産業懇談会【メールマガジン 産懇宅配便】  第106号 2011.3.28発行

 メールマガジン■産懇宅配便■

平成23年3月度(第106号) 目次
産懇宅配便
【23年3月度産業懇談会(火曜G)模様】 3月1日(火) 12時00分〜14時00分
【23年3月度産業懇談会(水曜第2G)模様】 3月2日(水) 12時00分〜14時00分
【23年3月度産業懇談会(木曜G)模様】 3月3日(木) 12時00分〜14時00分
【23年3月度産業懇談会(水曜第1G)模様】 3月16日(水) 12時00分〜14時00分
【4月度産業懇談会開催日程】
【5月度産業懇談会開催日程】
【お知らせ】
【アートコーナー】    からくりアート点描 No.23
【コラム】
コラム1 【保健師からの健康だより】 No.84
コラム2 【「ほん」のひとこと】 No.29
コラム3 【苗字随想】 No.106
【23年3月度産業懇談会(火曜G)模様】

テーマ『日鉄パイプラインのご紹介』

日  時:平成23年3月1日(火)12時00分〜14時00分
場  所:名古屋観光ホテル 伊吹の間
参加者:22名

スピーカー:
五十幡 圭右(いそはた けいすけ
日鉄パイプライン株式会社 執行役員中部支店長

五十幡 圭右氏

1. 日鉄パイプライン株式会社の企業概要
 製鉄事業を手掛ける新日本製鐵株式会社(以下、新日鐵)はホールディングカンパニーであり、エンジニアリング、都市開発、化学、新素材、システムソリューション事業に製鉄事業を含めた6つの主要事業で構成されている。そのなかで本日、メインでお話をさせていただく、エンジニアリング事業には、製鉄プラント、環境ソリューション、海洋・エネルギー、建築・鋼構造の各事業があり、そのなかで分社独立しているのが、パイプラインエンジニアリングを主事業にし、平成19年に分社独立した日鉄パイプライン鰍ニ平成22年に設立した、橋梁エンジニアリングを主事業にしている日鉄トビーブリッジ鰍ナある。昭和46年に設立された、日鉄パイプライン鰍フ前身である日鐵海洋工事鰍ヘ、石油・ガス等の開発に関する海洋工事を主体として事業展開を行っていたが、62年に海洋工事から陸上(水道・ガス配管工事)に転換した。その後、新日鐵からこれらの施工部門の業務を移管され、平成14年には、4事業部(水道・エネルギー・鉄構海洋・メンテナンス)による新体制が発足した。19年には、日鉄パイプライン鰍ノ社名変更し、新日鉄エンジニアリング鰍謔閭pイプライン事業を継承することとなった。現在の事業規模は約250億円に上る。

2.日鉄パイプラインの事業内容
 弊社では、「技術と熱意で社会・産業・都市インフラをサポートする会社」「安全を遵守し、高い品質を提供するプロフェッショナルな会社」「ルールを守り、社会から信頼されるリーディング会社」「リニューアル技術により保全・補修事業へチャレンジする会社」を企業ビジョンとし、「創る、調べる、甦らせる」を事業テーマとして事業展開している。まず、「創る」という面においては、鉄事業で培った高度な技術を駆使し、環境に配慮した、一般埋設、シールド、専用橋などの多彩な工法で、地震に強いパイプライン(ガス・石油パイプライン、ガス製造・配給設備配管など)を施工している。次に、「調べる」という面においては、鋼構造物のエキスパートとして、安全にガスが利用者に届くよう、ガス会社の依頼を受け、日々、さまざまな手法でパイプラインを調査し、その健全性を評価することで市民の安心・安全な暮らしをバックアップしている。最後に、「甦らせる」という面においては、既存のインフラを大切することを基本に、トンネルの内側に鋼板を巻いたり、パイプ内に新たなパイプを通すなどし、さまざまな状況に応じた補修・補強工法でパイプラインを甦らせている。すなわち、弊社は発注者である、石油・電力・ガス・水道会社に対して、安全、品質、工程、収益などの施工管理を担う企業なのである。

3.新日鉄エンジニアリングの事業内容
 新日鉄エンジニアリングには4つの事業領域がある。1つ目は、良質な鉄の生産プロセス・設備を提供する製鉄プラント領域である。近年では一般高炉に加えて、「回転炉床炉」や「コークス乾式消火設備(CDQ)」など環境に配慮した優しいモノづくりを行っており、CDQはその高い技術力を武器に、海外への販売戦略を展開中である。2つ目は、溶融炉建設、オペレーション&メンテナンス、リサイクル施設、汚染土壌処理などを提供する、環境ソリューション領域である。特に、食品廃棄物をエタノール化する設備はエネルギー効率の高いリサイクルシステムとして、資源循環に大きく貢献している。3つ目は、エネルギー、海洋施設、国内外エネルギー資源開発、パイプラインを主事業とする、海洋・エネルギー領域である。この領域では、エネルギー関連プラントの施工や海外における石油・天然ガス開発、海底パイプラインの施工などを積極的に行っている。4つ目は、建築・鋼構造領域である。名古屋駅前のスパイラルタワーの一部や、関西空港ターミナル、台北の超高層ビルなどに弊社の技術が活かされている。
 このように、新日鉄は「鉄」をつくるだけでなく、環境面に配慮しつつ、高い技術力を活かし、皆さんの安心・安全な暮らしをバックアップしている企業であることと同時に、この機会に、皆さんの身近なところで、様々な面白い事業を展開していることを知っていただけたら幸いである。

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【23年3月度産業懇談会(水曜第2G)模様】

テーマ『36年の軌跡 〜自己紹介と自社紹介〜』

日  時:平成23年3月2日(水)12時00分〜14時00分
場  所:名古屋観光ホテル 伊吹の間
参加者:23名

スピーカー:
名倉 昌孝(なぐら まさたか
ナグラ産業株式会社 代表取締役

名倉 昌孝氏

1. 自己紹介
 私は、昭和49年(1974年)に名古屋市北区で生まれ、乳幼児期はテレビを見せておけば大人しくしている子供であったらしいが、幼稚園、小学校時代になると、いつもクラス内の中心的な存在となり、リーダーシップを発揮し、勉学に励む一方、バスケット部のキャプテンも務めていた。中学校に入学後は、バレーボール部に入部し、エースアタッカーとして活躍する傍ら、ラグビー部の試合にも助っ人として出場していた。その際に、ラグビーと出会い、その魅力の虜となり、高校もラグビー部のある学校を選択するほどになった。高校のラグビー部では3年間、授業を挟んで、朝から晩まで毎日のように練習に取り組み、ラグビー中心の生活であったが、文化祭の催し物では、その中心として活躍するなど、仲間と楽しい高校生活を送ることができた。また、大学入学後は、家業を継ぐために商学部経営学科で経営学を学ぶ一方、ラグビーサークルやアルバイトなどに励む青春時代を過した。大学卒業後は、25歳で家業を継ぐために名古屋へ戻るまで、将来の家業の更なる事業展開を念頭に、マンションの大規模修繕工事のパイオニアともいえる施工会社で勤務し、修繕工事の現場監督を務めるなど、2年間の修行を積んだ。この期間に、同僚の影響で自動車に目覚め、アルファロメオを購入し、サーキットで開催されるレースに出場、優勝するなどしたが、ラグビーの試合中に右鎖骨を複雑骨折して以降、自動車から遠ざかることとなった。しかし、約4年前に新たに自動車を購入し、現在では再び、サーキット走行を楽しんでいる。また、8年前の28歳の時に結婚し、現在では2人の子供の父親でもある。現在は自己啓発として、積極的に若手経営者の勉強会に参加することで、仲間とともに切磋琢磨し、中部地区活性化のために活動している。

2. 企業紹介
 ナグラ産業株式会社は、昭和45年に創業し、元々は建築の塗装・吹き付けに特化した会社であった。そこから発展し、現在では、国から建築、塗装、防水、内装仕上工事業の許可を与えられ、マンションの大規模修繕工事を中心に塗装、防水工事をはじめ、外壁の補修、リフォーム、増改築、エクステリア、防犯工事、クリーニング及び、劣化診断業務、修繕計画提案業務などを行っている。弊社では、1.お客様の笑顔を頂きます。2.建物はイキイキと長生きしてもらいます。3.建物の一生のサポーターです。4.技術力向上へ挑戦し続けます。5.ナグラはいつもイキイキしています。の五箇条をモットーとしており、社員をはじめ、協力会社各位にも、これらを厳守していただいている。
 弊社はお客様から、戸建て住宅やマンション、ビルなどの外壁補修、塗り替え業務などの大規模修繕をはじめ、内装リフォームや防犯対策などの工事でも高いご評価をいただいている。内装リフォームについては、天然素材、自然塗料などの健康に害のない仕上げ材を使用し、傷や汚れに強いだけでなく、環境に優しいリフォーム工事を行なっている。加えて、近年、戸建て、マンションにかかわらず、お客様からの防犯設備の強化要望が多く、防犯対策として、カメラ、センサーの設置などに付随して、窃盗犯が進入しにくいよう、フェンスの設置からカギの補強まで、トータルに提案を行っている。
 また、近年では、最新機材を使用することで、外装工事前に工事後の仕上がりイメージをビジュアル化し、お客様に納得、安心していただける外装工事を実践するなど、新しい取り組みや事業に積極的にチャレンジしている。

3.マンションの大規模修繕工事について
 弊社の中心事業である、マンションの大規模修繕工事は、お客様第一主義に基づき、工事前にはビルディングドクターの資格を持つ社員が外壁の診断を厳しく行い、単に、外装を塗装するだけでなく、建物自体の下地の診断、補修などにも力を入れている。工事開始後は、施工管理体制、工事進捗状況などを明確化し、工事用掲示板やチラシ、インターネットを利用することで、住民の皆様に細やかな情報提供を行っている。それらの管理体制を布いたうえで、現場監督者と教育された職人が一致団結し、高品質で安全な工事を実践している。加えて、住民の声とコミュニケーションを大切に考え、エントランス等に質問用紙を準備し、不満や要望などを随時リサーチしている。また、工事中の防犯対策にも細心、万全の注意を払い、建物に囲いを建てる、防犯カメラやセンサーライトを設置する、補助錠や防犯ブザーなどを無料貸し出しするなどを実践している。工事後についても、お客様に安心いただけるアフターサービスを行っている。
 つまり、弊社は地域に根ざし、一つひとつの作業を誠実に行い、お客様に真心を持って奉仕することで、皆様に信頼される企業を目標としている。そして、常にお客様の声に耳を傾け、他社にはない一貫体制によるキメの細かいサービスを提供することで、お客様満足度の高い工事を実践している。

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【23年3月度産業懇談会(木曜G)模様】

テーマ『当社の歴史について』

日  時:平成23年3月3日(木)12時00分〜14時00分
場  所:名古屋観光ホテル 伊吹の間
参加者:28名

スピーカー:
大松 幸太(おおまつ こうた
岐阜プラスチック工業株式会社 取締役 経営企画担当

大松 幸太氏

1. 岐阜プラスチック興業の歴史と事業概要
 岐阜プラスチック工業株式会社は、1953年にスチロール樹脂から紡績用の小さなボビンを試作したことから始まった。その翌年には、自転車部品メーカーからテールランプを受注し、1960年頃からは回転ブラシ、電気、事務器具の部品の生産を開始し、近年では、自動車部品をはじめ医療機器の部品などを生産している。また今後の事業展開として、環境に優しい、樹脂パレットの需要拡大が予想されることから、2008年には山梨県に新工場を建設し、更なる企業発展を目指している。
 弊社は現在、創業時から蓄積した技術による開発力を基盤に、環境負荷を低減する生分解性プラスチック、安全で鮮度を保つ食品容器、環境を守る屋上緑化システムなどの開発に取り組んでいる。生産拠点は全国に9ヶ所、営業所は全国に16ヶ所あり、グループ連結売上高は、約714億円/年間、その内訳として食品包装容器のリスパック株式会社が約60%の約420億円、岐阜プラスチック工業株式会社の産業資材が約20%の約142億円、プラスチックの自動車部品や家電関係などの部品が約4%の約29億円、日用品のリス株式会社が約12%の約84億円、建築土木資材のリス興業が約4%の約31億円となっている。
 食品包装容器(食品用トレイ、コンビニ弁当の容器など)を生産する、リスパック株式会社は、押出成形でシートをつくり、真空形成による軽量容器を生産している。同社では、透明容器の生産強化のため、2009年に120億円を投じ、関東工場を建設した。
 また、日用品を扱うリス株式会社は、アイスケーキ製造容器、化粧品のパフ入れの生産からはじまり、その後、水筒やくず入れの生産に移行し、近年では、清掃用品、漬物用重石、浴用用品、水回り用品などを生産している。同社はこれまで、事業方針を大手ホームセンターへの販売拡大とシェア獲得、無印良品との取り組み強化として取組んできたが、現在の市場環境は、高機能・高付加価値商品と低価格商品の二極化となっており、現在では、低価格商品を揃える大手ホームセンター、量販店(スーパー)をターゲットとした戦略と平行し、高機能・高付加価値商品を扱う販路への戦略を展開している。
 リス興業株式会社が扱う、建築土木資材の市場についても低価格化、公共工事の縮小などによる取扱量の減少が顕著であり、企業数は減少の一途を辿っている。今後も厳しい市場環境が続くことが予想されるなか、同社では、減災(雨水排水システム)商品、環境、スポーツ関連商品の開発・生産を、新たな事業の柱として強化している。
 このように、プラスチック製品で幅広い分野をカバーする弊社は、「顧客第一主義」に基づく開発姿勢と高品質商品の生産により、市場から大きな信頼をいただいている。

2. 環境に対する取り組み
 岐阜プラスチック工業株式会社本社のある大岐阜ビルは、2005年に建て替えを行い、同ビルの環境に配慮した壁面緑化が評価され、岐阜県内で初の環境大臣賞を受賞した。加えて、ビル内の環境に対する取り組みとして、テナントから排出される年間22トンのゴミを削減するため、共益費でゴミを処理するのではなく、共益費を引き下げることと引き換えに、各テナントに対して、ダンボールやペットボトル以外のゴミを有料化した。その結果、年間20%のゴミを削減に成功した。また、トイレの照明を細分化し、人のいるところにしか電気が点かないようにすることで、目に見える省エネを実践している。昨年からは、太陽光発電や光ダイオード、LED照明を取り入れることで、環境に優しい省エネビル管理を行っている。

3. 新素材テクセル、ポリ乳酸素材のご紹介
 テクセルとは、熱可塑性樹脂による連続成形技術から誕生した、ハニカムコア材(パネル)であり、岐阜プラスチック工業株式会社は、これまで製品を生産する際に必要とされた金型代を削減し、製品コストを低く抑えるため、伊藤忠商事とサブライセンス契約を結び、同素材の技術を導入することを決めた。同素材を量産する設備を導入したのは、同社が世界初である。同素材は飛行機のコンテナやスーツケースなどの梱包素材のみならず、建築や自動車、先端産業分野でも無限の可能性を持っており、正に、未来素材といえる。
 一方、ポリ乳酸素材は、安全・安心で地球に優しい素材開発を目指して生まれた素材である。2005年の愛知万博では公式容器素材として採用され、現在は、大手コンビニや量販店の食品用パッケージとして利用されている。5年後には、食品用プラスチック市場の10%が同素材に変わると予測されているが、今後、更に認知度を高めるために、消費者にも積極的なPR活動を行い、食品バイオ容器で日本一を目指すべく、体制整備と充実を図っている。

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【23年3月度産業懇談会(水曜第1G)模様】

テーマ『人材派遣の将来』

日  時:平成23年3月16日(水)12時00分〜14時00分
場  所:名古屋観光ホテル 伊吹の間
参加者:25名

スピーカー:
金城 次夫(きんじょう つぎお
株式会社 日本テクシード 専務取締役

金城 次夫氏

1. 人材派遣とは
 日本では日本の独立性を強調する目的で隋に派遣された使節団である遣隋使、海外情勢や先進的な技術、仏教の経典等の収集が目的で唐に派遣された遣唐使の時代から派遣という言葉が使われてきた。
 現在では、労働者派遣事業の定義は、雇用事業の一つの形態であり、事業主(派遣元)が、自社が雇用する労働者を自社のために労働させるのではなく、他の事業主(派遣先)に派遣して、派遣先の指示命令を受けて派遣先のために労働させる事業とされており、国語辞典には「派遣とは、ある使命をもっておもむかせること」とある。また、法令上は人材派遣ではなく、労働者派遣という言葉で表現されることは、皆さんにあまり知られていない。

2. 人材派遣業界の歴史
 人材派遣の創成期である1967〜86年に掛けては、米国マンパワー社が日本に進出したことに始まり、外資系や商社、エンジニアリング企業へ事務スタッフの派遣を開始するなど、外資・独立系の時代(一般派遣)といわれている。その後、マンパワージャパン、テンプスタッフ、パソナ、アデコ、スタッフサービスなどの独立系企業が設立され、日本の高度成長と国際化の波に乗って成長した。80年代からは、技術者派遣(特定派遣)系企業の時代といわれている。技術者派遣の始まりは、名古屋技術センター(現メイテック)が、三菱重工業へ機械設計技術者を派遣したことにあるともいわれており、その後、好景気を背景にメーカーからの派遣依頼が増加し、86年の労働者派遣法の「16業務」に機械設計が対象業務となったことで、日本テクシードやアルプス技研などの技術者派遣系企業の設立が相次ぐこととなった。86年〜99年に掛けては、資本系設立の時代と呼ばれる。86年に労働者派遣法が施行されると、これまで独立・外資系派遣会社の顧客であった銀行、商社、保険会社などが次々に自社の子会社として派遣会社を設立するようになり、リクルートスタッフィング、東京海上日動サービス、キャプラン、アバンティスタッフなどがこの時代に設立された。99〜2008年頃に掛けては、製造・専門系の時代と呼ばれ、99年の派遣法改正により、製造業派遣を中心に、グッドウィル、フルキャスト、シミック、ジャパンケアサービス、ファイナンシャルサンなどに代表される、医療・製薬系派遣、福祉系派遣、金融系派遣などの専門派遣会社が次々に設立された。その後、人材派遣業界は、2008年9月のリーマンショックの影響をうけ、08年末〜09年にかけて、社会問題化した製造業派遣を中心とする「派遣切り」以降、業界は厳冬期が続いている。一方、技術者派遣については、10年秋以降自動車業界の開発案件等の増加に伴い、少しずつではあるが回復の兆しが見られている。

3. 人材派遣業界の動向と今後の戦略
 人材派遣業界の事業所、労働者数は、一般派遣については、2008年のリーマンショック直前の労働者450万人、事業所数43000ケ所をピークに現在では、人数は約半数に減少している。それに対し、弊社の取り扱う特定派遣については、08年には約30万人、事業所は約2500ヶ所であった。一般派遣と比較すると、それら規模は1/10以下であり、リーマンショックの影響は比較的少なかったといえる。また、人材派遣業界全体の市場規模(売上)については、07年の約6兆1500億円をピークに減少傾向にある。また、一般派遣業界においては、昨年の2月に厚生労働省から、違法派遣について厳しく管理・監督するための、専門26業務適正化プランが打ち出され、現在、各企業の事業内容は行政から監督されている状況にあるなど、取り巻く環境は、厳しい状況が続いている。
 全ての産業界において企業は、創業期、発展期、成熟期、衰退期の周期を繰り返すものである。人材派遣業界は米国マンパワー社が日本進出し業界が誕生して、44年が経過し、現在、当業界は衰退期にあると考えられている。このまま衰退するのか、それとも新たな創業期を迎えるのか、我々は大きな岐路に立たされている。新たな創業期を迎え、発展につなげていくためには次の4つの戦略が重要であると考える。1.請負・受託型へのシフトを図り、製造業派遣の請負化、事務系派遣やIT分野におけるアウトソーシング事業を強化する。2.M&A戦略による統合、グループ内派遣会社の買収などを図り、既存市場におけるシェアアップする。3.IT分野、メディカル分野など、専門分野への特化を強化する。4.中国・インドなどの新興国を中心とした、グローバル市場への進出・強化。このような戦略を実践することで、当業界全体が元気を取り戻し、日本経済復活につながればと願っている次第である。また、人材派遣業には、格差社会、派遣切り、派遣村、日雇い、非正規雇用、ネットカフェ難民、偽装請負などダーティなイメージがあるため、私は当業界に携わるものとして、これらのイメージを挽回、払拭していきたいとも思っている。

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【4月度産業懇談会開催日程】

場所は、名古屋観光ホテルです。
グループ名 世話人 開催日時 テーマ・スピーカー 場所
火曜グループ
各務芳樹
深田正雄
4月12日(火)
12:00〜14:00

三井住友建設(株)中部支店
常務執行役員支店長 河野秀木氏のご紹介
三井住友建設(株)中部支店 設計部長
藤井圭介氏
「マンションあれこれ」

18階
伊吹の間
水曜第1グループ 飯田芳宏
落合 肇
4月 27日(水)
12:00〜14:00
※第4水曜の開催となりますのでご注意下さい
(株)岡島パイプ製作所 取締役社長
岡島威彦氏
「鋼管の世界と当社の紹介」

3階
桂の間
水曜第2グループ 片桐清志
見祐次
4月6日(水)
12:00〜14:00
※第1水曜の開催となりますのでご注意下さい

(有)東海維持管理興業 専務取締役
中林直子氏
「素晴らしい経営の実現をめざす実践学習会に参加して」

3階
楠の間
木曜グループ 河村嘉男
倉藤金助
4月7日(木)
12:00〜14:00
中村土地(株) 代表取締役
加藤 悟氏
「やきものの魅力」

18階
伊吹の間

※4月6日(水)の会場が「3階 楠の間」に変更になりました。

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【5月度産業懇談会開催日程】

火曜グループと水曜第1グループの場所は、名古屋観光ホテルです。

グループ名 世話人 開催日時 テーマ・スピーカー 場所
火曜グループ
各務芳樹
深田正雄
5月10日 (火)
12:00〜14:00

ジェイアールセントラルビル(株)
常勤監査役 今村 元氏
「名古屋駅の今昔」

18階
伊吹の間
水曜第1グループ 飯田芳宏
落合 肇
5月18日(水)
12:00〜14:30
(株)ベネッセコーポレーション名古屋支社
支社長 日高照夫氏
「弊社業務の紹介及び子どもを取り巻く教育環境の変化」

18階
伊吹の間
水曜第2グループ 片桐清志
見祐次
5月11日(水)
12:00〜14:00

NTT西日本視察会
−家まるごとデジタル化の紹介と、新たなワークスタイルの提案−

ローズコートホテル
3階 アプローズ
中区大須4丁目9-60
木曜グループ 河村嘉男
倉藤金助
5月12日(木)
12:00〜15:30
※第2木曜の開催となりますので、ご注意下さい
ドコモ名古屋ビル視察会
−NTTドコモ施設見学とモバイルの最新技術の紹介−

豆家茶寮Blossa
東区東桜1-1-10
アーバンネット名古屋ビル ブロッサ B1

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【お知らせ】

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【アートコーナー】
からくりアート点描 No.23

「風の子」
― JAN ・ KEN ・ PON ―

長久手町立東小学校:愛知県愛知郡長久手町大字前熊字前山174番地
石像モニュメント3体
2006年10月13日竣工


風の子
長久手町立東小学校の正門近くに、3体の石の像を制作しました。
風の子
除幕式には副町長、校長、6年生の児童たちと盛大に行われました。
風の子
風の子
子供達が「じゃん」、「けん」、「ぽん」の仕草をして、、、、。
歓声がいつまでも続きました。子供達の笑顔は本当にいいですね。

コメント>
じゃん・けん・ぽんの制作にあたって。

長久手の地は戦国時代に多くの血が流された場所。
戦争は武器を持って殺しあう。

クラスのいじめっ子がいても、けんかで武器を持っておどしても、愚かなこと。
友達同士、嫌なことがあって喧嘩したり、クラスでなんでも一番と、あせることは無い。
勝つ時も、負ける時もあると胸にてをあてて、冷静になってね。
「グーはチョキに勝ち、パーに負ける」。「チョキはパーに勝ちグーに負ける」。
「パーはグーに勝ちチョキに負ける」。誰も負けていくし、誰もが勝っていく。
この像を観たとき、喧嘩なんかよそうと思ってくれたらうれしいな。
そして、みんな平等なんだよ。くさることないんだよ。
みんなお母さんお父さんに望まれ、抱きしめられて「愛」の溢れる人間に生きていくんだもん。

風の子
児童たちの前で、ジャン・ケン・ポンのスピーチ。


制作
夢童由里子
〒459-0024 名古屋市名東区本郷2-150
電話:052-774-6891 携帯電話: 090-2610-5925
E-mail:mudo@r9.dion.ne.jp
夢童アートHP:http://mudou-art.com/

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【コラム】

コラム1 【保健師からの健康だより】 No.84
花ちゃんからの健康だより

株式会社 スズケン
保健師 鳥巣 妃佳里

『 みんな頑張ってますよ! 』

 このたびの東日本大地震により被災された方をはじめ関係者の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。そしてこの大惨事によりお亡くなりになられたご家族の皆様のご冥福をお祈り申し上げます。

 人は毎日たくさんのこと(ストレッサー)に出会いながら生活をしています。頑張って取り組んでみたり、時にはちょっと休憩を取ってみたり(ストレス対処)しながらバランスをとっていくものですが、それができなくなったとき人は心身の健康を損ないます。ストレスとはストレッサーによる刺激を受けている状態のことを言いますが、ストレスにも良いものと悪いものがあり、どちらになるかはその人の受け止め方によってかわります。ストレス学説を提唱したカナダの生理学者ハンス・セリエ博士は「ストレスは人生のスパイスである」とも言っています。

 ある看護学生の小児科実習のときの話です。学生はAちゃんという4歳の女の子を受け持ちました。Aちゃんはほぼ毎日、痛い検査や辛い治療を頑張っています。ある朝、担当の医師が採血をしにきました。先生もお母さんも看護師もみんなが「Aちゃんが元気になるための大切な検査だよ。ちょっとだけチクッとするけど頑張ろうね」といいます。Aちゃんは目にいっぱい涙をためながら両手を握り締めて踏ん張り、採血をしました。そして「ガンバってる!! ガンバってるぅ!!」と大きな声で言いました。

 私は今回の地震報道を見るたび、Aちゃんの言葉を思い出します。そして「みんな頑張ってますよ!」と言いたくなります。緊急事態ですから生きるためにしなければならないことはたくさんありますし、今はみんなが必死に頑張らなければならないときです。ただ「みんな同じ」「いまは当然のこと」「頑張って」と言われるだけでは悪いストレスにしかならず、バランスを崩してしまいます。
 だから周りに気になる人がいたとき、またはすこし落ち着いてきたときでいいので、その人たちに自分がどれだけ頑張ってきたかを話させてあげてほしいなと思います。そして皆さんも聴いてもらえる相手を見つけてお話ししてください。

【聴くときのポイント】

  • 相手の話を遮ったり、こちらから話題をかえることはしない
  • 相手が気持ちよく話ができるように相づちを打ち、話を促す
  • アドバイスや自分の考えを言うこと、励ますことはしない

 日本観測史上初という大地震がおこりました。日本中、世界中の人たちが関心を持ち、支援を申し出たり応援メッセージを届けてくれていますね。そしてひとりひとりが自分にできることは何かを考えて、実践しています。被災された方はもちろんのこと、多くの人がそれぞれの立場でいまの自分にできることを必死に頑張っています。だからこそ自信を持って大きな声で「頑張ってますよ!」と伝え合いましょう。

聴き上手になって「頑張ってますよ!」と伝え合い、元気な日本を取り戻しましょう。

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コラム2 【「ほん」のひとこと】 No.29
コラム【理念経営物語】

株式会社 正文館書店 取締役会長
谷口正明

『 愛知洋画壇物語 』
中山真一著・風媒社

  「画商とは、まだ名もない新進の画家を推すにせよ、知られざる物故画家を発掘・顕彰するにせよ、よき画家・作品が世に埋もれていることに疑義をおぼえることが仕事の動機であろう」。著者中山真一氏の言葉である。
 著者は、名古屋きっての老舗画廊「名古屋画廊」の第三代社長。愛知県内に美術館も画廊も他にまったくないといってもいい昭和17年、中山一男氏は、現在の中区錦二丁目に「名古屋画廊」を開業した(三階建てのその画廊ビルは、都心のオアシスと呼ばれてもいたようである)。戦時中、軍需工場や病院の一室に絵を掛け、「巡回慰問美術展」を開催していた。
 その長男である著者も、2009年に東海地方における「移動美術展」を開始した。この一年半ほどの間に十数回開催された展覧会は主に"郷土""洋画"展と銘打たれたが、それには著者の想い入れがある。
 郷土を大切にするのは、「画家の郷里には、若き日の努力や創意、あるいは晩年の孤独などが具体的な記憶としてのこされているものだ。そうした身近さゆえ、郷土画家は私たちにとって本来たいへん親しみやすく、学びやすい。それゆえ大いに人生の励みとなる。これが中央の巨匠ともなれば、その天才性やエリート性の伝説に目がむきがちとなり、要するに"別世界"の話になってしまう」からである。
 洋画を大切にするのは、「そもそも愛知県は、すぐれた洋画家を全国的にもまれなほど数多く輩出している」「愛知県は、大正期の洋画グループ「愛美社」や昭和初期の「サンサシオン」以来、東京を除けば福岡県や鹿児島県などとならぶ"洋画立県"である」からだ。
 この本に文を寄せた佐々木豊画伯もこう書いている。「(中山真一)氏の情熱は唯ひとつ、いい絵を描いたのに生前は不当に扱われ、今、忘れ去られようとしている郷土の画家たちをもう一度甦らせること。この一点に尽きる。だから本書での氏は裏方に徹している。決して表に出ることはしない。その姿勢は見事だ。氏の見識に私は脱帽する」
愛知の洋画にとって、誰かがせねばならぬのに誰もしてこなかった仕事が、この度、最も相応しい人を得て成し遂げられたことは、私のような門外漢にとっても本当に悦ばしいことだ。なお、実際の絵画作品をご覧になりたい方にとっての朗報がある。
 「愛知洋画壇物語展」が来る4月2日(土)〜4月10日(日)まで、長久手町文化の家[展示室]にて開催される(入場無料)。また、4月16日(土)〜6月5日(日)まで美濃加茂市民ミュージアムで開催される「ある日の情景、緑と子どもたち」展でも、愛知・岐阜の画家たちの作品を観ることができる。

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コラム3 【苗字随想】 No.106
コラム【理念経営物語】

片桐清志

「天」と苗字

 今月19日に名古屋市科学館に世界最大のプラネタリウムがオープンした。大きさだけでなく、最新技術をふんだんに駆使し、従来のプラネタリウムの概念を一新するハイテクプラネタリウムだ。「はやぶさ」効果で「宇宙」への関心が高まっている時だけに、グッドタイミングなオープンだ。天体ファンでなくとも、一度は足を運んでみたい。
 そこで今月は「天」にまつわる苗字に着目してみた。「天寿」「天命」「天運」「天佑」「天啓」「天性」「天賦」「天敵」「天罰」等の言葉には、人知を超えた「究極のもの」の意味合いがあり、「特別な存在」として君臨してきた。そのためか、「天」で始まる苗字も186種と人気は高い。一字姓の「天」さんも居て、そのままのアマ、テンとお読みする。
 よく見かける苗字ではトップは天野(アマノ)の231位(佐久間 英ランキング)で、天田(アマダ・テンダ)の1909位、天川(アマカワ・テンカワ・テガワ・テンノカワ)の2813位、天羽(アマハ・アマウ・アマワ・アモウ・テンバ)の2920位、天沼(アマヌマ・アメヌマ)の3026位、天谷(アマヤ・アマタニ・アマガヤ・アマガイ・テンタニ・テンヤ)の3837位が続く。天池(アマイケ・アマチ)、天海(アマミ・アマウミ・アモウ・テンカイ他)、天明(アマアケ・テンメイ・テンミョウ)、天井(アマイ・テンジョウ)、天笠(アマカサ)、天木(アマキ)、天津(アマツ)、天満(テンマ・テンマン・アマミツ)なども6000番内だ。
 ユニークな苗字では天一(テンイチ・アマカズ)、天上(テンジョウ・アマカミ)、天下(テンカ・アマシタ他)、天下一(テンカイチ)、天元(アマモト・テンモト)、天光(アマミツ・アマヒカリ・テンコウ)、天地(テンチ・アマチ)、天坊(テンボウ他)、天子(アマコ)、天孫(アマヒコ・テンソン)、天彦(アマヒコ)、天王(アマオウ)、天童(テンドウ)、天福(アマフク)、天門(アマカド)、天安(アマヤス)、天宮(アマミヤ)、天星(アマホシ)、天保(テンポウ・アマモツ)、天正(テンショウ・アママサ)、天平(アマヒラ・テンペイ)、天引(アマビキ)、天日(アマビ・テンニチ・テンジツ)、天狗(テング)、天雲(アマグモ・テングモ)、天目(テンモク)、天馬(テンマ)、天龍(テンリュウ)、天白(テンパク・テンシロ)などが見つかった。
 天国(アマクニ)、天竺(テンジク)、天皇(アメミヤ)、天神(アマカミ・テンジン)、天道(テンドウ)はまだしも天命(テンメイ・テンミョウ)もあるとは驚きだ。

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【平成23年3月号編集後記】

 3月11日、東日本を襲ったマグニチュード9.0の「東北地方太平洋沖地震」は未曾有の大災害となった。規模の大きさでも、広域性でも過去に類を見ない。特に巨大津波に襲われた沿岸地域は壊滅的被害を受けた。災害対策本部となるべき行政機能の拠点や人員を喪失してしまった自治体も多数発生した。地域の拠点病院等も被災して本来の救済活動がまったく機能しない地区も多い。
 警察、消防、自衛隊等の全国支援で生存者の救済や行方不明者の捜索活動、道路や電力・通信等のインフラの復旧活動が続くが、阪神淡路大震災の被災規模を大きく上回るため困難を極めている。さらに救援活動を困難にしているのが原発事故であり、首都圏を巻き込んだ計画停電だ。
 こうした状況を考えると、従来の復旧支援とは異なる支援体制を工夫する必要がありそうだ。幸い中部以西は計画停電とも無縁で、支援能力は健在だ。被災規模と広域性から、場合によっては数年に及ぶ避難生活も想定される。長期に及ぶ支援をきめ細かく実施するしくみが必要だが、それには現行の縦割り行政だけでは限界がある。総合的支援には地方自治体ぐるみの交流支援体制が有効そうだ。
 いわき市は東京都港区と友好交流を行っていたため、港区はいち早く市の災害対策本部に支援物資と人員を派遣した。その後発生した港区の水道水汚染には、もう一つの姉妹都市である郡上市が水を提供した。従来の姉妹都市交流は観光や教育等の特定分野に限定したもので、これだけの大規模・長期間の災害の想定はしてなかっただろう。それでも非常時には姉妹関係があれば軸が決まる。この軸を「総合支援体制」に拡大するのは容易だろう。被災自治体で姉妹交流先が被災地以外にない場合は、この機会に姉妹交流協定を結べばよい。1自治体を複数自治体で引き受ける姉妹関係も考えられる。日本中の自治体が立ち上がれば、被災地の人を勇気づけることができる。
 今回の大災害は義援金や支援物資の提供といった緊急支援だけではすまない。人的、物的被害も膨大だが、忘れてはならないのは「地域社会」が破壊されてしまったことだ。九死に一生を得た人たちが再び笑顔を取り戻すためには、これまで築いてきた「地域の絆」が欠かせない。自治体同士が「姉妹交流総合協定」を結ぶことで、小学校等の学区単位での集団避難も可能になる。家族を失った人々への支援も「地域の絆」と避難先の「コミュニティ」が連携することで文字通り物心両面の支援が機能する。
 阪神淡路大震災は日本に本格的なボランティア文化を根付かせた。ボランティア休暇を制度化した企業も続々誕生した。日本は過去に大きな自然災害を多数経験し、これを乗り越える知恵を発揮してきた災害先進国だ。今回の巨大災害に巻き込まれた方々の犠牲を無にしないためにも、姉妹交流が住民文化として根付き、地域コミュニティのあり方を見直すことが残された我々に課せられた使命に思える。

 4月14日から予定されていた第24回全国経済同友会セミナーは、今回の震災後直ちにテーマを、当初の「アジア時代を活きる!」から「緊急日本復興会議」に変更した。日程は2日から1日に短縮されたが、被災地に向け熱い支援の絆が生まれることを期待したい。
 産業懇談会も絆づくりの場だ。業種を超えて共に学びあう中でさまざまな絆が生まれる。平時に培った絆が非常時の支援のきっかけになると信じている。まもなく桜の時期を迎える。どんなときも希望を持って前に進みたい。

(片桐)