、そのような組織作りをサポートしていきたい。


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【4年3月度 産業懇談会(水曜第1G)模様】

テーマ: 『 トヨタの現場力向上に向けた人財育成について 』


日  時:令和4年3月16日(水) 13時00分〜14時30分
場  所:名古屋観光ホテル 桂の間
参加者:19名

スピーカー:
青山 松季(あおやま まつき)
トヨタ自動車株式会社
グローバル生産推進センター人財育成室 主幹

写真:青山 松季氏

■自己紹介
 出身は、なまはげで有名な男鹿半島から南方の秋田県由利本荘市である。中学卒業後、1974年にトヨタ工業高等学校に入学し、1学年1000人もの同級生がいた。1977年にトヨタ自動車工業に入社し、クラウンの組み立てラインに配属されて以降、45年間トヨタ自動車に勤務している。1988年に現場の班長級を務めた後、組長級としてサービス部に異動し、販売店相手にトヨタ生産方式を展開した。豊田章夫社長が課長級時代に開発した短時間車検のツールを販売店に導入する業務に携わり、3か月で1社のペースで、神奈川から沖縄まで回っていた。
 2003年、社内にグローバル生産推進センターができ、現場の技能員向けの基本技能トレーナーの認定を始めた。世界各国に出張して育成を行い、今に至っている。2003年以降のグローバル生産の急拡大はめざましく、当時は国内生産、海外生産ともに約300万台の車両生産体制であったものが、2019年時点で国内生産は横ばいであるものの、海外生産は約700万台まで増加した。海外拠点への日本人出向者派遣による、国内の空洞化を防止するため、国内外の新人や現場マネジメントの人財育成を目的に設立されたのが、グローバル生産推進センターである。現場の改善トヨタ生産方式を教える人を育成するため私は2007年に第20号としてTPSマスタートレーナー認定された。

■トヨタ人材育成
 トヨタ自動車には多くの人材育成コンテンツがあり、各工程にあわせた知識の教育と技能の教育、階層別教育を行っている。
 新人から中堅層向けの技能訓練では、基本技能、品質の作りこみ、時間内に仕上げるスキル、工具の持ち方、付加価値を生み出す作業について教育している。一車種のみ生産している組み立てラインであれば覚えやすいであろうが、多車種混合ラインであれば、車ごとに生産方法が異なり、一人前になるのに、通常1か月は要する。
 訓練機や訓練カリキュラムをパッケージにして世界中に展開している。2003〜4年当時は、職場に多くの海外研修生を招いていたが、海外生産の急拡大に追いつかず、イギリス、北米、タイにグローバル生産推進センターのブランチをつくり、訓練機を設置してカリキュラムを展開した。海外では、知識的な教育の他、4S(整理、整頓、清掃、清潔)と躾の重要性や、ルールの及ぼす影響や、作業の「なぜ」を理解させる研修を行っている。
 チームリーダーを集めた、仕事の教え方の研修も行っている。チームリーダーは、作業の指導、面倒見、コミュニケーション能力、改善力の高さが求められ、これらを兼ね添えてこそ、人間力のある人間といえるだろう。特に組長はメンバーをまとめることが重要な任務である。トヨタ自動車でも、社員が多くなり、エキスパート性が高くなったため、「長」と呼ばれる役職をなくし、フラット化した時代もあったが2、3年程度で元に戻した。フラットな職場では、小集団活動が薄れ、面倒見が薄れてしまったためである。管理監督者向けの教育では、コミュニケーション能力と、双方向コミュニケーション能力が重要であると教えている。現場の管理監督者は任務を行いながら、課のミッションを達成する働きをしており、面倒見は特に大切で、海外からのチームリーダークラスをGST(グローバルスキルトレーニング)として研修生を招いて体験してもらっている。

■社外への研修
 どんな企業、家庭であっても、後輩や子供に何かを教えるものだ。
 昨年12月に地域医療センターにて人材育成の研修を行った。医者や、看護師に対して、手術のしかたや、包帯の巻き方を、「どうやり方を教えるのか」を教えた。また、繊維業界4社に対しても、「正しいものを、安全に時間内に、やりやすく作ることを人に教える」という研修を行った。簡単な事例として、おもちゃのヘリコプターや、手作りの時計の作り方を書いてもらい、その後それをどう教えるかを体験させた。手作りの時計は商品化もしているので皆さんご利用ください。

■最後に
 現場力向上に向けた育成には、しっかりと教える場を作り、その後面倒を見、現場を任せなければならない。「教えたのに、なぜできないのだろう」と言う人がいるが、これは説明したが教えていないからだとトヨタの人財育成では考えられている。また、ものづくりは人づくりであるとトヨタでは常々言われている。ぜひこのように考えて人財育成を行っていただきたい。
 2020年まで副社長を務めたトヨタ自動車の「おやじ職」である河合満氏も、若手の高技能者の計画的な育成に積極的であった。現場の自働化が進むと、手作業で物が作れる人が減少し、日本のものづくりが危うくなる。トヨタ自動車には、手作業の海外工場もまだある。海外工場への手作業伝達ができる優秀な人材を残す必要があるとして、2012年に高技能者育成制度を立ち上げた。受講者にはすべての工程を半年から1年かけて育成し、現場に戻ってもらう。現在100人以上の認定者がいる。河合おやじは、「現場のものづくりを支えているのは高技能者だ。道具や設備がなくても工夫し、ものづくりができる人材を残さなければならない。習字ができない人が、ロボットにきれいな字をティーチングすることはできない。ロボットに人間の技能を伝授できる人材が必要だ」と言っている。
 最後に人をつくらなければ良いものはつくれない。どの企業でも同じだと思います。


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【4年4月度 産業懇談会(水曜第1G)模様】

テーマ: 『 自分の人生を楽しむために 〜未来に生きよう〜 』


日  時:令和4年4月6日(水) 12時30分〜14時30分
場  所:若宮の杜 迎賓館
参加者:26名

スピーカー:
生田 サリー(いくた さりー)
フリーアナウンサー
話し方・コミュニケーションコンサルタント
株式会社インスパイア 代表取締役

写真:生田 サリー氏

■自己紹介
 (株)ポニーキャニオン勤務を経て、タレント、フリーアナウンサーに転身し、生放送番組や音楽番組、スポーツ番組など様々な番組の司会を担当した。その後1997年にニューヨークへ渡米し、ハリウッドスターやスポーツ選手をはじめ、世界中で3,000人以上の方へのインタビューを日本語や英語で実施してきた。
 2001年9月のアメリカ世界同時多発テロを経験し、生活が一変することになった。人生の終わりはいつ訪れるかわからないということを痛感し、人生で何をしたいのか、何をやるべきなのかを考えるようになった。帰国し、これまでの経験を多くの人に伝えていきたいと考えている。例えば、米国人はいつでもどこでも気軽に声をかけてくれるが、日本人は相手のことを思うが故に遠慮してしまい、人間関係が深くならないことを残念に感じている。
 現在は、日本語や英語での司会や人材育成としての研修(リーダー育成・コミュニケーション・語学・異文化)や講演活動、国際ビジネスのコンサルティング等を幅広く行っている。もともと話すことが得意だった訳ではなかったが、少しずつ話し方・コミュニケーションのトレーニングを行うことで、今は人に伝える側に変わることができた。また、英語が好きになったのは、小学生の時に米国人の先生と話す機会があり、初めて異文化に触れ、英語を話すことができれば世界中の人とコミュニケーションが取れると感じたことがきっかけである。
 私の仕事のミッションは「日本と世界を笑顔でつなぐ」であり、これからも取り組んでいきたい。

■自分の人生のために
 「今どれぐらい幸せですか?」と自分自身に一度問いかけをしてみて欲しい。良い人間関係を構築することで自分の幸せ度を上げることができる。人間の悩みの種は、70%以上が人間関係から生まれる悩みと言われている。自分の心を満たしていないと、他人に優しくできない。幸せ度が日々刻一刻と変わる中で、自分で心のコップを満たす努力が必要である。他人に依存せず、自分で自分を幸せにする方法を考えていかなければならない。
 日本人の自己肯定感は、世界と比較して低い水準にある。その原因は、完璧を求めて自分や他人に厳しく、自ら苦しめているため、改善していかなければならない。世界一長寿な日本において、自分自身がいつまでも身体的に精神的に健康でいることが重要である。また、同時に孤独問題も深刻化しており、日本の総世帯に占める単身率は現在約38%もあるため、一人でも幸せに生活できる方法を考えていかなければならない。その中で大切なことは「心と体の健康」、「経済的な安心感」、「幸せな人間関係」である。自分の幸せのために貴重な時間を使って欲しい。そのための1つの方法に「セルフ・コンパッション」がある。
 「セルフ・コンパッション」とは、自分で自分のストレスを軽減するために、自分への慈しみや自分を肯定することである。他者を思いやるように、自分自身のことを大切に思うことで自分自身が満たされ、他者への優しさや思いやりに繋がっていく。例えば、マインドフルネスという瞑想の時間を毎日1〜2分設けて、他者の幸せを願ったり、自分自身の嬉しかったことを探すことを試して頂きたい。新しいことへの挑戦や幸せな人間関係を数多く構築することができれば、これまで以上に豊かな人生をもたらすことになるだろう。

■人生を開く「Open Heart Communication」とは
 グローバル基準では、目が合い、スマイルをすれば心が通い合うきっかけになる。「Open Heart Communication」は、世界中の人とつながり、自分の周りも幸せになるコミュニケーションの方法である。大切なことは自分から心を開き、目を合わせること。目は全ての感情が伝わるため、目に愛の光を持ってコミュニケーションをとって欲しい。「Open Heart Communication」の3要素は、スマイル、アクション(自分から話しかける、きっかけをつくる)、オープンマインド(人をジャッジしない)である。特に、相手を褒めることを忘れないで欲しい。上手に褒める方法は、恥ずかしがらずにさわやかに、目を見て伝えること。そして褒められた人は否定せずに受け入れて、さらに相手を褒めることで良い人間関係が構築できるだろう。

■男性脳と女性脳
 米国のメリーランド大学の研究結果によると、男性が1日に発する単語数は平均7,000語、女性は平均20,000語と大きく違いがあることが判明した。共感の気持ちを込めて、相手の言葉を繰り返し、傾聴を行うと相手側は理解してもらえたと感じる。コミュニケーションの目的は男女間で違いがあり、男性の会話の目的は、問題解決や目標達成のための情報収集である。一方で女性は問題解決ではなく、つながりや共感を得ることであるため、この違いを認識することが円滑な人間関係の構築には有効である。
 人は誰しも「話を聴いてもらいたい、わかってもらいたい、認めてもらいたい、好きになってもらいたい、愛されたい」と思っている。これは、老若男女を問わず誰でも。「聴いてあげる、わかってあげる、認めてあげる、好きになる、愛する」努力が大切。身近な人ほどコミュニケーションをとるときに、大事にしてください。
 自分の人生を楽しむ為に、皆さんはこれからどのような事を始めていきますか。


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【4年4月度 産業懇談会(木曜G)模様】

テーマ: 『 大人のお酒講座 』


日  時:令和4年4月7日(木) 12時30分〜14時30分
場  所:名古屋観光ホテル 桂の間
参加者:22名

スピーカー:
谷口 耕一(たにぐち こういち)
一般社団法人日本バーテンダー協会
中日本本部 愛知県支部長 代表評議員

写真:谷口 耕一氏

■プロフィール
 1971年に名古屋市で生まれ、大学卒業後、手に職をつけるために金型工場に就職した。その後、1996年25歳の時に2代目「アンフィー」の裏方として働き始め、仕事をするにつれて、飲食店で働くことも手に職をつける仕事ではないかと思い、いずれ飲食店を経営したいとおぼろげながら思うようになった。そして2001年に30歳になり、ソムリエ試験が難しいと聞きチャレンジしてみたいと思い、勉強を始めたのがきっかけである。
 ソムリエの資格を取るために勉強会に参加し、2001年に日本ソムリエ協会のソムリエ認定を取得することができた。この時にBARのお店を開くことを心に決めた。続いて2005年には、キューバシガー教育協会の葉巻の資格であるシガーマネージャーの認定を取得し、2007年に2代目店主からお店を譲ってもらい、現在の3代目「Amphi」を開店し、15年経過したところである。
 2010年には、ソムリエの上級の資格であるシニアソムリエ(現在はソムリエ・エクセレンスに改称)の認定を受けた。日本ソムリエ協会の中で、ソムリエが約3万8000名、シニアソムリエが約2500名、ソムリエ・エクセレンスが約500名、資格を現在持っている。近年では2018年に日本バーテンダー協会の代表評議員に就任し、2019年に名古屋支部長、2020年に愛知県支部長に就任して協会活動に携わっている。

■かっこいい!ワインの飲み方
 大きく3つ紹介したい。1つめは「識る」。ワインは、ぶどうの成分の糖がアルコールと二酸化炭素に分解されてワインになる。ワインの起源は、発見されている中では、紀元前約6000年頃のジョージアの遺跡で、陶器の破片から酒石酸が発見されたのが一番古いと言われている。また、ワイン醸造所の最古は、紀元前約4000年頃のアルメニアの遺跡から見つかった。
 ワインは熟成すると、赤ワインは色が赤紫色から薄くなり、一方で白ワインは透明から黄色味を帯びて、最終的には琥珀色になる。TV等で有名なボジョレーヌーボーは、通常の赤ワインと美味しさを比較することはできない。その理由は、醸造法に違いがあるからで、通常の赤ワインは2〜3年樽の中で熟成させ、味の複雑さ、美味しさを醸成するが、ボジョレーヌーボーは収穫された年のブドウで製造されるため、熟成をさせることができない。その年のブドウを味わうためにボジョレーヌーボーを飲んで欲しい。
 2つめの「魅せる」は、通のように魅せる方法を紹介したい。グラスの持ち方は脚の部分の出来るだけ下の方を小指を除く4本の指で持ち、小指をグラスの底側に添えて、プレートを挟むとグラスがブレずに安定し、また、テーブルに置くときも音が出ずにそっと置けるため、かっこよく見える。
 ソムリエナイフの選ぶ時の基準は、ナイフ部分が尖っている方がキャップシールを開けやすい。また、ワインのコルクにさすスクリュー部分は、様々な形状のコルクに対応できるため、細くて長めのものをオススメしている。女性の場合は、少ない力でコルクが抜けるように、力点となる柄の部分が長いものを選ぶと簡単に抜くことができる。
 また乾杯する時には、グラスを合わせたくなるが、グラス同士を当ててしまうと割れてしまうことがあるため、笑顔で目の高さまで上げることが正式な乾杯の仕方である。レストランでのワインのテイスティングは、匂いを嗅ぐだけで良い。味の好みを確認しているわけではなく、ワインの状態に問題ないか、劣化していないか確認するために行っている。例えば、コルクに病気が発生して、香りに移るブショネ(コルク臭)が起こっていないかや、酸化していないかを確かめるために行っている。ブショネは、コルクの製造過程での塩素の残留によって発生し、ワインの約5%の確率で発生するため大きな問題となっている。注がれたワインは、回さずに匂いを嗅ぎ、その後回して嗅ぐと、空気に触れた時の香りと注がれたときの香りが異なり、ワインの熟成度による違いを楽しむことができる。
 最後に「楽しむ」について。ワイングラスはどのようなものを買ったら良いかと聞かれることが多いが、ブルゴーニュグラスは一番汎用性が高く、次に細身のタイプ、ボルドーグラスの順でオススメしている。同じワインでもグラスが異なると味が全く異なるため、一度試してみて欲しい。フルボトルを開けて飲みきれない場合の保存方法は、最初に空のハーフボトルにワインを移して栓をして保存し、残りを飲む方法が、ワインが酸素に触れる頻度が少ないため保存に適している。

■かっこいい!BARの使い方
 なじみのBARを作ると格好いい。BARは大人数で行く場所ではないため、1人で行っても問題なく、1人の時間をBARで楽しんで欲しい。BARのマナーとしては、大人数で行かない、バーカウンターに鞄を置かない、盛り上がっても叩かないことである。また、複数名で行く場合、ファーストオーダーでバラバラのカクテルを注文すると、提供に時間がかかる事は知っておいて欲しい。そして、好みやお酒の強さなどもわからないため、初見でおすすめのお酒を頼むことは避けた方がいいと思う。応用編として、なじみのBARがあるメリットは、人の紹介や美味しいお店の情報を多く持っているため、有益な情報を得ることができるだろう。


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【4年4月度 産業懇談会(火曜G)模様】

テーマ: 『 貨幣・浮世絵ミュージアム 見学会 』


日  時:令和4年4月12日(火) 12時30分〜15時00分
場  所:若宮の杜 迎賓館、貨幣・浮世絵ミュージアム
参加者:18名

ご案内:
阪井 忍(さかい しのぶ)
株式会社三菱UFJ銀行
経営企画部(名古屋)部長

写真:阪井 忍氏

 今回、(株)三菱UFJ銀行様のご協力のもと、貨幣・浮世絵ミュージアムの見学会を開催した。冒頭に貨幣・浮世絵ミュージアムについて紹介して頂いた後、貨幣と浮世絵に関するDVDを視聴し、コロナ禍を考慮して3グループに分かれて時間をずらし、見学を行った。

■貨幣・浮世絵ミュージアムの歩み
 貨幣・浮世絵ミュージアムは、東海銀行(三菱UFJ銀行の前身である一行)の創立20周年事業として、1961年に現名古屋ビルにおいて貨幣を紹介する貨幣展示室を開室したことに始まる。文化財保護や教育といった側面からの社会貢献を目的として設立し、入場料無料で一般公開を続けており、小・中学生の夏休みの自由研究や社会科見学にも利用されている。
 2021年11月29日にリニューアルオープンし、館内は貨幣展示室と浮世絵展示室の2つから構成される。貨幣展示室では、透明な板に貨幣を展示する珍しい展示方法を採用しており、貨幣の表裏が見える仕組みになっている。
 貨幣関係資料は国内外で約15,000点、浮世絵版画は約1,800点を所蔵しているが、館内スペースだけでは全部を展示しきれないため、貨幣展示室には、貴重な物を約4,000点展示し、浮世絵展示室では、歌川広重によって書かれたオリジナル版の浮世絵をシリーズ毎に展示している。

写真:貨幣コーナー1 写真:貨幣コーナー2

◎「貨幣・浮世絵ミュージアム」の詳しい内容は公式サイトからご確認ください。
公式サイト:貨幣・浮世絵ミュージアム | 三菱UFJ銀行 (mufg.jp)


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【4年4月度 産業懇談会(水曜第2G)模様】

テーマ: 『 受託製造メインの中小企業が、生き残りをかけて
      既存事業を活かした新事業を模索し続けていたら、
      ”プチ“ Game Changer ”もどき”…になってきちゃった!? 』


日  時:令和4年4月13日(水) 12時30分〜14時30分
場  所:若宮の杜 迎賓館
参加者:22名

スピーカー:
三枝 弘典(さいぐさ ひろのり)
三幸電機株式会社
取締役社長

写真:三枝 弘典氏

■自社の紹介
 当社は電子制御機器製造やハーネス加工といった電装品関連の仕事をしている会社である。1951年に電設資材の卸売業を生業として祖父が創業した会社で、2代目の父は卸売業に加えて製造業をスタートさせ、1980年代後半には父の夢であった海外進出(米国・香港)を果たした。そして私は、2009年に3代目として社長に就任し、現在はメキシコ、タイ、カンボジア、中国にも拠点を構え事業を行っている。

■現業の延長線上から生まれた新事業
 2016年の当社は、良い取り組みが社内に定着せず後戻りを繰り返している状況であった。この状態を打ち破ってくれる人を職安(ハローワーク)から紹介してもらい、ものづくりの強化を進めた。新たな人材の採用によって、ある程度の水準まで高めることができたが、突き抜けるレベルまでには至らず、経営者としての覚悟を伝え、後戻りできない仕組みの構築を依頼したことがきっかけとなった。
 始めたことは、工場の1工程の1機能から、紙帳票のデータ化を進め、システムの基盤を構築し、徐々に対象を拡大させたことで工場内にシステムがはびこるようになった。システムは、管理項目を欲張らず、現場・作業者ファーストを徹底したことで、社員が愛着を持って使い、工場内のシステムが構築できた。このシステムは他社にとっても有益であることが判明し、ツールとして商品化したのが、現場生まれ、現場育ち、現場のためのスマートツール「3+サンプラス」であり、対外的に販売することにした。展示会に出展し、複数の企業への導入につながった。これを契機に、受け身だった従業員が仕事に対して能動的に変わったことも嬉しく思っている。これが三幸電機オリジナルブランド事業の第1号である。

■父の執念から生まれそうな新事業
 ハーネスは、電線を切断し、導体と端子をプレス機にセットした金型で加締めして、端子付き電線をハウジングへ組立てることで完成する。知り合いの会社より繊維に銅メッキをした電線の利用方法の相談があり、銅メッキ繊維電線を使いハーネスを作れないかと考えた。銅メッキ繊維線は軽くて細くて柔らかい特徴がある。過去にも同様の話はあったが、繊維銅電線を端子で加締めると繊維が切れてしまうため上手くいかなかったが、そこで新しく開発したのがバルーンバレル端子の技術である。特許を国内外で取得し、新事業が現実味を帯びてきたが、良いモノを作れば売れるというプロダクトアウトの考え方で技術開発を進めていたため、売り方を考えていなかった。
 この技術を世の中に露出するために、新聞・ネット記事への掲載や展示会に出展する活動を行い、今後は幅広い事業領域において、細径・軽量である信号線用途のハーネスとしての標準仕様の1つになることを目指している。他の金属に比べて曲げや耐久性が高く、ロボット等稼働が多い部分の適用が期待できるのではないか。

■目指したいレベルを超える事業展開への挑戦
 モノづくり力の強化に注力して経営を進める一方で、受託製造の付加価値の低さを改善したいと思っていた。「スマイルカーブ」という電子産業に見られる収益構造では、バリューチェーンの上流工程(商品企画や設計開発)と下流工程(販売・アフターサービス)は付加価値が高く、逆に、中流工程(製造)が低くなるため、上流工程である設計開発に挑戦したいと思っていた。そこで必要となるのは知見や経験のある新たな人材が鍵と考え、リーダーシップを持って社員を引っ張れる人材を採用し、「人財づくりの活動」と「ビジネスのネタづくりの活動」に取り組んでもらった。
 「人財づくりの活動」の成果は、女性を集めて電気のイロハを教育する社内塾の開設や、有能な高校生の採用、広報としてのマスコットキャラクターを生み出した。
 「ビジネスのネタづくりの活動」では、古くて新しいバッテリーを活用した電力を自給自足する電源システム事業に取り組んでいる。これは、鉛蓄電池をベースとしたカーボンフォームバッテリー(CFB)で、リチウムイオンバッテリーより重いが、安くて丈夫で寒くても使用できるため、扱いが簡単というメリットがある。CFBを蓄電池として活用することで、工場の電力の自給自足を目指し、カーボンゼロに貢献できるのではないかと期待している。加えて、家庭や小規模向け店舗にも活用が可能な小型バッテリーの開発も進めている。
 2つめの取り組みは、リチウムイオンバッテリーのカスタムパッケージ対応事業である。安価な中国製のバッテリーを利用し、顧客のアプリケーションに応じたマネジメントシステムを提供し、少量多品種のニーズに応じることを目指す。現在、設備導入は完了し、プロセスの立ち上げ段階に入っている。この他に新事業のネタは10個を超えており、今後も挑戦を続けていきたい。


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【新会員自己紹介】

写真:波多野 宏行氏
火曜グループ

波多野 宏行(はたの ひろゆき)
三機工業株式会社中部支社
常務執行役員支社長

【三機工業株式会社中部支社】
〒450-8567 愛知県名古屋市中村区名駅2-45-7
URL:https://www.sanki.co.jp/

 三機工業株式会社中部支社の波多野宏行と申します。この度、火曜グループに入会いたしました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 当社は、1925年に創立しました。社名の由来は、旧三井物産株式会社の機械部を母体とすることから「三機工業」と命名されました。
 建築設備事業とプラント設備事業の2部門から成り、建築設備事業はビル空調衛生・産業空調・電気事業・ファシリティシステム事業から、プラント設備事業は機械システム・環境システムから構成されています。
 「エンジニアリングを通じて快適環境を創造し、広く社会の発展に貢献する」という経営理念のもと、より多くのステークホルダーの皆様に「選ばれる会社」を目指しています。
 今回、中部経済同友会・産業懇談会へ参加させていただき、様々な業種の方々と出会うことでいろいろ勉強させていただく所存です。
 何卒ご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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写真:伊出 俊一郎氏
水曜第1グループ

伊出 俊一郎(いで しゅんいちろう)
(株)テクノ中部
代表取締役社長 社長執行役員

【株式会社テクノ中部】
〒455-8512 名古屋市港区大江町3-12
URL:https://www.techno-chubu.co.jp/

 このたび、水曜第1グループに入会いたしました株式会社テクノ中部の伊出俊一郎と申します。
 当社は、中部電力グループの一員として昭和40年代より火力、原子力、そして環境事業に携わって参りました。合併等を経て現在の姿になったのは平成2年(1990年)のことです。
 この間、火力・原子力事業においては中部電力(株)、ならびに中部電力と東京電力の合弁会社である(株)JERAの発電所運営、ひいては電力の安定供給に貢献して参りました。
 また環境事業においては、鳥・昆虫・魚といった水陸の生物や水・空気などの自然環境、あるいはPCBやアスベストなどの有害物質に関する調査・分析・コンサルタントを得意分野としております。
 今、世界が脱炭素に向けて大きく舵を切る中、当社はこうした技術と経験を活かして「エネルギーと環境に向き合い、技術力で未来を拓く」を旗印に、社会に貢献していくことを目指しており、SDGsの取組みも積極的に進めているところです。
 本会に加えていただき、皆様との交流を通じて学ぶこと、得ることは多いものと期待しております。何卒よろしくお願い申し上げます。

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写真:小道 浩也氏
水曜第1グループ

小道 浩也(こみち ひろや)
中部精機株式会社
代表取締役社長 社長執行役員

【中部精機株式会社】
〒487-8650 春日井市気噴町3-5-1
TEL:0568-51-0671
URL:http://www.chubuseiki.co.jp

 中部精機株式会社の小道と申します。このたび、産業懇談会水曜第1グループに参加させていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。

 弊社は1951年に中部電力の関係会社として設立され、以来電気メーターなど、お客さまに電気をお使いいただくために必要となる計測機器の製造・販売・修理を主に行ってまいりました。最近では時代の変遷に合わせ、通信機能を有し、遠隔地から電力量データの取得や電気のオンオフを可能にするスマートメーターの製造販売のほか、スマートメーターシステム全体の運用保守なども手掛け、事業内容を変化させつつあります。

 私は、現在一日4時間費やして通勤しており、テレワークやDXの推進の重要性を身にしみて感じているところであります。

 本会の活動を通じて、様々な業種の方々から貴重なご意見など拝聴し交流させていただけることを楽しみにしています。

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写真:加藤 悟司氏
水曜第2グループ

加藤 悟司(かとう さとし)
名古屋鉄道株式会社
常務執行役員

【名古屋鉄道株式会社】
〒450-8501 名古屋市中村区名駅1-2-4
URL:http://top.meitetsu.co.jp/

 名古屋鉄道の加藤悟司と申します。
 この度、本会に入会し、産業懇談会水曜第2グループに参加させて頂くことになりました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 弊社は、1894年に創業以来、鉄道事業を核として地域に根ざし、地域の発展とともに歩んできました。新型コロナウィルス感染症により事業環境は大きく変化し先行き不透明な状況が続きますが、これからも、地域価値の向上に努め、永く社会に貢献し続けられるよう、現在、弊社グループ一丸となって事業の変革に取り組んでいるところでございます。
 本会会員の皆様との交流を通して、貴重な情報やご意見を拝聴し、地域社会の発展に貢献できるよう取り組んでまいりたいと思います。何卒ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

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写真:田村 富志氏
水曜第2グループ

田村 富志(たむら ひさし)
株式会社スズケン
専務取締役執行役員

【株式会社スズケン】
〒461-8701 愛知県名古屋市東区東片端町8番地
URL:https://www.suzuken.co.jp/

 株式会社スズケンの田村富志と申します。このたび水曜第2グループに入会いたしました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 当社グループは、「健康創造」を事業領域と定め、医療用医薬品の卸売事業を中核として、医薬品の研究・開発・製造、メーカー支援、保険薬局、そして介護に至るまで、医療と健康に関わる事業を総合的に展開しております。
 1932年の創業以来、「世の中のお役に立つ」「お得意さまに学ぶ」という創業のこころを受け継ぎ、「Design Your Smile 健康創造のスズケングループ」というメッセージのもと、従業員一人一人が、人々の笑顔あふれる豊かな生活に貢献することを目指しております。
 私は1984年の入社以来、これまで営業一筋でしたが、この4月から企画部門としての新たな役割を拝命いたしました。これから中部経済同友会や産業懇談会を通じて、異業種の皆さま方と交流を深め、研鑽を積んでまいりたいと考えております。何卒ご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

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写真:吉原 伸和氏
水曜第2グループ

吉原 伸和(よしはら のぶかず)
住友生命保険相互会社
上席執行役員兼中部総合法人部長

【住友生命保険相互会社】
〒461-0004 名古屋市東区葵3-15-31 千種ニュータワービル5F
URL:https://www.sumitomolife.co.jp/

 この度、入会させていただくこととなりました。
 出身は福岡県ですが、名古屋に定住すべく家を購入し、家族とともに市内に住んでおります。
 誠に微力ではございますが、中部経済の発展に寄与できますよう努力して参る所存でございます。
 ご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。

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【6月度産業懇談会のご案内】

 6月度産業懇談会より開催方法を一部変更し、昼食会場と懇談会場を同じ会場で開催することに致しました。
 当初ご案内の会場が、下記記載の集合場所に変更になっておりますので、ご確認ください。

 定員は引き続き、先着25名を目安に、会場収容人数の50%となるよう運営します。
 何卒、ご理解・ご協力賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 会合にご参加いただける際は、マスクのご着用・手洗い、積極的なアルコール消毒の励行にご協力ください。発熱の症状がみられるなど体調不良の方は、ご参加をお控えいただきますようお願いいたします。

グループ名 世話人 開催日時 テーマ・スピーカー 集合場所
火曜グループ

富田 茂
広井幹康
深田正雄

6月14日(火)
12:30〜14:30

『介護保険制度を持つ日本と韓国、介護保険制度を持たない台湾』(仮題)
東京経済大学 現代法学部 教授
西下 彰俊 氏

若宮の杜
迎賓館
1階 橘の間

水曜第1グループ

淺井博司
足立 誠
落合 肇

6月15日(水)
12:30〜14:30

『TSUCHIYA(株)における業務の効率化』(仮題)
TSUCHIYA株式会社名古屋支社
取締役副社長執行役員 河村 亨 氏

若宮の杜
迎賓館
1階 橘の間

水曜第2グループ

大倉偉作
香川裕子
高見祐次

6月8日(水)
12:30〜14:30

『徳倉建設、社員を大切にこんなことやってます』(仮題)
徳倉建設株式会社 執行役員
営業本部副本部長 井村 孝一 氏

若宮の杜
迎賓館
1階 橘の間

木曜グループ

河村嘉男
中林直子
吉田憲三

6月2日(木)
12:30〜14:30

『くらしの礎を「創る」「担う」「つなぐ」Just For the Earth』(仮題)
JFEエンジニアリング株式会社名古屋支店
理事 支店長 霜 知宏 氏

名古屋観光
ホテル
2階 曙西の間

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【7月度産業懇談会のご案内】

 7月度産業懇談会は、下記のとおり開催いたします。
 定員は引き続き、先着25名を目安に、会場収容人数の50%となるよう運営します。
 何卒、ご理解・ご協力賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 会合にご参加いただける際は、マスクのご着用・手洗い、積極的なアルコール消毒の励行にご協力ください。発熱の症状がみられるなど体調不良の方は、ご参加をお控えいただきますようお願いいたします。

グループ名 世話人 開催日時 テーマ・スピーカー 集合場所
火曜グループ

富田 茂
広井幹康
深田正雄

7月12日(火)
12:30〜14:30

『SDGsと食文化の考察』
キャリオ技研株式会社
代表取締役 富田 茂 氏
長瀬電気工業株式会社
代表取締役 屬 ゆみ子 氏
(コメンテーター)
国立大学法人北海道大学
大学院農学研究院 教授 曾根 輝雄 氏

名古屋観光
ホテル
3階 桂の間
*試飲を行いますのでご自身の運転でのご来場はお控えください。

水曜第1グループ

淺井博司
足立 誠
落合 肇

7月20日(水)
12:30〜14:30

『パイプのおはなし』(仮題)
株式会社岡島パイプ製作所
取締役社長 岡島 威彦 氏

若宮の杜
迎賓館
1階 橘の間

水曜第2グループ

大倉偉作
香川裕子
高見祐次

7月13日(水)
12:30〜14:30

『感動と失望の海外駐在について』
安藤株式会社
取締役社長 安藤 仁志 氏

名古屋観光
ホテル
3階 桂の間

木曜グループ

河村嘉男
中林直子
吉田憲三

7月7日(木)
12:30〜14:30

『人材派遣業界の現状と課題』(仮題)
株式会社サンスタッフ
取締役社長 丸山 恭一 氏

名古屋観光
ホテル
3階 桂の間

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【コラム】

コラム1 【さっかの散歩道】 No.47
コラム【さっかの散歩道】

長瀬電気工業株式会社
代表取締役 屬 ゆみ子

『 HOUSE OF … 』

 GW中、家の片付けをしながら、この年明けから騒がしいニュースの中で公私ともに心落ち着かない時間が続いたことを顧みながら、いつの世の揉め事も「人の欲と業の成せること」なのだと、年明けに観た一本の映画を思い出していた。
 その映画とは「HOUSE OF GUCCI」。同タイトルでサラ・ゲイ・フォーデン原作の、グッチ家の栄華とその紆余曲折を描いた原作を、リドリー・スコットが映画化したものだ。原作を更にデフォルメして、よりスキャンダラスな仕上がりになってはいるが、グッチ家の最後のブランドオーナー、マウリツィオが、野心家の女性、パトリッアと出会い、結婚〜殺害されるまでをパトリッアの目線で描いている。まだご覧になってない方に少しだけあらすじをお話しすると、田舎の運送屋のお嬢さん、パトリッアが、ある時パーティでグッチファミリーの御曹司マウリツィオと出会い、周囲の反対を押し切って結婚。本当は家を継ぐ気などなかったマウリツィオをけしかけてブランドオーナーに仕立てたものの、最終的に身内の造反とマウリツィオからの離婚話で、自分の立場が危うくなり、占師に頼り、殺し屋を雇ってマウリツィオを殺害する(この殺人事件は実話)。そして法廷で「私はマダムグッチよ」と言い放つも、懲役刑に17年(だったかな)に処せられるというお話。パトリッア役をレディ・ガガが怪演し、なかなか面白かった。
 大体ヨーロッパの栄枯盛衰は、野心家の予言師や女性が絡んでいると、以前にも書いたと思うが、このグッチ家の話も然り。またそのあたりのエピソードが独り歩きして数多くの映画が製作されてきた。
 同様にネットフリックスで公開された「ラスト・ツァーリ」はロシア帝国最後の皇帝ニコライ2世が、怪僧ラスプーチンに心酔する妃の言葉のままに破滅への道を進むというお話で、自称生き残りを語る王女が発見されるというところから、時代が巻き戻るという展開だ。
 もちろんこの手の話はオペラでも事欠かず、主人公が非業の死を遂げるのは、大概女と欲がらみ。きっと人類始まって以来同じことを繰り返して時代が進んできたのかと思うと、私も含めて「ちょっとは成長しろよ」とぼやきたくもなる。
 いつ終わるかしれない東欧の争いも、終わって何年かしたとき、その裏では誰のどんな意思が働いていたかを語られる日も来るのだろう。決して現在進行形で見えない人や力…これってもしかして、成長した頭のいい人たちの処世術?いずれにせよ、巻き込まれる方はたまったものではない。
 翻って日本はどうだろう。さすがにマンジャーレ!アモーレ!カンターレ!の国とは違い色恋で国が亡びることはなかったとは思うが〜そうはいっても嫉妬深かった豊臣秀吉は、寵愛する淀君に言い寄る男を片っ端から成敗していたらしいので、悪芽は早めに摘んでいたのかも〜男同士の野心と嫉妬で始まる戦も多々あったろう。大河ドラマで描かれている鎌倉殿や坂東武士もきっと「大儀」というレッテルをはがしてみれば「業の成せる技」ということなのかもしれない。

 国を動かすほどの騒動もあれば、どこの家にも同じような揉め事はあって、この頃同世代の間でよく出てくる話題は「相続」ならぬ「争続」がらみのお家騒動。大なり小なりのHOUSE OF…はそこかしこに転がっているし、書籍に目をやれば山崎豊子先生の作品、「華麗なる一族」や「女系家族」ではそのあたりのことが丁寧に描かれている。うちも女系なので、この作品が初めてドラマ化されたとき、「婿養子はやめようwww」と姉妹で話した記憶がある。この手の話を「殺人事件」に仕上げるのがサスペンスの女王、山村美紗先生だ。風吹きすさぶ断崖絶壁での犯罪自白など、事件は解決するのだが、現実問題として相続は一筋縄では解決しないのが世の常。
 などと考えると、究極は、ファミリーの結束を色濃く描く「ゴットファザー」に行き着くのかも(また映画ですみません('◇')ゞ)。色恋と金とファミリーとで騙し騙され殺し殺される。でもファミリーはゆるぎない…なぜ???あくまで私論だが、そこにおいしい食べ物とワインと、どんな形にせよ『愛』があるからなのだろう。それはアラブの多妻制にも言えることだ。日本でも一昔前に某自治体の某大物議員に愛人が5人いることが問題になって、その時議員が放った一言「どの女性にも、ひもじい思いはさせとらん!!」は稀代の名セリフ。文春砲に怯えるオジサマ方も、よくよく肝に銘じてくださいませ、と余計なおせっかいを言ったところで、少しばかり北海道のこと。

 7月の産業懇談会火曜日で、中富良野のワインをご紹介いたします。私が目標としている完成度の高いワイン、お楽しみに!
 でもって、ワイナリーを作る畑に先日土壌調査委に入って、スコップで土掘りをした。掘れば大小の礫は出るは、植物の根(特に笹)は絡まるは、一時間掘って40cm径、深さ70cm。ブドウ作りに適しているかどうかもさることながら「殺人事件で死体を埋めるのは楽でない」というのが実感。悪いことは全く持って不合理なものだと、ご一緒した北海道大学の先生にお話しすると、
「おいおい、掘ってるのは僕たち!」失礼しました!!!!
 それにワイナリー造りは決して悪いことではなくて、夢のある仕事ですよね。
 ご協力いただき、深謝です。

写真:北海道の畑
一面熊笹、でも所々に山葡萄が自生している
この5ha、一人で開墾できんのかいなww

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コラム2 【師、曰く】 No.12
コラム【師、曰く】

妹尾 鷹幸(ペンネーム)
(株式会社構造計画研究所 名古屋支社長 妹尾(せのお) 義之)

 ペンネームは、恩師、田坂広志先生の多重人格マネジメントの応用、作家人格の名。心に鳴り響く言葉を、今回も一筆。

『 もう一つの生態系 』

 「自然の生態系」を破壊し地球温暖化をもたらす環境問題だけでなく、「もう一つの生態系」の問題があるという。ロシアのウクライナ侵攻の悲惨なニュースを目にするうち、しばしば講義で話されたこの話を思い出した。その語りは、そのまま田坂先生の「風の便り」というメール便に、簡潔明瞭に記載されている。転送を許されている「風の便り」から転載させて頂く。(田坂広志「風の便り」五季 第130便より)

もう一つの生態系

1991年、アメリカのアリゾナ州の砂漠で、
一つの壮大な実験が行なわれました。

それは、巨大なガラス製のドームの中に、 水や空気、土壌とともに、3800種類の動植物を持ち込み、
外界とは完全に隔離された「生態系」を人工的に創りあげ、
その生態系を維持し、管理しようとする実験でした。

しかし、海や砂漠、熱帯雨林まで模擬した、
この「人工生態系」の実験は、
酸素濃度の低下や、生物の死滅、
虫の大量発生などの問題に直面し、
その計画を中止する結果となりました。

この「バイオスフェア2」と呼ばれる実験プロジェクトは、
人間が自然の生態系を管理することの難しさを
明瞭に教えてくれたものとして、
世界的によく知られています。

しかし、この生態系の実験には、
もう一つの失敗があったことは、
あまり知られていません。

この実験に参加した8人の研究者たちは、
外界から隔離されて生活した2年間の実験期間中に、
互いの意見が衝突し、感情的な不和が生まれ、
共同生活を営むことができなくなってしまったのです。

このエピソードを知るとき、
地球という惑星において、
我々人類が賢明に処していかなければならない
もう一つの生態系があることに、気がつきます。

「心の生態系」

いまもなお、
異なった人種、異なった民族、
異なった国家、異なった宗教が
互いに争いあう、この地球。

この惑星において、我々が本当に学ぶべきは、
もう一つの生態系に処する
深い叡智なのでしょう。

2004年6月21日 田坂広志

 争いの絶えないこの世界、まだ人類の「前史」に、我々は生きている。そう、田坂先生は言われる。人類の真の歴史はまだ始まっていない。真の叡智で生きるようになって、初めて人類は本来の歴史を歩むだろうと。人間はエゴを持っている。そのエゴによって傲慢にもなり、人を支配しようとし、争い、殺し合う。一体、いつになれば、戦争がなくなり、人類の歴史が始まるのだろうか。「小さなエゴ」、「志、使命」、「人生の三つの真実」、「不動心」、「解釈力」、「行きつ戻りつ」、「瞑想」、「感謝」、「感性」、「螺旋的発展」、「小話」で反芻し、まだまだある至言の一つ一つを、私達が実践し、一歩一歩前進して初めて、田坂先生の言われる人類の歴史が始まるのだろう。一人の人生からみれば、気の遠くなるほど、先の未来なのかもしれない。

 修行は続くよ、どこまでも。最後までお読み頂き、ありがとうございました。

写真:海 (ラグーナビーチ)

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コラム3 【「ほん」のひとこと】 No.163
コラム【「ほん」のひとこと】

株式会社 正文館書店 取締役会長
谷口正明

『 13歳からの地政学 』
田中孝幸著・東洋経済新報社刊

 進学高校一年生の大樹と妹の中学一年生杏が、「カイゾク」と呼ばれるアンティークショップの店主から七日間のレッスンを受け、最後のテストに受かれば歴代アメリカ大統領が使っていたのと同じモデルの地球儀がもらえる、という設定です。
 三人の会話でレッスンが進行し、一日ごとの「まとめ」のページもあり、国際政治がとても分かりやすく学べます。本の帯には、「大人にこそ読ませたい未来を生き抜く必読書 戦争、平和、日本の行く末を知る羅針盤がここにある!」という、作家の真山仁(『ハゲタカ』著者)の推薦文が載っています。
 *著者は、国際政治記者。地政学とは、「国際政治を考察するにあたって、その地理的条件を重視する学問」(Wikipediaより)です。

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