産業懇談会【メールマガジン 産懇宅配便】 第135号 2013.8.30 発行

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平成25年8月度(第135号) 目次

【25年7月度産業懇談会(水曜第1G)模様】 7月17日(水) 12時00分〜14時00分

【4グループ合同懇親ゴルフ会模様】 8月10日(土) 7時18分スタート
【名古屋いちばん物語】 No.49
【新会員自己紹介】
入江 恵氏

株式会社NTTドコモ 執行役員東海支社長

川島 忠司氏

株式会社NTTデータ東海 取締役社長

栗栖 哲義氏 ジェイアールセントラルビル株式会社 監査役
小室 俊二氏 中日本高速道路株式会社 取締役常務執行役員
松山 彰氏 株式会社シーテック 取締役社長
【9月度産業懇談会開催日程】
【お知らせ】
【コラム】
コラム1 【保健師からの健康だより】 No.113
コラム2 【「ほん」のひとこと】 No.58
コラム3 【苗字随想】 No.135

【25年7月度 産業懇談会(水曜第1G)模様】

テーマ: 『 大転換時代の人材と組織変革の方向性 』

日 時:平成25年7月17日(水) 12時00分〜14時00分
場 所:名古屋観光ホテル 2階 曙(西)の間
参加者:23名

スピーカー:
芳澤 宏明(よしざわ ひろあき)
株式会社富士ゼロックス総合教育研究所 代表取締役社長

芳澤 宏明氏

1. はじめに
 富士ゼロックス総合教育研究所は、お客様の経営課題・事業課題に対し人と組織の側面から、コンサルティング活動の実施、事業力・組織力・マネジメント力のアセスメントの診断、各種トレーニングサービス(研修)の企画・運営、さらには実施後の定着フォローなどを通じて、人材の開発支援を行わせていただいている。
 教育業界も、他の業界に違わず現在変革を求められ、経営のイノベーションを行っていかなければならない。教育というと、以前は集合教育が中心であったが、最近は現場での実践教育も増えている。また、教育や人材育成に求められる成果も、受講者の行動変容から、最近は業績にいかに直結するかというような実利的なことが求められるようになってきた。さらに、厳しい経済状況で教育予算がどんどん削られていく中で、企業の戦略に直結した、投資的な側面を持つテーマを模索し、教育に結び付けていかなければならない。

2. 大転換時代における価値観の転換と人材の方向性
 本日の演題の大転換時代であるが、経営者の皆様方は、最近は特に価値観が大きく転換している時代だということは、身にしみてお分かりだと思う。しかし、大転換といっても何が何でも全てが変わらなければならないということではなく、しっかり足元を見つめて、変わるものと変わらないものを見極めて行くべきであると考えている。
 そういう中で、近年グローバル経営に非常に関心が高まってきているが、特に最近はグローバル化というものが対欧米ということのみではなくて、全世界的にもなりあるいはアジア経済圏としてどう対峙するかという意味に大きく変わってきている。成長戦略という表現のみでなく、生き残り戦略、勝ち残り戦略と、その時代に即したいろいろな表現も出てきている。そのため企業活動では、従業員はこれまで同じ価値観で同じ仕事をしていればよかったものが、これからは異なる価値観を受容し新たな仕事をしなければならないという時代になっており、順応型の人材から、変革を先導できる人材が求められるようになってきている。

3. イノベーションの考え方
 イノベーションにとって重要なのは何か新しいものを発明や発見するということではなくて、新結合と言って、既存の技術やアイディアといったものを組み合わせ、新たな価値を生み出すことだとも言われている。その一例を述べるが,ゼロックスコーポレーションは、2009年にACSというビジネ スアウトソーシングの会社を買収した。それまで同社の中にも同様な部門があったが、売り上げは全体の15%くらいであった。しかし、この買収によってこの15%が今現在では55%となっている。新しい会社に生まれ変わって、テクノロジーリードの会社がサービスリードの会社に生まれ変わったという注目すべき事例である。
イノベーションを実行していくための人材として、会社の中にあるいろいろな「知」を新しい市場ニーズと新結合させ、組織全体、あるいは組織グループ全体で、ある目標に向かってそれを実現していく必要がある。それをプロデューサー型人材と呼んでいる。人材育成のためには、各企業はそこで働く人たちに共通価値を持たせ、さらに、社員が協働するメカニズムを作らなければならない。

4. イノベーションにおけるマネジメントの重要性
 富士ゼロックス総合教育研究所では、いろいろな戦略を実際に現場で実行していくことがイノベーションにつながると考えており、戦略実行力というものをいかに高めるかという事をテーマにお客様に情報提供している。しかし、戦略が現場メンバーに伝わっているにもかかわらず、行動が起こされていないことに悩んでいる事業トップが多く、その要因は、組織構造や制度の仕組み以外に、ミドルマネージャーのマネジメントにも影響力があると考えている。これを打破するためには、部門長は、組織間のネットワークを作り自分達の組織の総力を発揮できるような状況を創り出すとともに、人組織を動かすための人間力というものを身につけることが重要である。逆に課長は、メンバー一人一人を理解し、個々人の力を引き出すとともに、実務能力にたけ、メンバーに信頼されるということが重要である。

5. リーダーシップについて
 イノベーションを進めて行く上で、責任の原則、成果の創出、人と仕事への敬意というこの三つがリーダーシップの中で重要である。また、リーダーとして大事なことは、志と覚悟を持つということである。生涯「道」を求め、一貫して貫き通すものが志で、それはイコール覚悟を持つということである。そのためには、まずプロフェッショナルにならなければならない。それは日本語で「玄人」と表現され、その意味は玄い(くらい)所が見える人、である。ところが、一番玄い所で良く分からないのは人の心の中で、その人の気持ちを的確に理解できる人を人間通と言っている。
 最後に「徳」についてであるが、日常の中で自己の最善を尽くしきるということが徳につながり、仕事こそが徳をふるえるチャンスである。それによって、感謝の人間関係が作れるので、我々は、人間通と言われる人、あるいは、徳を実践する人を目指すよう、これからを担う若い人たちに伝え、育てて行かなければならない。

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【4グループ合同懇親ゴルフ会模様】

日 時:平成25年8月10日(土) 7時18分スタート
場 所:木曽駒高原カントリークラブ
参加者:24名
天 候:快晴


 8月10日、恒例の産業懇談会4グループ合同懇親ゴルフ会が木曽駒高原カントリークラブで開催され、柘植代表幹事、石田代表幹事、新美代表幹事、河村世話人代表、岡部世話人ら24名が参加した。当日は好天に恵まれ、真夏の厳しい暑さのなか、木陰の涼やかな風を感じつつ、参加者はアウト6組に分かれて腕前を披露した。
 プレー終了後の懇親会では、優勝した東海維持管理興業の中林直子専務(成績:グロス87、ネット71.4)をはじめとする各賞受賞者の表彰、賑やかな歓談が続いた。なお、グロスでのトップも、中林専務が掌中にした。
 今回は初参加の方も比較的多くみられ、ますます盛会になることを期待したい。

優勝:中林直子氏 (有限会社東海維持管理興業 専務取締役)
2位:種村 均氏 (株式会社ノリタケカンパニーリミテド 取締役会長)
3位:平田公孝氏 (雪印メグミルク株式会社 執行役員中部統括支店長)

4グループ合同懇親ゴルフ会模様

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【名古屋いちばん物語】 No.49


テーマ: 『 「住吉の語り部となりたい」 シリーズ第29回 』

料亭蔦茂 主人
深田正雄

住吉通都市景観協定から栄ミナミ・デザインコンセプト

 住吉町は広小路より南に向かって、1ブロック入江町通りまでを1丁目、三蔵通りまでを2丁目、そして、白川通りと一部南までを3丁目とし、それぞれの町内会があります。
 住吉2丁目町内会の代表は戦後から蔦茂がお世話しており祖父良矩が昭和47年の逝去まで会長、その後は、父正矩が昭和63年頃まで担当しておりました。時代は平成となり会長職は料亭灘屋・伊藤泰弘社長が平成7-8年頃まで、そして、鞄卸業(株)近藤産業の近藤勤社長が平成10年まで、「寿司ひろ」ご主人鬼頭釼二さんが平成22年まで歴任されておりましたが、いずれも癌の病にて急逝され十分な資料が保存されていないのが残念に思われます。
 昭和30-40年代、1丁目はサラリーマンの勤め帰りに立ち寄る居酒屋・バーが中心、2丁目はキャバレーと料亭、3丁目は鞄・文具問屋、旅館、住居が混在しており街の個性が異なっていたようです。
 昭和53年3月に三町内をまとめた住吉商店街振興組合が発足、初代理事長に近藤産業の勤氏の父上、近藤信一氏が就任され、住吉通りとして街づくり活動の嚆矢となったと聞いています。その後、代表は水野喬樹氏、浅井定一氏から現在はミドリヤさんの福井剛さんが引き継がれております。そして、一昨年から南大津通り、南伊勢町、プリンセス大通り各商店街と連合した「栄ミナミ商店街連盟」(代表:勝田明氏)が発足、秋のNAGO-1グランプリを主催、地域のコンセプト創り、イメージ統合などが話し合われております。
 平成7年にナディアパーク開業、矢場公園や地下のエンゼルパーク駐車場の整備に伴い、行政からの支援も受けて近隣地区の商店街としての街づくりが活発化してまいりました。住吉通りでは灘屋・伊藤さんが中心となり3基のアーケード設置、舗道には各店の由緒ある陶板256枚を設置して飲食繁華街活性化のモデルケースとして話題となりました。
 同時に、住吉通都市景観協定を地権者の総意を得て平成9年7月18日に締結、「美と食のクロスオーバータウン」、「食文化の発信基地」の機能を分担し、沿道関係者のまちづくりに対する意思統一を図り、調和のとれた街づくり活動を継続しております。平成19年には竹市稔夫氏のとりまとめで平成29年まで延長更新されております。自主運営管理は「住吉通りまちづくりの会」の名のもと、商店街組合が一体化して、「おもてなし、和の心、歩いて楽しい」をテーマに景観形成の基準を設定運用しております。同様な景観協定は栄ミナミ地区では、南大津通り(南北)白川通り(東西)にても運用されていますが、今後は栄ミナミ商店街連盟全域でのイメージ統合に基づく意思統一を前提に検討されていく方向性が確認されております。
 平成22年春より、名古屋工業大学伊藤孝紀研究室のスタッフが研究テーマとして「栄ミナミまちづくり計画プロジェクト」をスタート、栄ミナミ地域活性化協議会そして、各商店街とデザインルールについて毎週のように話し合い検討がなされております。伊藤先生の熱意と学生の旺盛なボランティア精神から、具体的な栄ミナミのコンセプト創りが、〜歩いて楽しい街、栄ミナミ〜の計画案が本年5月に発表、地域の交通問題、駐輪システム、ごみ処理なども含めて広範な提言がなされております。各通りのターゲットを定め、通りの個性を高める提案から、住吉通りは「季節で表情を変える大人の街道」コンセプトでデザイン展開が興味深く検討されています。
 栄ミナミ地域活性化協議会との連携活動として、百貨店や商業施設が立ち並ぶ大通りを含む栄ミナミエリアのデザインガイドラインの設定もスタートしました。具体的には一部街路灯の新コンセプト展開もトライアル実施。地元協議会が様々なジャンルのイベントを開催するなど、人と地域の活性化、文化の創造を積極的に実施しながら栄ミナミを、イベント企画・運営から道路空間のリデザインまでを総合的にマネージメントする基本構想が同研究室より提言され、地域内で行政諸官庁の協力のもと実現に向けてアクションプランの策定を進めております。


住吉通都市景観協定表紙:平成9年9月8日認定 第3号


住吉通りコンセプト:名古屋工業大学伊藤孝紀研究室 平成25年4月16日計画案より

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【新会員自己紹介】

入江 恵氏
木曜グループ

入江 恵(いりえ けい)
株式会社NTTドコモ 執行役員東海支社長

【株式会社NTTドコモ 東海支社】
〒461-8565 名古屋市東区東桜1-1-10 アーバンネット名古屋ビル
TEL: 052-968-7111(代表) FAX:052-950-7233
URL:http://www.nttdocomo.co.jp/

 株式会社NTTドコモ東海支社の入江でございます。
 この度、前任の中村克央の後を受け、産業懇談会木曜グループに参加させていただくことになりました。
 どうぞよろしくお願いいたします。

 ドコモではネットワーク品質のさらなる強化、スマートフォン・タブレットなど商品力の向上や様々なサービス開発の推進を基礎にお客様ニーズを踏まえ「スマートライフのパートナー」となるべくチャレンジを続けております。
 東海支社は600万を超える個人、法人のお客様に支えられ事業を展開しております。皆様の生活やビジネスをより楽しく、便利に、また企業様のお役に立てるよう事業を進めてまいりたいと思います。

 さて、私は初めての名古屋勤務となります。本年6月の着任後早速、名古屋めしのあんかけパスタをいただきました。また、今後できるだけ多くの場所を訪ね、東海地方の地理、歴史、文化に触れたいと思います。
 最後になりますが、本会への参加を通じて自身の視野拡大に努めていく所存です。皆様方のご指導、ご鞭撻を何卒よろしくお願い申し上げます。

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川島 忠司氏
水曜第2グループ

川島 忠司(かわしま ただし)
株式会社NTTデータ東海 取締役社長

【株式会社NTTデータ東海】
〒460-0003 名古屋市中区錦2-17-21 NTT DATA伏見ビル
TEL:050-5556-2801 FAX:052-204-4509
URL:http://www.nttdata-tokai.jp

 株式会社NTTデータ東海の川島でございます。
 このたび前任者の竹内を継いで、産業懇談会水曜第2グループに参加させて頂くことになりました。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 私たちを取り巻く社会環境は日々変化の絶えない毎日を繰り返しております。国内外に限らず、生活、生産に係る活動の進化は、技術革新とともに新たなビジネスを生む土壌となっています。このように加速する社会環境の変化のなかでは、ICT(情報通信技術)の効果的な活用が、企業における事業拡大や市場競争力の強化には不可欠、且つ新たな価値を創造する原動力となっています。弊社は、中部地域におけるNTTデータグループの事業拠点として、お客さまの事業活動をICTで支える事業パートナーを目指し、コンサルティングから情報システムの設計、開発、運用、保全、アウトソーシングまで、お客さまにご満足いただけるサービスの品質と付加価値の提供に鋭意努めております。
 これからも、ものづくりが盛んで世界の経済活動にとって重要な中部地域が、日本経済再興の一大推進力になるものと大いに期待しています。私どもNTTデータ東海も、お客様の国内事業はもとよりグローバル展開も視野に入れ、ICTを駆使した事業変革のお手伝いをさせて頂く所存です。

 さて、私は東京生まれということで、名古屋に居を構えて生活することは初めてになります。出歩くことが好きな私としては、近隣地域にある多くの史跡・観光名所、料理などに興味を持っており、毎週精力的に活動しております。ぜひ皆様と大いに語ることで、新たな知識を吸収したいと考えております。

 今回、産業懇談会の参加を通じて、様々な業種、業界の諸先輩方の貴重なご意見を拝聴できることを大変楽しみにしております。皆さまにおかれましては、何卒ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

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栗栖 哲義氏
火曜グループ

栗栖 哲義(くりす てつよし)
ジェイアールセントラルビル株式会社 監査役

【ジェイアールセントラルビル株式会社】
〒450-6133 名古屋市中村区名駅一丁目1-4 JRセントラルタワーズ33階
TEL:052-586-8761 FAX:052-566-2122
URL:http://www.towers.jp/

 ジェイアールセントラルビル(株)の栗栖と申します。前任者に引き続いて産業懇談会火曜グループに参加させて頂くことになりました。どうか宜しくお願い致します。

 当社は名古屋駅の駅ビル「タワーズ」を中心に管理・運営しているJR東海の100%子会社です。タワーズは平成11年12月にオフィス入居開始、平成12年3月に「ジェイアール名古屋島屋」、同年4月に「名古屋マリオットアソシアホテル」が開業してから14年目を迎え、広く沢山の皆様にご利用頂いており、厚く御礼申し上げます。
 また、平成27年度には旧名古屋ターミナルビル跡地に、「名古屋駅新ビル(仮称)」を竣工・開業すべく、目下建設工事中です。どうか開業を楽しみにして頂きたいと思います。

 さて、私自身は広島出身で、国鉄・JR東海と仕事をしてきましたが、名古屋に大変ご縁が深く、通算すれば約20年この地で勤務し、まさに第二の故郷のような感じになっています。今回、この中部経済同友会の産業懇談会(火曜グループ)に入会させて頂いたことを契機に、また新しい出会いがありそうだと楽しみにしております。どうか御厚誼のほどよろしくお願い申し上げます。

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小室 俊二氏
木曜グループ

小室 俊二(こむろ としじ)
中日本高速道路株式会社 取締役常務執行役員

【中日本高速道路株式会社】
〒460-0003 名古屋市中区錦2-18-19 三井住友銀行名古屋ビル
TEL:052-222-1620(代表) FAX:052-222-3523
URL:http://www.c-nexco.co.jp

  中日本高速道路の小室でございます。
 このたび吉川の後を受け、産業懇談会木曜グループに参加させて頂くことになりました。よろしくお願いいたします。

 弊社は東名高速道路や新東名高速道路をはじめとする、中日本の高速道路の建設と運営を行っており、安全を何よりも優先し、安心・快適な高速道路空間を提供することにより、地域社会の発展と暮らしの向上、日本経済全体の活性化、そして世界の持続可能な成長に貢献することを目指しています。

 名古屋に勤務して6年が過ぎ、休日にはこちらに来てから興味を持ち始めた陶芸鑑賞を楽しんだりしております。
会員相互が自由に意見交換のできる異業種交流の場である本会の活動を通じて幅広い経験をし、見識を向上してまいりたいと考えておりますので、ご指導をよろしくお願いいたします。

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松山 彰氏
水曜第2グループ

松山 彰(まつやま あきら)
株式会社シーテック 取締役社長

【株式会社シーテック】
〒467-8520 名古屋市瑞穂区洲雲町4-45
TEL:052-852-6911 FAX:052-852-6934
URL:http://www.ctechcorp.co.jp

 株式会社シーテックの松山彰(まつやま あきら)と申します。
 この度、前任者の野坂敏幸を継いで産業懇談会水曜第2グループに参加させて頂くことになりました。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 弊社は、中部電力グループの中核企業として、電力・情報通信・土木建築部門の建設・保守業務を通じ電力の安定供給の一翼を担っております。
 近年は、社会の期待が高まっている風力発電や太陽光発電といった再生可能エネルギー事業にも積極的に取り組み、低炭素社会の実現に向けて努力を続けております。
 昨年創立50周年を迎え、引き続き「社会から信頼され続ける会社」として、地域のみなさまと共に地域社会の持続的発展に寄与してまいります。

 また、この産業懇談会の参加を通じて、異業種のみなさまとの交流の中で貴重なご意見を拝聴し、業務面へ活かしてまいりたいと、思っております。
 みなさまにおかれましては、何卒ご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 さて最後に、私事ですが、出身地は愛知県蒲郡市です。現在は、名古屋市に在住して20年余りとなりますが、未だに三河弁と名古屋弁が混ざり合っておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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【9月度産業懇談会開催日程】

名古屋観光ホテルでの開催です。
グループ名 世話人 開催日時 テーマ 場所
火曜グループ

岡部 聰
深田正雄

9月10日(火)
12:00〜14:00

朝日機器(株)
取締役社長 一柳文紀氏
「空調機とエネルギー:エアコン屋のひとり言」
18階
伊吹の間
水曜第1グループ 落合 肇
飯田芳宏
9月18日(水)
12:00〜14:00
エフピーサポート(株)
主席コンサルタント 鳴川基訓氏
「生保雑感&ときどきダイビング」
18階
伊吹の間
水曜第2グループ

片桐清志
見祐次

9月11日(水)
12:00〜14:00
西日本電信電話(株)
取締役東海事業本部長名古屋支店長兼務
東田盛 正治氏
「ICTがもたらすビジネス展望と
課題の克服に向けて」
18階
伊吹の間

木曜グループ

河村嘉男
倉藤金助

9月5日 (木)
12:00〜14:00

丸菱工業(株) 取締役会長 河村嘉男氏のご紹介
いろは日本語の会
代表 仲村佳子氏
「日本語 喧々諤々??」
2階
曙(西)の間

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【お知らせ】

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【コラム】

コラム1 【保健師からの健康だより】 No.113
花ちゃんからの健康だより

株式会社 スズケン
保健師 鳥巣 妃佳里

『 入浴で身体も心もリラックス 』

 8月も終わろうとしていますが、毎日のように真夏日、猛暑日という単語を耳にします。皆さまも夏の疲れが溜まってきている頃ではありませんか?

 9月に入って朝晩の気温の変化が激しくなってきたときに、体のだるさ、食欲低下などの身体の不調を感じることがあります。暑い時期に起こる「夏バテ」に対して「秋バテ」と言われたりもします。夏バテは、冷たいものの摂りすぎによる消化機能の低下、発汗による体内の水分やミネラルの不足、冷房の効いた室内と屋外との温度差による自律神経の乱れ、睡眠不足による体力の低下などが原因でおこりますが、そこに秋の初めの不安定な気候が重なって、体調を崩してしまうのが秋バテです。暑い時期を頑張って乗り越え、一気に疲れが出てしまった状態とも言えますね。今回はそんな秋を元気に過ごすために、お勧めの入浴方法についてお伝えします。

秋バテ改善のための入浴法

  • 38〜40℃のぬるめのお湯に浸かりましょう
    自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、リラックスしている時には副交感神経が活発になります。お湯の温度は高いと交感神経を、低いと副交感神経を活発にすることが分かっています。ぬるめのお湯に浸かって身体を温め、副交感神経を活発にして心身をリラックスさせて良い睡眠をとることで、元気な身体や体力を維持できます。
  • お湯には少し長め(15〜30分程度)に浸かりましょう
    少し長めに浸かってしっかり汗をかきましょう。そうすることで血管が広がって血液循環がよくなりますし、体内に溜まった老廃物も排出されます。けれどあまり長すぎると脱水や湯あたりの原因になりますので、湯温や体調を見ながら時間や回数を調節しましょう。
  • 最初は首まで、途中からは半身浴(みぞおち辺りまで湯に浸かる)にしましょう
    長時間首までつかっていると、水圧で心臓や呼吸に負担がかかることがあります。途中で半身浴に切り替え、無理のないようにしましょう
  • 入浴後には水分補給をしましょう
    入浴後は代謝が上がり、汗もかきます。入浴後はしっかり水分を摂りましょう。脱水予防のために水分補給は必要ですが、冷たいものを摂りすぎないように注意しましょう。

 毎年9月1〜30日は健康増進普及月間です。「1に運動 2に食事 しっかり禁煙 最後にクスリ」を統一標語に、健康寿命の延伸を目指した3つのアクション「毎日10分の運動を」「毎日+70gの野菜を」「禁煙を」が勧められています。とはいえ、疲れた身体に無理をしても継続するのは難しいものです。入浴で溜まった疲れを癒し、体調を整えて元気に過ごしましょう。

入浴で身体も心もリラックス、秋バテを吹き飛ばしましょう。

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コラム2 【「ほん」のひとこと】 No.58
コラム【理念経営物語】

株式会社 正文館書店 取締役会長
谷口正明

『 「編集手帳」の文章術 』
竹内政明著・文春新書

 数ある新聞コラムの中で当代随一の面白さ、と読書家の間で評価の高い読売新聞「編集手帳」の執筆者による文章読本です。
 「声に出して読んだときに呼吸が乱れない文章」を名文の定義とする著者は、「文章の不良品を嗅ぎ分けて、『耳』ほど優秀な感知器はありません」とも書いています。(谷崎潤一郎も『文章読本』で同様のことを述べています。先日、谷崎作品を2作続けて読みましたが、なるほどと改めて感心しました。)
 著者の文章に対する感受性を端的に表す例として、「第3章『出入り禁止』の言葉たち」で著者が「使わない」とした言葉を数例引いてみますと・・・。「…する機会があった」「ちょっと待って欲しい」「…と言っても過言ではない」「合掌。」「上から目線」など。

 毎月この欄で本の紹介文を書いていることが恥ずかしくなりました。それは、技術の問題もさることながら、人間を見つめる眼力の違いだと思いました。同じ著者による『名文どろぼう』(文春新書)もお薦めです。

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コラム3 【苗字随想】 No.135コラム【理念経営物語】

片桐清志

一字姓について(2)〜一字姓のイロハ〜

 一字姓が約1600種見つかったことは先回ご紹介した。今回はその中でも「伊」さんのように単音姓に着目してみた。
 種類は約1割の164種見つかった。結構あるものだ。しかしこれだけあっても50音表で埋まらない単音がいくつかある。「ケ」「ム」「ル」「レ」の4音と「ヲ」「ン」を加えた6音だ。「ガ」のように濁音になるとさらに空欄が増える。20音中半分しかない。「ケ」は濁音の「ゲ」姓も見つからなかった。「シャ」「シュ」「ショ」の仲間(拗音)もキョ(許)、シャ(謝・車)、シュ(朱・主・守・周)、ジョ(徐・除)、チャ(茶)、チョ(猪)の6音11姓見つかった。「パ・ピ・プ・ペ・ポ」と「ピャ・ピュ・ピョ」の半濁音は見つからなかった。因みに半濁音で始まる姓は一字姓以外でも見当たらない。日本人の苗字の特徴と言えるだろう。
 単音姓で最も多いのが「キ」姓で、「紀」「記」「木」「樹」「基」「城」「岐」「伎」「喜」「季」「期」「鬼」「毀」の13種見つかった。一字姓で単音の読み方が一番多いのが「馬」姓で「マ・メ・ハ・バ」の4通りで、次が「野」姓で「ノ・ヤ・ヌ」の3通りだ。因みに一字姓で単音以外も含めて最も多いのは「和」姓で、「ワ・ユマト・カズ・ヤワラ・ニギ・ニツキ・ミキダ・ミギダ・ワタル・ワダル・カノウ」の11通りだ。「和」姓は文字通り日本の苗字の王者だ。
 最後に一字姓で「伊呂波(イロハ)歌」を綴ってみる。冒頭で述べたように「ケ」「ム」「ル」「レ」の4音と「ヲ」と旧仮名遣いの「ゐ」と「ゑ」は平仮名で表記しておく。
 『伊呂馬似保戸都 智李野るを 和彼余田れ曽 津根那羅む 宇ゐ野尾九矢麻 け夫湖江手 阿佐紀湯目箕志 ゑ樋茂瀬酢』

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【平成25年8月号編集後記】

 夏の風物詩となった甲子園の高校野球も前橋育英の初出場初優勝で幕を閉じた。今年はベスト4に花巻東と山形日大の東北勢2チームが残るなど、例年の「西高東低」とは異なる様相を見せた。
 今年から準決勝の前に一日休養日を入れるなど、炎天下で連日のプレーになる選手の健康面を考慮する措置も取られた。そんな配慮もあって記録的な猛暑にも拘わらず、熱中症等の大きな事故もなく無事大会を終了できたことは喜ばしい。
 甲子園の陰に埋もれ、新聞等があまり取り上げなかったが今年は野球界でもう一つの新たな動きがあった。(一社)日本野球機構と(公財)全日本軟式野球連盟の主催で開催された「NPBガールズトーナメント2013」だ。北海道から沖縄までの女子小学生30チームが参加し、8月17日の東京ドームでの開会式後、昭島市民球場ほかで4日間の熱戦が繰り広げられた。今年の甲子園の高校野球は東海勢は残念な結果だったが、「ガールズトーナメント2013」では「オール愛知ガールズ」が優勝している。
 スポーツのいろんな大会では女子の種目の登場と活躍が目立つ。「ガールズトーナメント」が女子野球の裾野を広げ、将来はサッカーの「なでしこジャパン」のように世界で羽ばたくことを期待したい。
 「アベノミクス」成長戦略でも柱の一つが女子力の活用だ。当会でも活躍する女性は少なくない。男性・女性がそれぞれの持ち味を発揮して「元気な日本」を復活させたいものだ。

(片桐)