創刊号 2002.6.28発行


メールマガジンの創刊にあたって

産業懇談会水曜第2グループ世話人 片桐清志氏(シーキューブ株式会社 社長)のご尽力により、「ホームページコーナー」開設の運びとなり、誠にありがとうございます。心からお礼申し上げます。
産業懇談会は、異業種交流を目的に、会員の皆様相互の自由な意見交換の場として運営されております。お蔭様で今度のホームページコーナーの開設により、活発な情報交流が可能となりました。
あとは、皆様の活用いかんにかかっております。「オハヨー」「コンニチワ」・・・そんなメッセージがネットワークに乗って、自由に行き来するわくわくする毎日。とにかく躊躇することなくキーボードに触れてみてくださいますように。情報発信!!情報受信!!

平成14年6月
中部経済同友会
事務局長 土屋邦夫


産業懇談会掲示板開設とメールマガジン発行のお知らせ

産業懇談会世話人
片桐 清志
(シーキューブ株式会社)


中部経済同友会のホームページ内に産業懇談会のホームページコーナーを設けました。当面水曜第2グループの懇談会模様等を掲載いたします(他グループにも逐次拡大予定)。またメンバー間で自由な意見交換ができるコミュニティサイト(掲示板)も用意いたしました。ホームページの内容に対する意見交換やバーチャルミーティング等にご活用ください。

さらに水曜第2グループの懇談模様等を中心にメールマガジン(仮称:SUISUI)を随時発行してまいります。懇談会模様のほか連載コラムも今後増やしたいと思いますので、会員の皆さまの趣味等のご投稿をお待ちしています。

なお、メールマガジンの配信は申し込み制とさせていただきます。今回は同友会懇談会メンバーの方でメールアドレスが私の手元にある方々に勝手に送付させていただきました。もちろん無料ですのでご希望の方はお手数でも下記ボタンを押して、メールをご返信いただければ幸いです。ご意見などございましたら、そのメールにお書き下さい。

   メールマガジンの配信を ○希望する ○希望しない


14年6月度産業懇談会(水曜第2G)模様

1. 日 時:6月12日 12時〜14時
2. 場 所:名古屋観光ホテル18階 御獄の間
3. テーマ:「NTT事業の近況」・「川・池・街道から見た名古屋」
4. スピーカー:笹倉信行(西日本電信電話(株) 取締役名古屋支店長)
5. 参加者:谷田世話人他 計22名
6. スピーチ内容

1) NTT事業の近況

今年5月1日にNTTは10万人規模(全国)の構造改革を実施した。一連の改革の背景と概要、名古屋における新しい姿について笹倉氏から説明があった。NTT名古屋支店は社員数を1/3にするとともに、業務のアウトソーシングを拡大した。これに関連して従来有った「NTTテレメイト」を県単位の会社「NTTマーケティングアクト」に、また「ME東海」も同様に県単位の会社「NTTネオメイト」が新たに誕生した。

 サービス面ではブロードバンドサービスを強化する。既に県内全域に拡大したフレッツADSLに加えて、光ケーブルを用いた「Bフレッツ」が今年6月末には名古屋市内の全域で提供される。また既に提供中の豊橋、豊田、岡崎、安城、刈谷市でも6月末にエリア拡大するとともに春日井、半田、日進市等も新たにサービスを開始するとの紹介があった。

2) 川・池・街道から見た名古屋

 笹倉氏は15年前から川や用水の研究を開始、金沢支店長時代の平成7年には金沢の用水研究の成果を「金沢用水散歩」という本にまとめ郷土史研究者からも高く評価される実績を持っている。今回は20年ぶりの名古屋勤務1年間の研究成果の一端をご披露いただいた。笹倉氏の研究スタイルは自転車を駆使しての現地探求が基本。多忙な勤務の合間を縫って休日はもっぱら健康維持を兼ねた「水商売」に打ち込んでいるとのこと。

 参考文献は明治初期の地図が有力とのことで水に関係する地名をたずねての現地調査を積み重ねると街の歴史が浮かび上がると言う。名古屋での手始めは山崎川、水源から河口までの支流を含めすべて踏破したとのこと。

 話は縄文時代の海岸線の解説からスタート。当時の生活の舞台は那古野台地・熱田台地・御器所台地・瑞穂台地が中心。台地の側の山崎・星崎、低地側の泥江等の地名はその名残りとのこと。濃尾平野は沖積が急速に進み弥生時代には海の中だった泥江の中での小高い場所には笹島や亀島等島の名が付いている。

 山崎川の源流は平和公園内の猫ヶ洞。新池や鏡ヶ池、隼人池等からの支流が流れ込み、川の湾曲部に壇渓などの地名を残している。 かつての街道は台地の尾根道であることが多い。古い街道である鎌倉街道や江戸時代における善光寺街道(下街道)や佐屋街道などが地図とともに紹介された。「呼続」は鎌倉街道で船を待っている人を呼び出すことから地名化した。名古屋城下町は南北は本町通を中心に東に6本、西に5本で道幅は3間(本町通は5間)、通りの間隔は1町(60間:約109m)。東西は広小路の北に9本。名古屋の碁盤割では南北の道は「通」、東西の道は「筋」が本来の呼び方とのこと。

 この他にも歴史関連の地名の解説もあり、参加者は自分たちの生活の舞台の中に定着し、毎日何気なく使っている地名の由来の解説を聴き関心したり、納得したり、驚いたりで、質問も相次ぎ大変盛り上がった1時間半でした。もっと詳しく知りたい方は「早桜風土記」【URL:http://www.ntt-west.co.jp/nagoya/sasakura/】(パスワード:yousui)に一度アクセスしてみてください。なお、上記については【予定】7月12日(金)より接続可能となります。 

7. 次回予定

日 時:平成14年7月10日(水)12時〜14時
場 所:名古屋観光ホテル 18階 御嶽の間
スピーカー:国際バトミントン連盟 上級国際審判員 山田順一郎 氏
テーマ:「ジャッジの瞬間―シドニーオリンピックに参加して―」


〔苗字アラカルト〕 No.1

                                         H14.6
                                         片桐 清志

『名古屋』あれこれ

「名古屋」は苗字にも実在るす。しかも名古屋さんはそんなに少なくない。多いほうからの順番で言えばランキング2251番(因みにランキング1000番以内なら市販の印鑑が容易に手に入る)という調査結果がある。「ナゴヤ」と読む苗字の種類は20種ある。地名にもある「那古野」や「名護屋」の他では「奈古屋」や「名小屋」・「名古谷」はあまり珍しくはないが「七五八」も実在するから驚きだ。名古屋市在住の「ナゴヤさんの会」ももしかしたらあるのかもしれない。

ついでに名古屋市内の区名と同じ苗字では、16区中「名東」さんは見当たらないがあとはすべて実在する。しかも字も区名と全く同じ表現で実在している。「昭和」さんや「天白」さんも実在する。もし「名東」さんを発見された方はご一報ください。


新会員自己紹介(平成14年6月入会)

横井 亮一 

昭和33年4月16日生

東海インターネット株式会社
(シーキューブ株式会社の子会社です。) 
取締役社長

弊社は、その名の通り、インターネット接続サービスを中心に事業を行っております。昨年からインターネットの新しいサービスとしてストリーミング配信に力を入れております。平成13年11月には、名古屋市科学館にて催されました「ロボカップジュニア東海大会」の模様を、インターネットライブ中継いたしました。今後は、セミナーや講演会のライブ配信、また、録画をビデオオンデマンドで配信。IR活動、会社紹介、商品紹介、教育関係(社内教育、サテライトキャンパスなど)等に活用していきます。他に活用のアイデアがございましたらアドバイス下さい。

私事
大学を卒業後、富士通に入社し、それ以降、コンピュータと通信、そしてネットワーク漬けの人生を送っています。富士通の頃、今から20年程前 社内用の電子メールシステムを開発しました。現在では、珍しくなくなったメールですが、私が国内で多分最初に実用化したのではと思い込んでいます。通信の仕事に従事すると、24時間気の休まるときがありません。体力と気力勝負の業界です。座り仕事が多いので運動不足が気になります。
とは言うものの趣味は、ウインタースポーツを除くスポーツ全般です。しかし、なかなかやる機会もなく、最近は、もっぱら観戦専門です。

会の中では若手の部類に入るようですので、今後人生、社会の諸先輩から色々教えていただけると楽しみにしております。

E-mail:yoc@tcp.co.jp URL:www.tcp.co.jp


編集後記

 小泉内閣メールマガジン「らいおんはーと」が今月20日に創刊一周年を迎えた。読者数は200万人だそうだ。メールマガジンとしては大変な数である。もとよりこの数と張り合うものではないが、「SUISUI(仮称)」が少しでも同友会に新しい風が起せればと願っている。
ライオンといえば、巷では最近「ライオンは眠れない」という本が話題になっている。昨年11月の初刊以来既に第8刷を越えたという。著者はサミュエル・ライダーというイギリス生まれのフリーター(?)で、ここ数年日本に滞在している。本はもちろん日本語で書かれており、訳者は葉夏生という上海生まれの中国人。内容は中国に伝わる寓話の紹介という設定である。主人公である「鼠」の国のライオン王の改革奮戦記だが、なにやら日本の現在と未来を暗示しているようにも思えた。わずか100ページほどの小冊子なので興味ある方はご一読を。              

末筆ながら、本マガジンの発刊に際し、中部経済同友会の事務局の皆様に多大なご協力を戴きました。この欄をお借りして深く感謝いたします。           (片桐)

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