産業懇談会【メールマガジン 産懇宅配便】 第227号 2021.4.28 発行

メールマガジン■産懇宅配便■

令和3年4月度(第227号) 目次
【3年度産業懇談会 新体制、退任・就任挨拶】
退任ご挨拶  
 片桐 清志氏

認定NPOささえあい 理事

就任ご挨拶  
 大倉 偉作氏

東海エレクトロニクス株式会社 相談役

 香川 裕子氏

三幸電子株式会社 監査役

 中林 直子氏

有限会社東海維持管理興業 取締役副社長

【3年3月度 産業懇談会(水曜第2G)模様】 3月17日(水) 12時30分〜14時00分
【3年3月度 産業懇談会(水曜第1G)模様】 3月24日(水) 12時30分〜14時00分
【新会員自己紹介】
杉脇 弘基氏

明治電機工業株式会社 取締役

原 洋実氏

株式会社JERA 執行役員 西日本支社長

井村 孝一氏

徳倉建設株式会社 営業本部副本部長

村上 達也氏

雪印メグミルク株式会社 中部統括支店長

【5月度産業懇談会のご案内】
【コラム】
コラム1 【さっかの散歩道】 No.34
コラム2 【「ほん」のひとこと】 No.150
【お知らせ】
【3年度産業懇談会 新体制、退任・就任挨拶】

 令和3年度より世話人体制が変わります。会員同士の自由闊達な意見交換、相互啓発の場という設立以来の目的を果たすべく、感染状況に留意しながら、できるかぎり対面での会合を運営してまいります。

(敬称略)

火曜グループ
世話人 富田  茂 キャリオ技研(株) 代表取締役
世話人 広井 幹康 (株)エスカ 取締役社長
世話人 深田 正雄 (株)料亭蔦茂 会長
水曜第1グループ
世話人 淺井 博司 ニューライトサービス(株) 代表取締役
世話人 足立  誠 (学)愛知真和学園大成中学・高校 理事長・校長
世話人 落合  肇 宝和工業(株) 取締役会長
水曜第2グループ
世話人代表 大倉 偉作 東海エレクトロニクス(株) 相談役
世話人 香川 裕子 三幸電子(株) 監査役
世話人 高見 祐次 (株)セブン・ワイズ  代表取締役
木曜グループ
世話人代表 河村 嘉男 丸菱工業(株) 取締役会長
世話人 中林 直子 (有)東海維持管理興業 取締役副社長
世話人 吉田 憲三 ダイセー倉庫運輸(株) 取締役社長

 退任ご挨拶


写真:片桐 清志氏

水曜第2グループ 前世話人代表
片桐 清志氏
認定NPO法人ささえあい 
理事

楽しかった世話人ライフ

【産懇は私の宝物】
 水曜第2グループの世話人を拝命したのは2001年なので、20年間居座ってしまったことになる。傍目には「ご苦労さま」と見られがちだが、本人は楽しくて仕方なかった。もっと早くいろんな方に世話人を体験していただくべきだったと反省している。
 一番の楽しみは毎月の例会で会員の皆さんと厚かましくお話できることだ。新会員とはいち早く名刺交換、情報交換できる。世話人の役目の一つは例会講師のお願いだが、日程調整の必要はあるものの、皆さん快くお引き受け戴けた。特に交代入会の方は転勤直後で慌ただしい時期にも拘わらず、ご協力いただき感謝している。
 産懇ではアットホームな交流ができるように適度な人数規模の4グループに分けて活動しているが、相互に連携を図っている。今は新型コロナの感染防止のため自グループのみへの参加としているが、従前は他グループへの参加も可能で、他グループ会員との交流を広げることもできた。今でも世話人全員が代表幹事を迎えて意見交換する場もあり、世話人同志がお互いに切磋琢磨し、協力関係を築くのに役立っている。秋に産懇会員全体で芸能を楽しむ会は、4グループが持ち回りで担当し企画を競っている。
 産懇は他地区同友会に類例を見ない中部経済同友会特有の活動だ。それだけに活動内容を自由に工夫できる。産懇メンバーは同友会内でも活動的な方が多いため、代表幹事からも温かいご支援を戴いている。リニアがまだ実験初期の頃に、試乗・見学会のご配慮を戴いたのはその一例だ。恒例となった新春の筆頭代表幹事の講話を拝聴し、懇親する機会も楽しみだ。
 産懇のご縁で、場外での交流の機会も増えた。技術経営士の会(略称STAMP)の東海支部長をお願いしている新美篤志氏(ジェイテクト)は同友会第58代代表幹事だ。ゴルフや食事会、小旅行なども産懇のご縁から生まれたものが多い。産懇仲間は仕事や生活の良き相談相手として今ではかけがえのない私の宝物になっている。世話人退任後も引き続き産懇メンバーとして活動を続け、更に宝物を増やしていきたい。

【産懇宅配便は私のアルバム】
 産懇世話人を拝命した頃の課題の一つが参加率の向上だった。同友会事務局と世話人の意見交換会から生まれたのが「産懇宅配便」で、2002年6月の創刊だ。例会欠席者とも情報共有してブランクを埋めるのと、メール文化の醸成が目的だった。言い出しっぺだったため、行きがかり上編集長を引き受けることになった。
 記憶は時間の経過とともに曖昧になるが、記録は変わらずに残る。写真が色褪せても当時を雄弁に語る生き証人であるのと同様に、産懇宅配便の記事は時を超えて次代へと受け継がれていく。欠席者との情報共有だった産懇宅配便が今では産懇の活動記録になっている。しかも中部経済同友会のホームページにバックナンバーが蓄積されているので、いつでもどこからでも閲覧できる。転勤等で中部経済同友会を離れても自分の足跡を探し出すことが可能だ。毎回例会模様を纏めてくれた産懇事務局のお骨折りに感謝している。
 メールマガジンの良さは記録性に富むだけでなく、紙媒体にありがちなページ制限が無いことだ。この柔軟性を活かして、例会模様の他に会員有志にコラム投稿をお願いした。「隗より始めよ」で、私も「苗字アラカルト」を投稿した。2019年1月に200回の節目を迎えたのを機に、連載を終えた。同友会入時会に提出した書類の趣味欄に「苗字研究」と書いたが、まさかこんな形になるとは想定外だった。
 コラムにはたくさんの方から玉稿を戴いた。今も継続している「『ほん』のひとこと」の谷口正明氏(正文館書店:元世話人)や、「さっかの散歩道」の屬(さっか)ゆみ子氏(長瀬電気工業:火曜グループ)には深く感謝している。コロナ禍でリアルな交流が十分できない今こそ「産懇宅配便」が紙上での会員の交流の場を補完してくれる。創刊に携わった者として、会員諸兄の自由な投稿を願っている。
 編集後記もその時々に思っていたことを勝手気儘に書いた。これ以上暴走しないために、「平成」の幕引き(2019年4月)と共に編集長を事務局に返上した。今では月末の編集作業から解放され、一読者として産懇宅配便を楽しんでいる。産懇宅配便は私にとっては思い出がいっぱい詰まった大切なアルバムだ。


 就任ご挨拶


写真:大倉 偉作氏

水曜第2グループ 世話人代表
大倉 偉作氏
東海エレクトロニクス(株) 
相談役

 この度は片桐様の後任として、高見様、香川様とともに世話人を務めさせて頂くことになりましたから、どうぞ宜しくお願い致します。
 コロナ禍の騒々しさは、変異株の多発等によりしばらく続きそうですが、お互いに体調管理に十分配慮しながら、健康なままで平穏な日々を迎えたいものですね。
 産懇は世話人代表の河村様、片桐様お二人を先頭に、各グループ皆様と事務局の暖かなご協力とご支援により、お陰様で今日まで活発な活動を維持できていますから、この良さを是非継続していきたく考えています。
 引き続きご指導とご支援を宜しくお願い致します。


写真:香川 裕子氏

水曜第2グループ 世話人
香川 裕子氏
三幸電子株式会社 
監査役

 今年度より産業懇談会水曜第2グループの世話人に就任させていただく事になりました 三幸電子株式会社の香川でございます。
 どうぞよろしくお願いいたします。

 中部経済同友会には平成27年に入会致しました。
 まだ7年目でございますが、産業懇談会も40周年を迎え ダイバーシティの一環として“女性の就任”を進める方針との事でございましたので、お引き受けさせていただきました。
 甚だ力不足とは存じますが、微力ながら少しでもお役に立ちます様に努めてまいります。
 皆様におかれましては 折に触れてのご指導とお力添えを賜ります様、よろしくお願い申し上げます。


写真:中林 直子氏

木曜グループ 世話人
中林 直子氏

有限会社東海維持管理興業 
取締役副社長

 中部経済同友会に入会させていただいて、同時に産業懇談会水曜第2グループにも参加させていただきました。私とは違う業界の話をたくさん聞かせていただきました。そして、グループで懇親を深め、多くを学ばせていただきました。
 若輩者ではございますが、会のために精一杯努めてまいります。よろしくご指導お願いいたします。


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【3年3月度 産業懇談会(水曜第2G)模様】

テーマ: 『 デジタルトランスフォーメーションから見えてくる
               これからのマーケティング手法とは 』


日  時:令和3年3月17日(水) 12時30分〜14時00分
場  所:若宮の杜 橘の間
参加者:16名

スピーカー:
酒井 亮平(さかい りょうへい)
Sansan株式会社
支店長

酒井 亮平氏

■当社について
 当社は名刺管理クラウドサービスの企画・開発・販売を主な事業として2007年6月に設立された。主な商品は名刺管理から働き方を変える「sansan」と名刺でつながるビジネスのためのSNS「∞Eight」である。オンライン上での名刺交換ができるサービスや請求書管理のサービスも提供をしている。名刺管理サービスは7000社に導入をいただき、シェアは80%強となっている。

■世界のテクノロジー進化について
 いま何故、早くDXに取り組まなければならないのか。キーワードは世界のテクノロジーの進化を支えている「エクスポネンシャルテクノロジー」と「コンバージェンス」である。「エクスポネンシャルテクノロジー」とは量子コンピューティング、AI、輸送ネットワーク、ロボット、VR、AR、3Dプリンティング、ブロックチェーン、材料科学などのことである。これらの高度な技術が融合することで、ローカルでリニアな成長からグローバルで加速度的な成長に進化をするのである。例えば、3Dプリンティングと材料科学の融合で腎臓や血管が作成可能となっている。2023年にはあらゆる臓器が作成可能と言われている。
 「エクスポネンシャルテクノロジー」の融合により様々な業界で革命が起きている。1900年初頭に誕生した自動車により馬車から自動車へと交通革命が起こった。いまはドローンによる空飛ぶライドシェアが10年以内に実現すると予測されている。AI技術が進化すると自動運転が当たり前となり、運転免許は人間が非常時に運転するライセンスになる。遠い未来の事ではなく5年以内に起きると言われている。個人所有車の稼働率は低く、95%は駐車場に止まっているとの調査データがある。今後、車は所有からライドシェアに移行していくと考えられる。ライドシェアの普及が進み、効率的な稼働がすすめば駐車場が不要になるかもしれない。自動運転やライドシェアの普及にはビックデータが重要なカギとなる。つまり、ビッグデータをより早く、より大量に蓄積した企業が勝つ事を意味する。日本企業はデータ蓄積において出遅れており、危惧される。パワーエレクトロニクスや3Dプリンティングがバックボーンとなるスターシップが実現すると上海〜ニューヨーク間はたった39分で移動できるようになるなど、新たな交通革命が間近に迫っている。
 デジタル化が起こすイノベーションは「潜伏期」「破壊期」「非収益化」「非物質化」の4段階を経て進んで行く。デジカメの普及でフィルムや現像業界の「破壊」が起こり、スマートフォンの普及により現像する必要がなくなり、コストがゼロになる「非収益化」が起こった。本やCDはデータ化され、本やCDそのものがなくなる「非物質化」している。

■ポストCookie時代におけるデジタルマーケティング施策について
 デジタルマーケティングの定義は自社サイトやメディア・SNSなどの外部サイトを含む「Webマーケティングの範囲」とマーケティングオートメーションやサイト解析など「データ活用による施策の強化」を仕組み合わせたものである。
 当社のデジタルマーケティング施策の一つはテレビCMである 。当社ではCookie(Webブラウザの検索履歴)や調査データなど様々な情報を分析し、一番宣伝効果のある時間帯、番組を選びCMを放映している。テレビCM放映後、理解促進施策(ミドル施策)としてWeb上で色々な企業や著名人とのタイアップ企画を行い、マスから入ってきたターゲットを自社サイトに誘導している。Web広告はディスプレイ広告や検索サイトのリスティング広告を行っている。それぞれの施策は単発で行うのではなく、横串で連携させ、分析した上で施策をしている。これがデジタルマーケティングの特徴である。
 インターネットアクセス者の属性を分析し、個々にパーソナライズした広告を届けるためには、インターネットバンキングなどサイトの運営元が管理している「1st Party Cookie」とフェイスブック(FB)など外部の第三者が複数のサイトを通じて入手できる「3rd Party Cookie」の情報が重要となる。より効果的な情報データを入手するカギとなるのは「3rd Party Cookie」である。
 しかし、いまCookieが重大な局面に直面している。プライバシーに対する世界的な意識の高まりから個人情報の取扱が非常に厳しくなっている。日本でも「改正個人情報保護法」が2020年6月に成立し、2022年6月までに施行される予定である。これによりCookieの使用には利用前に本人の許可が必要になる。つまり、近い将来「3rd Party Cookie」は使用できなくなり、Web広告に大きな影響がでると予想される。例えば、FBでは73%のシグナル(FBに送付されたイベント情報のうちユーザーとマッチしたもの)が失われ、CPA(顧客獲得単価)は約2.02倍上昇する可能性がある。1〜2年以内にWeb広告の効果は劇的に悪化する事が予想される。
 このような状況下、「1st Party Data」の活用が重要となってくる。例えばWeb広告の場合、基幹システムやセミナー実施時の情報などが蓄積された自社サーバー(「1st Party Data」)とAPI連携することでシグナルを補完することができる。それには「1st Party Data」を活用できる環境を整備する事が重要である。ポストCookie時代のデジタルマーケティング担当者に求められることは多い。しかし、まだ何も対策ができていない企業がほとんどである。
 当社は「データベースの基盤整備」、「データ収集の見直し」、「データ活用方法の見直し」、「コミュニケーションの再設計」のサービスが提供可能である。「1st Party Data」の活用では、フォーム入力情報・イベント参加者情報・名刺情報からの「(1)データ収集」、「1st Party Data」の「(2)蓄積・管理」、Web広告・メルマガ・ウェビナーへの「(3)マーケティング活用」などポストCookie時代のデジタルマーケティングの必須アイテムとなるソリューションを提供している。


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【3年3月度 産業懇談会(水曜第1G)模様】

テーマ: 『 第一生命グループの紹介〜QOL向上への貢献〜 』


日  時:令和3年3月24日(水) 12時30分〜14時00分
場  所:名古屋観光ホテル 桂の間
参加者:10名

スピーカー:
永松 伸大(ながまつ のぶひろ)
ネオファースト生命保険株式会社
中部営業部長

永松 伸大氏

■ネオファースト生命保険会社について
  日本には42社の生命保険会社が存在しており、そのうち5社が相互会社形態である。相互会社とは、保険契約者が社員であり、社員に利益を還元する会社形態のことである。日本生命、明治安田生命、住友生命、朝日生命、富国生命がこれにあたる。なお、第一生命は、2010年まで相互会社の形態をとっていた。
 ネオファーストは第一生命ホールディングスを100%持株会社として、2014年に設立された。第一生命は、専属チャネルを中核とする一方、ネオファーストは、各社商品を比較して加入を希望する顧客の増加を背景に、保険ショップや銀行等の乗合代理店チャネル向けの商品供給会社として設立された。

■相互会社第一生命の誕生
  第一生命創業者の矢野恒太は、15代続く岡山の医者の家に生まれ、25歳で日本生命の診査医として就職した。しかし、利益至上主義であった当時の生命保険会社が、人々の役に立っているのか憂慮し、最終的に日本生命を退職した。その後、1年で16本もの論文を発表するなど、保険を徹底的に研究するようになる。また、保険先進国でもあるドイツに留学し、既にドイツで発売されていた「相互主義の保険」について学んだ。帰国後には、農商務省の嘱託職員として保険業法の起草にも参画し、保険業界の改革に邁進した。しかし、なかなか理想の保険会社は生まれず、明治35年9月(1902年)、矢野恒太自ら、日本で最初の相互会社を創業するに至った。

■第一生命グループのDNA
 第一生命グループでは、1902年創業以来、「最大ではなく最良の追求」という矢野恒太の教えを継承している。例えば1923年の関東大震災では、人々が大変な時ほど迅速に支払うべきとし、顧客を探し出してでも支払いを行った。更に、渋澤栄一との田園開発や、北里柴三郎との結核予防協会など、保険会社の業務を超えた活動も行った。当時は、年間約8万人が結核で命を落とす時代であり、人々を幸せにするため、世のためになることを、信念を貫いて行ったのである。矢野恒太の名言として、「世の中の人が喜ぶか、なくてもよいと思うかを考えよ。世間の人が有益で便利と感じる仕事は必ず価値が認められ、世間がその仕事を認め大きくしてくれる。だからこそ、仕事というものは世間のためにやるのだ」という言葉が残っている。第一生命グループのDNAとして、創業者から、今でも脈々と受け継がれている。

■第一生命グループのあゆみ
 近年、バブル崩壊、少子化、生産年齢人口の低下、アジア通貨危機など、幾多の困難を乗り越えるべく、他の金融機関との資本及び業務提携を積極的に行っている。第一生命ホールディングスのコア事業は、国内生命保険事業、海外生命保険事業、アセットマネジメント事業である。特に海外事業展開を加速するため、2010年に会社形態を相互会社から株式会社に変更した。株式会社は創業者との想いに反するのではないかと危惧されるが、しかし、「相互と株式はどちらがいいのか?」という質問に対し、矢野恒太は「家に例えると、木造も石造りもどちらもよい。目的にあわせて作ることだ。」と回答している。取り巻く環境の変化に応じて、適切な会社形態とすることこそ、創業者の想いであろう。

■QOL向上への貢献
 このように変化の激しい時代において、第一生命グループでは、中期経営計画において、お客さま、社会、多様なビジネスパートナーとの“CONNECT(つながり)”のあり方を磨き、「あらゆる人々の、自分らしいQOLの向上」に貢献できる商品・サービス・チャネルの追求を目指している。QOL(quality of life)とは、物理的な豊かさや個々の身辺自立のみでなく、精神面を含めた生活全体の豊かさと自己実現を含めた概念のことである。また、グループ各社の“CONNECT(連帯・協働)”の力を高め、各社それぞれの成長と独自のシナジー創出を、地域で、世界で実現していく。
 UX(ユーザーエクスペリエンス)や、UI(ユーザーインターフェース)が変化する中で、第一生命では、CX(顧客体験)にこだわり、CXを購買行動に繋げる商品を開発している。保険会社がニーズを作るのではなく、顧客自身が病気や寿命について考え、保険について考えるようなビジネスモデルを構築していく。健康診断書提出による割引や、その結果に基づいた割引、認知症予防アプリの開発や、ALSOKと提携した訪問サービスなどをおこなっている。
 代理店では、顧客の意向に合わせて複数商品を比較するため、各社の商品は追随・同質化し、コモディティ化している。ネオファースト生命では、一人一人異なるリスクのためのオーダーメイドの保険、お客さま一人ひとりが望む形で寄り添える健康増進やQOL向上のためのサポートパッケージ、必要な時に必要なものを備えたい、例えば妊娠や出産時のみのジャストインタイム保険などを検討している。


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【新会員自己紹介】

写真:杉脇 弘基氏
火曜グループ

杉脇 弘基(すぎわき ひろき)
明治電機工業株式会社
取締役

【明治電機工業株式会社】
〒453-8580 名古屋市中村区亀島二丁目13番8号
URL:https://www.meijidenki.co.jp/

1987年 同志社大学 経済学部 卒業 同年入社 1964年大阪生まれ大阪育ち現在56歳。
1987年〜2005年 大阪・京都・滋賀で営業
2005年〜2012年 本社名古屋にて業務部責任者として社内業務処理体制づくり
2012年〜2017年 米国子会社Meiji Corporation(シカゴHQ)へ責任者として5年間出向
2017年〜2019年 豊田支店にてトヨタ自動車様グループをメイン顧客とする営業本部長
2019年〜2020年 本社にて企画管理本部長
2020年〜2021年 取締役(営業統括担当)
2021年6月の株主総会の承認をもって代表取締役社長就任予定。
趣味:ゴルフ(下手の横好きですが・・・)
本会を通じまして様々な情報交換と自己研鑽の場になればと考えておりますので、何卒よろしくお願いします。

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写真:榊原 洋実氏
水曜第1グループ

原 洋実(さかきばら ひろみ)
株式会社JERA
執行役員 西日本支社長

【株式会社JERA 西日本支社】
〒450-6318 名古屋市中村区名駅一丁目1番1号 JPタワー名古屋18階
TEL:052-740-6842
URL:http://www.jera.co.jp

 株式会社JERAは、東京電力株式会社(当時)および中部電力株式会社の燃料上流・調達から発電までのサプライチェーン全体に係る包括的アライアンスを実施する会社として、2015年4月30日に設立されました。2016年7月には両社の燃料事業、海外発電事業などの承継を完了。そして2019年4月1日、東京電力フュエル&パワ一株式会社および中部電力株式会社の燃料受入・貯蔵・送ガス事業および既存火力発電事業などを統合し、国内火力発電容量の半分を占める発電能力と、世界最大級の燃料取扱量を誇るエネルギー会社となりました。
 西日本支社は、本社と現場の間に立ち、社内の連携を緊密にしていく役割を担うとともに、中部電力時代に培った地域の皆さまとの関係を維持・継続し、この地域の全ての皆さまにJERAという新しい会社を認識していただく取り組みを行っております。現在、プロ野球「セントラル・リーグ公式戦」のタイトルパートナーとして特別協賛しておりますので、TV放映等を通じて、JERAをご認識いただければ幸いです。

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写真:井村 孝一氏
水曜第2グループ

井村 孝一(いむら こういち)
徳倉建設株式会社
営業本部副本部長

【徳倉建設株式会社】
〒460-8615 名古屋市中区錦三丁目13番5号
URL:https://www.tokura.co.jp/

『自己紹介』
生年月日/S39.9.16(56才)
名古屋市守山区在住(現在東京単身赴任中)
S62年 中部大学建築学科卒業
S62年 徳倉建設入社
入社後9年間本店建築部に所属し工事を担当、その後本店営業部に転属。
平成30年より東京支店へ転勤、現在に至る。
学生時代はスキー競技部ノルディック(距離競技)に所属。
趣味はゴルフ(スコア100前後)
当社では毎年チャレンジ企画と称し1年間何かにチャレンジすることで1万円の手当を支給しています。
以前には、富士山登山を目標にいろんな山を登ったり。ダイビングライセンスの取得や東京23区の街歩き、英会話にも挑戦しました。
今年の私はDIYにトライしています。5月の連休にピザ窯作りに挑戦予定です。

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写真:村上 達也氏
水曜第2グループ

村上 達也(むらかみ たつや)
雪印メグミルク株式会社
中部統括支店長

【雪印メグミルク株式会社】
〒464-0850 名古屋市千種区今池5-1-5 名古屋センタープラザビル7階
URL:https://www.meg-snow.com

 はじめての名古屋勤務に期待と緊張を胸に4月1日付けで着任いたしました。
 仕事以外にも中部地区の歴史などを勉強し、いち早く環境と市場に慣れ、地域社会に貢献できるよう精一杯がんばります。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。

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5月度産業懇談会のご案内

 4月20日より愛知県にまん延防止等重点措置が適用されておりますので、適用期間中の5月6日開催の木曜グループの例会は食事の提供を取り止めさせていただくことにいたしました。
 開催時間は下記の時間となりますのでご確認をお願いいたします。
 また、5月19日開催の水曜第1グループの例会は、他のグループの皆様にも定員の範囲内でご参加できるようにいたしました。会員専用ページでご案内しておりますので、ぜひともお申込みくださいますようよろしくお願い申し上げます。
 今後の情勢により、昼食提供や開催時間等、変更する可能性がございます。
 変更が決定次第、ホームページでもご案内いたします。

  • 定員は先着25名(※定員の締切はホームページにてご連絡いたします)

 ※会合にご参加いただける際は、マスクのご着用・手洗い、積極的なアルコール消毒の励行にご協力ください。発熱の症状がみられるなど体調不良の方は、ご参加をお控えいただきますようお願いいたします。

グループ名 世話人 開催日時 テーマ・スピーカー 集合場所
火曜グループ

富田 茂
広井幹康
深田正雄

5月18日(火)
12:00〜14:00

『知って役立つ認証の話。
  覚え切れないID・パスワードの悩みも解決!』
株式会社ディー・ディー・エス 
代表取締役 久保 統義 氏

名古屋
観光ホテル
2階
曙西の間

水曜第1グループ

淺井博司
足立 誠
落合 肇

5月19日(水)
12:00〜14:00

『映画『名も無い日』
   〜名古屋でなければ作れなかった訳〜』(仮題)
映画監督 日比 遊一 氏

名古屋
観光ホテル
3階
桂の間
水曜第2グループ

大倉偉作
香川裕子
高見祐次

5月26日(水)
12:00〜14:00

『関東・中部で2000室以上のシェアリング住宅を募集
〜年間10万人が訪問するシェアハウス運営企業が見た
シェアハウスの市況と法人活用の可能性〜』(仮題)
株式会社シェア180
取締役社長 伊藤 正樹 氏

名古屋
観光ホテル
2階
曙西の間

木曜グループ

河村嘉男
中林直子
吉田憲三

5月6日(木)
12:30〜14:00

『5Gを中心とした東海におけるNTTドコモの取り組み』
株式会社NTTドコモ東海支社
執行役員東海支社長 高木 克之 氏

名古屋
観光ホテル
3階
桂の間

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【コラム】

コラム1 【さっかの散歩道】 No.34
コラム【さっかの散歩道】

長瀬電気工業株式会社
代表取締役 屬 ゆみ子

『 からだは正直 』

 池江璃花子選手のカムバックに刺激されたわけではないが、4月から週1回プールに通っている。昔の古傷の膝と肩にガタが来て、それを庇っていた腰もついに悲鳴を上げ始めたので、ここ2年ばかり整体というより、リハビリのやり直しをしている。元々関節が緩いほうだったので、怪我続きの若かりし頃「50になったら車椅子だぞ」と言われたのが、60を前にして現実味を帯び始めていた。担当の理学療法士の先生曰く「障がい者手帳が申請できるレベル」なのだという。そこは抗ってみたいので、リハビリ再開となった。怪我のまま固まってしまった関節周りの筋肉をはがし、柔軟に動くようにし、それから筋トレという3段階を、膝・腰・肩其々で行う。会社や自宅でマメに体を動かして自主トレに励んだ結果、そろそろ全身運動を再開してもよいというお許しが出たので、早速ジムで筋トレだ!と前のめりになったところ、「陸上はまだです」の一声。そんなわけでのプール通いが始まった。

 もともと水泳は得意な方だったが、もう10年近く温泉水泳!?以外「泳ぐ」ことをしておらず、水着は海外のスパに入る時だけのために持っていた。ジムのプールは何かと女性にとっては面倒なもので、温泉旅館ならまだしも、プールのために化粧を落として、アクセサリー外して、髪をくくって。水から上がると泳ぎ疲れを感じる間もなく、髪を乾かして、化粧をし直して…。ただ、このマスク社会になってから、「すっぴんで出かけても、マスクに帽子なら問題なし」と開き直れたのが幸いした。そうは言っても久々のプール。こんな状態でいきなり泳ぐことなど出来ないだろうと、自分なりのメニューを組み立ててみる。

写真1
7コースあるのでへっぴりの私には大助かり

 其の1、水中ウォーキング…前進、後進30分、肩と腰を動かしながら20分。
 其の2、ビート板バタ足、心拍数130で疲れない程度に。
 通いなれたお年寄りに迷惑をかけないように、そろりそろりと歩き始めるも、体がぶれて、真っすぐ歩けない。水中ウォーキングってこんなに難しかったのかと実感。歪みまくった体幹を、ちゃんと真っすぐ保持していないと直ぐによろめく。そんな私を横目にさっさと歩く70過ぎのオバサマ方はやっぱり凄い。1週目は其の1を何とかこなして終える。2週目、まだまだスピードは上がらないものの、歩くことに慣れてきたので、バタ足に挑戦してみようとビート板を借り出した。イメージとしては、復活練習の池江選手なのだが、これが大変なことになった。ビート板を持ち、プールサイドを蹴りだして、バタ足を始めたら、なんと進まない!!それどころか体の左半分が固まって、バタ足すれども左足が動かず、まるで難破船のように左側沈没状態に。私の体は一体どうなってしまったのか?久しぶりの事だから、体に変な力が入っているのか、これは、バタ足より先に「ちゃんと浮く」ことを思い出さなければいけないと力を抜いて浮いてみる、沈みかける、再び浮いてみる、沈むの繰り返し。この日は殆んど“プールの水死体”状態だった。とにかく悔しくて、こんなはずじゃなかった自分に腹が立って、「人並みの体を取り戻す」べく、自宅のソファで子供のようにバタ足練習を開始した。普通体が歪むと、それだけで体のあちこちに痛みが出るのだが、私の場合関節が緩いので、多少のゆがみは如何様にでもバランスをとることが出来てしまう。なので気づいたときにはこういうことになってしまうのだそうだ。左足のバタ足をするために必要な動き、腰、股関節、大腿筋…無邪気にソファや床で水泳ごっこをして母親に叱られていた子供の頃が懐かしい。来週こそはビート板だ!

 そして迎えた3週目。ウォーキングで体を慣らして、ビート板片手に入水。バタ足練習の成果を試すとき…でもその前に浮かんでみよう。何とか行けそう?今日はプールも空いているのでとにかく25mを目標に蹴りだした。ん、沈まない。バタ足は…沈まない。何とか進んでる!やったー!レベルは雲泥の差だけど池江選手の感動の一言「努力は裏切らない!!」を噛みしめる。そのまま心拍数とにらめっこしながら休憩しつつ100m泳ぐことが出来た。勿論取りあえずの自己満足。何故ならバタ足をするその横を、ウォーキングのオバサマが何回も抜き去っていったから、多分「何してんのこの子、そのうち溺れるんじゃない?」なんて思われていただろう。

イラスト1

 このトレーニングのために、携帯アプリで健康管理と運動量をチェックできる時計(アップルウオッチのアンドロイド版)を購入した。勿論プールでも使えるものをあれこれ探して数日後手元に届いた。喜んでセッティングを始めアプリをダウンロードし、運動計測に水泳、ウオーキングを登録し、いざ時計を立ち上げると、なんと時計本体に水泳モードがついていない。登山やらバトミントンはあるのに。説明書をよくよく見ると、「水泳などの防水に対応します」って、濡れても大丈夫で、水泳の計測には使えないってこと??う〜ん、返品すべきか否か…。迷った挙句、彼(時計)は今、私の右手で毎日体温と脈と心拍数と酸素飽和度を計っている。携帯本体にある万歩計との誤差も見込めるので、彼はしばらくこのままにしておこうと思っている。
 次はマイビート板でもクリックしてみようか。

写真2

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コラム2 【「ほん」のひとこと】 No.150
コラム【「ほん」のひとこと】

株式会社 正文館書店 取締役会長
谷口正明

『 利休の死 戦国時代小説集 』
井上靖著・中公文庫

 文豪井上靖(1907〜91)の戦国時代小説11篇を、出来事の年代順に編集した文庫です。若き日の信長を描いた「桶狭間」から秀吉の命で自刃する「利休の死」までの動乱の40年に生きた人々(松永久秀、武田勝頼、森蘭丸もいれば明智光秀もいます)が、著者独自の視点で描き込まれています。短篇ながら、あるいは短篇だからこそ、それぞれの作品がしっかりとした核をもち、どれも心に残ります。

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